エックスサーバーにmod_pagespeed設定が導入されたので、高速化を目論んで使ってみたら、モバイル表示の高速化に威力抜群でした。デメリットはわずかしかないので、エックスサーバーユーザーならmod_pagespeed設定をONにすべきだと思います。
mod_pagespeedはキャッシュも利用する高速化ツール
mod_pagespeedは高速化のためにかゆいところまで手が届くシステムです。
レンタルサーバーの速度向上!エックスサーバーのWordPress表示速度高速化!によると、
mod_pagespeedは、Googleにより開発されたWebサイトの表示速度を向上させるための拡張モジュールで、画像・キャッシュ・JS/CSSなどの最適化処理が行われ、サーバーとクライアント間の無駄な通信を削減し、Webサイトの表示速度をより高速化することができます。速度改善だけではなく、転送量も低下させる事ができるようです。
理屈から言っても、天下のGoogle様が開発したツールだということからしても、これはもう使うしかありません。
ただ、キャッシュを利用するツールなので、こわごわ使ってみました。
私が利用しているモバイル向け画像最適化プラグインHammyもキャッシュを利用しているため、何かよからぬことが起きはしないかと胸騒ぎがしたのです。
mod_pagespeedの高速化効果を検証したら、モバイルの高速化効果が高かった
胸騒ぎのためもあり、Hammyとmod_pagespeedの高速化効果を慎重に検証してみました。
当サイト記事「FP2級は独学で合格できる!私の勉強方法と学習時間まとめ|FPウェブシュフ」のPageSpeed Insightsにおけるスコアが、Hammyとmod_pagespeedによってどのように変化したかを調べてみました。
その結果、Hammyほどではありませんが、mod_pagespeedの恩恵はかなり大きなものでした。
特にモバイルのスコア改善効果が大きかったです。
以下検証結果の詳細です。
Hammy停止、mod_pagespeed OFFの場合
モバイルが69とかなり惨惨たるスコアです。
Hammy停止、mod_pagespeed ONの場合
モバイル9ポイント・PC1ポイントの改善。mod_pagespeedの効果は大きいです。
Hammy有効化、mod_pagespeed OFFの場合
モバイルのスコアの改善が劇的です。やっぱHammyスゴイ。
Hammy有効化、mod_pagespeed ONの場合
mod_pagespeedをONにすることで、PCが1ポイントアップ。何故かモバイルはそのまま。
mod_pagespeedのデメリット
mod_pagespeedには高速化効果がある反面、少しばかりデメリットもあります。
- CSSの更新がすぐには反映されなくなる
- 非公開コンテンツが管理者自身にも見えなくなり、404が返って来る
キャッシュを利用する高速化プラグインやツールにありがちな欠点です。
しょっちゅうCSSを弄る場合や、自分のためだけの非公開コンテンツが多い場合は、mod_pagespeed設定はオフの方がいいかもしれません。
mod_pagespeedはONにしといて損は無い
mod_pagespeedは高速化効果がある一方、ほとんどの人にとっては、デメリットは無いも同然。
cssを頻繁に弄る人を除き、エックスサーバーユーザーなら、とりあえずmod_pagespeedはONにしておけばいいのではないでしょうか。