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弾かないピアノは邪魔。放置すると家賃がどれだけ無駄になるか分かりますか?

2015-11-05_1725_1024px-CZ_Pianoもう誰も弾かないピアノを部屋の中に放置すると、ピアノが邪魔して使えないスペースが出来ます。ここにも毎月家賃がかかります。

その家賃の無駄遣い金額がいくらなのか計算したところ、5年間で数万円から十数万円にも達する事がわかりました。

まずは「ピアノが邪魔になって使えないスペース」が何㎡あるかを求める

ピアノが邪魔して使えないスペースの面積を占有面積と呼ぶ事にします。

占有面積はピアノの間口と奥行きをかけて求めることができます。

上記記事に基づいて、アップライトピアノの間口を約1.52メートル、奥行き約0.64メートルと考えると、アップライトピアノの占有面積は約1㎡となります。

グランドピアノの間口を約1.52メートル、奥行き1.8メートル前後だとすると、グランドピアノの占有面積は約2.7㎡となります。

次に1㎡あたりの家賃を求めた

次に、占有面積1㎡あたりの家賃を計算してみましょう。

我が家は占有面積約55㎡で家賃が60,000円なので、1㎡あたりの家賃は60,000÷55=1,090円/㎡です。

ちなみに、我が家は三重県伊賀市というど田舎にあるので、都会なら1㎡あたりの家賃はもっと高くなります。

最後に「ピアノが邪魔になって使えないスペース」に対応する家賃の金額を求めた

アップライトピアノの占有面積は約1㎡でしたから、これに対する家賃は1,090円/㎡×1㎡=1,090円です。

グランドピアノの占有面積は約2.7㎡でしたから、これに対する家賃は1,090円/㎡×2.7㎡=2,943円です。

我が家に不要なピアノを放置し続けた場合に、ピアノが潰してしまって使えないスペースのために支払う事になる家賃の総額を計算して表にしてみました。

放置年数 1年(円) 5年(円)
アップライト 13,080 65,400
グランド 35,316 176,580

これらは、あくまで、ど田舎にある我が家の話です。都会では、弾かないピアノを放置することによる家賃の無駄は、もっと多額になります。

弾かないピアノは早めに売って処分するのがいいです。

弾かないピアノを放置すると荷重で家が傷む

ピアノはスペースを取るだけではなく床に負担をかけます。

上記ページによると

ピアノの重さは、アップライトピアノで194kg(b113)~278kg(YUS5DKV)。体重80kgの成人男子約3人ぶんの重さです。グランドピアノは261kg(GB1K)~415kg(C7X)

一方、

によると、

住宅の床は通常、1㎡当たり180kgの重量(=積載荷重)に耐えるように設計されている。日本人の平均体重は成人男子で60kg台、女子で50kg台なので、男子なら3人で床が抜けてアウトになり、女子なら3人でもなんとかセーフという計算になる。

アップライトピアノの占有面積は1㎡で、重量194kg~ですから、一般住宅の床にアップライトピアノを置くと床抜けするということです。

ですから、インシュレーター(ピアノ用脚受け皿)や補強ボードなどで、可能な限り荷重を緩和するものです。

しかし、それでも、放置したピアノによって床がダメージを受けるのは分かりますよね。ピアノなしで生活する場合に比べて床の負担は相当大きいです。

毎月の家賃に直接反映されるわけではありませんが、いずれ修繕費が発生します。

放置ピアノはスペースを無駄にするだけではなく、床を傷めることでも住居にかかる費用を増大させます。

弾かないピアノはやはり売って処分するに限りますね。



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