入院確率を年代別に求めてみた

更新

医療保険が不要であることを証明する連載 第30回です。

前回は、平均入院日数の減少傾向が明らかだった ことについてでした。

今回は、入院確率を年代別に求めます。


上の図は、生命保険文化センターによる平成28年度「生活保障に関する調査」から入院確率に関するデータを抜き出したものです。

医療保険が必要かどうかを判断する際、入院確率はとても重要な判断材料となりますので、世代別の入院確率を試算してみました。

この先の人生で入院する確率・長期入院する確率の試算結果

まずは試算結果からご覧ください。試算方法はこの記事の末尾で書きます。

20代

20歳・25歳からある年齢に達するまでに1回以上入院する確率

~歳まで 20歳から 25歳から
25歳まで 7.30% —–
30歳まで 14.07% 7.30%
35歳まで 22.83% 16.76%
40歳まで 30.70% 25.25%
45歳まで 39.02% 34.22%
50歳まで 46.34% 42.11%
55歳まで 55.14% 51.60%
60歳まで 62.49% 59.54%
65歳まで 70.78% 68.48%
70歳まで 77.24% 75.45%
75歳まで 82.27% 80.87%
80歳まで 86.19% 85.10%
85歳まで 89.24% 88.39%
90歳まで 91.62% 90.96%
95歳まで 93.47% 92.96%
100歳まで 94.91% 94.51%

20歳・25歳からある年齢までに、61日以上の長期入院を1回以上経験する確率。

~歳まで 20歳から 25歳から
25歳まで 0.00%
30歳まで 0.00% 0.00%
35歳まで 0.58% 0.58%
40歳まで 1.15% 1.15%
45歳まで 1.49% 1.49%
50歳まで 1.82% 1.82%
55歳まで 2.94% 2.94%
60歳まで 4.05% 4.05%
65歳まで 5.65% 5.65%
70歳まで 7.22% 7.22%
75歳まで 8.76% 8.76%
80歳まで 10.28% 10.28%
85歳まで 11.77% 11.77%
90歳まで 13.24% 13.24%
95歳まで 14.69% 14.69%
100歳まで 16.11% 16.11%

30代

30歳・35歳からある年齢に達するまでに入院を1回以上経験する確率。

~歳まで 30歳から 35歳から
35歳まで 10.20% ——-
40歳まで 19.36% 10.20%
45歳まで 29.04% 20.98%
50歳まで 37.55% 30.46%
55歳まで 47.79% 41.86%
60歳まで 56.36% 51.40%
65歳まで 66.00% 62.14%
70歳まで 73.51% 70.51%
75歳まで 79.37% 77.02%
80歳まで 83.93% 82.10%
85歳まで 87.48% 86.06%
90歳まで 90.25% 89.14%
95歳まで 92.40% 91.54%
100歳まで 94.08% 93.41%

30歳・35歳からある年齢に達するまでに61日以上の長期入院を1回以上経験する確率。

~歳まで 30歳から 35歳から
35歳まで 0.58% ——-
40歳まで 1.15% 0.58%
45歳まで 1.49% 0.92%
50歳まで 1.82% 1.25%
55歳まで 2.94% 2.38%
60歳まで 4.05% 3.50%
65歳まで 5.65% 5.10%
70歳まで 7.22% 6.68%
75歳まで 8.76% 8.23%
80歳まで 10.28% 9.76%
85歳まで 11.77% 11.26%
90歳まで 13.24% 12.74%
95歳まで 14.69% 14.19%
100歳まで 16.11% 15.62%

40代

40歳・45歳からある年齢に達するまでに入院を1回以上経験する確率。

~歳まで 40歳から 45歳から
45歳まで 12.00% ——-
50歳まで 22.56% 12.00%
55歳まで 35.26% 26.43%
60歳まで 45.88% 38.50%
65歳まで 57.84% 52.09%
70歳まで 67.16% 62.68%
75歳まで 74.41% 70.93%
80歳まで 80.07% 77.35%
85歳まで 84.47% 82.36%
90歳まで 87.91% 86.26%
95歳まで 90.58% 89.29%
100歳まで 92.66% 91.66%

40歳・45歳からある年齢に達するまでに61日以上の長期入院を1回以上経験する確率。

~歳まで 40歳から 45歳から
45歳まで 0.34% ——-
50歳まで 0.68% 0.34%
55歳まで 1.82% 1.48%
60歳まで 2.94% 2.60%
65歳まで 4.55% 4.22%
70歳まで 6.14% 5.82%
75歳まで 7.70% 7.39%
80歳まで 9.24% 8.93%
85歳まで 10.75% 10.44%
90歳まで 12.24% 11.93%
95歳まで 13.70% 13.40%
100歳まで 15.13% 14.84%

50代

50歳・55歳からある年齢に達するまでに入院を1回以上経験する確率。

~歳まで 50歳から 55歳から
55歳まで 16.40% ——-
60歳まで 30.11% 16.40%
65歳まで 45.56% 34.88%
70歳まで 57.59% 49.27%
75歳まで 66.96% 60.48%
80歳まで 74.26% 69.21%
85歳まで 79.95% 76.02%
90歳まで 84.38% 81.32%
95歳まで 87.83% 85.45%
100歳まで 90.52% 88.66%

50歳・55歳からある年齢に達するまでに61日以上の長期入院を1回以上経験する確率。

~歳まで 50歳から 55歳から
55歳まで 1.14% ——-
60歳まで 2.27% 1.14%
65歳まで 3.90% 2.79%
70歳まで 5.50% 4.40%
75歳まで 7.07% 6.00%
80歳まで 8.61% 7.56%
85歳まで 10.14% 9.10%
90歳まで 11.63% 10.61%
95歳まで 13.10% 12.10%
100歳まで 14.55% 13.56%

60代

60歳・65歳からある年齢に達するまでに入院を1回以上経験する確率。

~歳まで 60歳から 65歳から
65歳まで 22.10% ——-
70歳まで 39.32% 22.10%
75歳まで 52.73% 39.32%
80歳まで 63.17% 52.73%
85歳まで 71.31% 63.17%
90歳まで 77.65% 71.31%
95歳まで 82.59% 77.65%
100歳まで 86.44% 82.59%

60歳・65歳からある年齢に達するまでに61日以上の長期入院を1回以上経験する確率。

~歳まで 60歳から 65歳から
65歳まで 1.66% ——-
70歳まで 3.30% 1.66%
75歳まで 4.91% 3.30%
80歳まで 6.49% 4.91%
85歳まで 8.05% 6.49%
90歳まで 9.58% 8.05%
95歳まで 11.08% 9.58%
100歳まで 12.56% 11.08%

医療保険を検討するなら、入院確率と入院損害の試算は必須

医療保険は入院に対するリスクマネジメントとして加入するものです。

医療保険の要不要を判断するのに、入院確率と入院による損害金額を把握することは不可欠です。

2016-10-03_risk-management5

入院リスクが左上のマス(発生確率は小さいが発生時の損害が大きなリスク)に位置するようなら、リスク時の資金手当てとして医療保険も選択肢の一つとなります。

2016-10-03_risk-management2

公的扶助も利用できず、親族や勤務先からの援助や貸付も期待できないようなら、医療保険を検討するのは悪くはないでしょう。

長期入院には保険で備えたいところですが、良い保険はありません。

長期入院の確率は小さいですが、もしそうなれば、入院が延びるほどダメージが大きくなります。

うちは3か月くらいは大丈夫
うちは120日くらいは大丈夫
ウェブシュフ妻
うちは3年くらいは大丈夫

「まだ大丈夫」だという許容範囲は人それぞれですが、許容範囲を超える長期入院には、保険で備えるのも選択肢の一つです。

しかし、日本には長期入院に備えることが出来るような保険はありません。。。

長期入院に備えるなら、まずは貯蓄です。

足りない部分は親族からの援助・借入、勤務先からの借入などに頼るしかありません。

補足:入院確率の計算過程について

入院する確率の求め方

平成28年度「生活保障に関する調査」のデータのうち、「過去5年間の入院経験の有無」を利用します。

「過去5年間の入院経験の有無」

「過去5年間の入院経験の有無」をもとに、20歳以上の5の倍数となる年齢において、5年後までに一度も入院しない確率を次の通りであると仮定します。

~歳から 5年後まで
20歳から 92.70%
25歳から 92.70%
30歳から 89.80%
35歳から 89.80%
40歳から 88.00%
45歳から 88.00%
50歳から 83.60%
55歳から 83.60%
60歳から 77.90%
65歳から 77.90%
70歳から 77.90%
75歳から 77.90%
80歳から 77.90%
85歳から 77.90%
90歳から 77.90%
95歳から 77.90%

これをもとに「20歳以上の5の倍数となる年齢からある年齢に達するまでに一度も入院しない確率」を求め、それを1から差し引くことで「20歳以上の5の倍数となる年齢からある年齢に達するまでに入院を1回以上経験する確率」を求めました。

長期入院をする確率の求め方

平成28年度「生活保障に関する調査」のデータのうち、「過去5年間の入院経験の有無」と「直近の入院時の入院日数」を利用します。

「過去5年間の入院経験の有無」

「直近の入院時の入院日数」

これら2つのデータから、過去5年間に61日以上の長期入院経験のある人・ない人の割合は以下の通りとなります。

年代 長期入院あり 長期入院なし
20代 0.00% 100.00%
30代 0.58% 99.42%
40代 0.34% 99.66%
50代 1.14% 98.86%
60代 1.66% 98.34%

コレを基に、20歳以上の5の倍数となる年齢において、5年後までに61日以上の長期入院を一度もしない確率を次の通りであると仮定します。

~歳から 5年後まで
20歳から 100.00%
25歳から 100.00%
30歳から 99.42%
35歳から 99.42%
40歳から 99.66%
45歳から 99.66%
50歳から 98.86%
55歳から 98.86%
60歳から 98.34%
65歳から 98.34%
70歳から 98.34%
75歳から 98.34%
80歳から 98.34%
85歳から 98.34%
90歳から 98.34%
95歳から 98.34%

これをもとに「20歳以上の5の倍数となる年齢からある年齢に達するまでに61日以上の長期入院を一度もしない確率」を求め、それを1から差し引くことで「20歳以上の5の倍数となる年齢からある年齢に達するまでに61日以上の長期入院を1回以上経験する確率」を求めました。


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