連載:医療保険って不要?

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このサイトで医療保険と言う場合、 特に説明がない限りは、入院保障と手術保障のみからなるシンプルな保険商品(民間医療保険)を指すこととします。

医療保険は、加入しなければならないものではありません。その意味では、医療保険は必要ではなく、不要と言えます。

安易に医療保険に加入して、キャッシュフローの期待値を悪化させるべきではありません。

もちろん、加入する必要のない医療保険にあえて加入するのも選択肢の一つですが、安易に加入するのはダメです。

医療保険に関して何らかの決断をするなら、病気やケガが家計にもたらすダメージの金額を測定しなければなりません。

それには、健康保険や国民健康保険などの公的医療保険についてよく知ることが大事です。

そこで、連載第2回以降は、公的医療保険について詳細に説明します。

公的医療保険と民間医療保険

医療保険には、公的医療保険と民間医療保険があります。

公的医療保険には多くの種類があり、種類ごとに保障内容の手厚さが大きく違います。

自分が加入する公的医療保険をしっかり確認してください。

公的医療保険の保障内容

医療保険に入るなら、公的医療保険の保障内容では足りないところを医療保険で補う形で利用するのがいいでしょう。

公的医療保険の主要な保障内容は以下の通りです。

公的医療保険の保障が及ばない範囲についても抑えておきましょう。以下で説明します。

差額ベッドや先進医療などは、公的医療保険の保障対象外

公的医療保険は、科学的に治療効果と安全性が確認された医療にしか、お金を出してくれません。

差額ベッドは、治療効果や安全性とは関係ないので、公的医療保険の給付対象となりません。

先進医療や患者申出療養は、治療効果と安全性を確認するテストを行っている真っ最中である医療です。したがって公的医療保険の給付対象とはなりません。

差額ベッドや先進医療・患者申出療養など、公的医療保険の給付対象とならない医療は、選択肢の一つではありますが、利用する必要があるとは言えません。

したがって、 公的医療保険の給付対象とならない医療に備えるための保険も、必要とは言えません。

もちろん、 保険外診療( 公的医療保険の給付対象とならない医療)に備えて保険に入るという選択肢は否定しませんが。

公的医療保険の保障内容を考慮して、入院による家計へのダメージを見積もる

公的医療保険の保障内容を把握したら、入院した場合の家計シミュレーションを行い、入院による家計へのダメージを計算します。

ダメージを見積もると、医療保険がどうしても必要という状況は見当たらない事が分かります

上記の計算方法で、様々なケース別に入院による家計へのダメージ金額を計算すると、医療保険が必要という状況が見当たらない事が分かります。

老後も、医療保険が必要だとは言えない

入院による家計へのダメージをシミュレーションすると、老後においても医療保険が必要だという状況は見当たらないことが分かります。

老後の医療費は貯蓄で調達することを目指すべきです。

参考:入院に関するデータ

医療保険について考えるなら、入院する確率や入院日数について、知っておいたほうがいいです。

医療保険は、いざというときに役立たない

これまで再三書いた通り、医療保険は、必要なものだとは言えません。

その上、医療保険に加入しても、いざというときに頼りになりません。

それでも医療保険に加入したいですか?

私は、ごく一部を除いて、医療保険には加入していません。

医療保険は必要と言うには程遠いものです。

その上、医療保険に加入すると、家計のキャッシュフローの期待値を下げます。

さらに、いざというときに医療保険は役立ちません。

ですから、私は医療保険にほとんど加入していません。

私が加入する医療保険は、海外旅行保険のみです。

海外旅行中に医療を受けると、日本では考えられないほど費用が莫大になり、一生かかっても支払えないケースすらありえます。

そこで、 海外旅行に行くときだけ海外でかかる医療費を補償する海外旅行保険に入ります。

以前は、先進医療特約目的で医療保険に加入していたこともありましたが、今はもう加入していません。

あなたはそれでも医療保険に加入しますか?

医療保険は必要不可欠なものではありません。

その上、医療保険への加入は、将来における家計のキャッシュフローの期待値を下げてしまいます。

医療保険に加入する価値はあるのでしょうか?