2014年1月試験でファイナンシャルプランニング技能検定2級試験に合格した@web_shufuです。
独学で首尾よく受かっているのでその際の勉強方法をまとめました。
前書き:FP3級を受けずにFP2級最速合格を目指す方へ
FP2級の受験勉強について書く前に少し前置きをさせてください。
当記事はFP3級に合格してからFP2級を目指す方向けに書いています。
FP3級を飛ばしてFP2級を受ける方には専用の別記事を用意していますので、まずはそちらをご覧ください。
では、FP3級に合格してからFP2級を目指す方向けに、私の行った勉強方法について説明いたします。
FP2級の難易度と合格率
勉強方法を考えるなら、試験の難易度を把握しなければなりません。
FP3級は茶番と言われるくらい楽勝でしたのでFP3級の難易度は「とても易しい」としました。
しかし、FP2級はそうは行きません。
計算して数値を答えなければならない問題もたくさん出ますから、 真面目に勉強しないと落ちます。
FP3級の合格率が50%を大きく超えるのに対して、FP2級の合格率は50%割れが当たり前です。
FP2級の難易度は 「やや易しい」 くらいとなり、「とても易しい」FP3級よりは格段に難しいです。難易度の詳細は次の記事をご覧ください。
[img-link url=”https://webshufu.com/pass-score-of-fp2-class-test-pass-rate-difficulty-level/” title=”FP2級試験の合格点、合格率、難易度”]
ちなみに、私のFP2級試験結果ですが‥学科は48/60点、
分野名 | 得点 | 配点 |
---|---|---|
ライフプランニング | 9 | 10 |
リスク管理 | 6 | 10 |
金融資産運用 | 9 | 10 |
タックスプランニング | 8 | 10 |
不動産 | 9 | 10 |
相続・事業承継 | 7 | 10 |
実技は33/50点でした。
設問 | 得点 | 配点 |
---|---|---|
第一問 | 4 | 10 |
第ニ問 | 9 | 10 |
第三問 | 8 | 10 |
第四問 | 8 | 10 |
第五問 | 5 | 10 |
実技は楽勝だと思っていたら、第1問と第5問で計算間違いによる芋づる失点を食らってしまいました。
本当に油断大敵です。
おすすめテキスト本・参考書・問題集
勉強方法で最も大事なことは、出題傾向が反映されやすいテキスト・問題集を選ぶこと。
それなら、FP試験主催者であるきんざい(一般社団法人 金融財政事情研究会)が出版している参考書・問題集を使わなければなりません。
きんざいのテキストにもいくつかありますが、私のおすすめは下記の3冊セットです。
まず、参考書として、最短合格 2級FP技能士1冊。
次に、問題集として「2級FP技能士精選問題集」。「学科編」と「実技編-個人資産相談業務」の2冊ありますので両方揃えます。
学習法
テキスト類を揃えたら、いよいよ学習開始です。
まず参考書である「最短合格・2級FP技能士」を読破し、その後「実技問題集」⇒「学科問題集」の順に問題を一通り解きます。
その後、解けなかった問題をひたすら解き直す無限ループに入ります。
まず「最短合格・2級FP技能士」上下巻を読破
「最短合格・2級FP技能士」は、とにかくどんどん読み進めてください。この段階で、しゃかりきになって暗記に走る必要はありません。ただ、
- チェック問題
- THE 過去問
- 力試し
こういった節目節目で出題されている問題については、色々調べながらでいいので全部解いて下さい。
間違えたら、なぜ間違えたのかきっちり調べてください。
計算問題が解けなかった場合は、一度答えを見てからでもいいので必ず自力で解いて下さい。
そして、正解できるか不安な問題にはチェックを入れておいて下さい。
チェックを入れながらどんどん読み進みます。
問題集は「実技編」から
「最短合格・2級FP技能士」を読破したら「2級FP技能士精選問題集・実技編-個人資産相談業務」に取り掛かりましょう。
計算問題中心の問題演習になります。ここでも、出来なかった計算問題にはチェックを入れて下さい。
チェックを入れた問題は、答えを見てからでもいいので、必ず自力で解いて下さい。
そして、チェックを入れながら、問題をどんどん解いていきます。
実技の次は「学科」
実技が終わったら次は「2級FP技能士精選問題集・学科編」に取り組みます。とにかくどんどん解いていきます。
カンや運に頼らず自信満々で解けた問題もあると思いますが、そうでない問題のほうが多いと思います。
正解できるか不安な問題にはチェックを入れて、どんどん解き進みます。
出来なかった問題をひたすら繰り返す無限ループ
ここまでくると、
- 最短合格・2級FP技能士
- 2級FP技能士精選問題集・実技編
- 2級FP技能士精選問題集・学科編
こういった参考書・問題集に収録されている問題については、全て一度は解いています。そして正解できるか不安な問題にはチェックが入っているはずです。
次はチェックが入った問題限定で再挑戦していきます。
再挑戦で自信を持って解けるようになった問題については「出来なかったチェック」を外します。
そうでなかった場合は「出来なかったチェック」を外さず、どんどん次の問題を解いていきます。
これをひたすら繰り返します。
最後の1週間は過去問を
最後の1週間になったら、本番と同じ時間設定で過去問を解きましょう。
最低でも直近3回分くらいの過去問は解きたいところです。
以下のページに過去問が収録されていますので、ダウンロード⇒プリントアウトするとよいと思います。
[img-link url=”http://www.kinzai.or.jp/ginou/fp/test-fp” title=”試験問題 | 一般社団法人 金融財政事情研究会”]
計算問題は「出来る・分かる」状態でも反復継続練習が必要
実技の点数がよくないですね。これは第一問と第五問の計算問題で思わぬケアレスミスをしたからです。
私の場合、「出来なかったチェック」の入った計算問題が早い段階でなくなったうえ、油断から過去問も全くしなかったので、計算問題が練習不足になってケアレスミスにつながりました。
計算問題は、いくら解き方を理解していても、練習しないとミスが増えます。算数や数学の計算問題と同じです。
計算問題の「出来なかったチェック」が全て外れても、数日に1問くらいの割合で実技問題を解くようにしましょう。
勉強時間の目安
私は、FP3級の合格発表通知が届いてからすぐにFP2級試験の勉強を始めました。
FP2級試験までの間、数日を除いて毎日2時間程度の勉強時間を確保した結果合格しました。
勉強した日数が100日くらいなので総勉強時間は2時間×100で200時間くらいです。
通勤・通学時間などのスキマ時間を有効活用すれば、毎日2時間くらいの勉強時間を確保するのはさほど難しくないはずです。
FP2級受験生の方、頑張ってください。