引越しで雨が降ると最悪です。荷物が濡れるので新居も濡れてしまいます。運搬作業中の事故も起きやすくなります。
なるべく雨天の引越しは避けたいですが、引越し当日に雨が降っても決行するしかありません。雨が降る前提で準備しておきましょう。
何故引越しは雨天中止が出来ないのか
雨が降っても引越しが延期できないのは、キャンセル料が発生したり、日程変更している余裕がなかったりするからです。
業者と契約している場合、当日や前日に自分から中止を申し出るとキャンセル料発生
「引越しの日に雨が降りそうだから1日延期したい」等と思ってしまうのは引越しの前日や当日です。
ところが、業者との引越し運送契約を解約する場合、引越し予定日当日なら代金の2割、前日なら代金の1割のキャンセル料が発生します。
雨天でも引越しは決行するしかありません。業者は余程のことがない限り引越しを契約どおり行います。
では、余程のこととは何かというと、台風接近等であまりに酷い暴風雨が予想される場合などです。
この場合に業者からの引越し延期提案に乗ってあげると、引越し代金が3割~5割もお得になります。
引越し作業員時代には何度もそのような状況を経験しました。
雨だからといって引越し日をずらす余裕は無い
先ほどはキャンセル料が発生するから、雨天でも引越しを延期できないという話をしました。
しかし実際のところは、キャンセル料に関わらず引越しの日程を動かすわけにはいかないことが多いです。
進学・就職時の引越しの場合、引越しが予定通り終わらないと他の全ての予定が狂います。
これは業者に引越し作業を依頼しようが自分で引越そうが同じことです。
雨の引越しに備えた対策
引越しの雨天延期が出来ないならば、雨が降っても困らないように事前に周到に準備する必要があります。
しかし、どんなに準備しても、雨の日は破損事故の確率が大幅に上がります。
自力での引越しは勧めませんが、どうしても自分で引っ越すのなら、この点について細心の注意が必要です。
段ボールが濡れる前提で梱包する
雨天時の引越しではどうしても段ボール箱が濡れてしまいます。
以下の図のように、箱の内側にビニール袋をセットしてから箱詰めするようにします。
箱詰めが終わったらビニール袋の口を閉じて蓋を閉めます。
しかし、内容物がビニール袋に入っているからといって、段ボール箱を濡らして良いというわけではありません。
段ボール箱が濡れると、強度が下がって底が抜けやすくなり、破損事故につながります。
業者に引越し作業を依頼していれば、事故が起こっても金銭補償が受けられますが、自分で引越をしているとそんなものは受けられません。⇒業者を使うのは保険の意味合いがある
自力引越しで雨に降られたら大変です。
電化製品や大きな家具の梱包・運搬が大変
PCなどの精密機器に限らず、冷蔵庫や洗濯機などの一般家電でも、内部に水滴が侵入すると故障しやすくなります。
家具の内部に水滴が侵入するとカビの元になります。
水滴が外部にとどまる程度であったとしても、大きな家具や家電が濡れると運搬時に滑りやすくなります。
荷物だけでなく地面も滑りやすいので、雨の日は事故の確率が急激に上がります。
ですから、プロの引越し業者さんは、雨の日用の梱包・運搬グッズを用意したうえ、晴天時とは違ったマニュアルに沿って引越し作業を行います。
以下は引越し業者ムービングエスが雨天時の引越しの流れを説明したページです。
[img-link url=”http://www.moving-s.com/glossary/jorder/a/rainy_day.php” title=”雨の日の引越し方法。引越しのムービングエス!”]
どうですか。雨をかなり警戒していることがわかりますよね。
このようにプロでも雨が降ったら特別な対策をするのです。
プロではない方が自分で引越をする場合にはこれ以上の備えが必要なはずです。
でも実際はどうでしょうか。
雨に備えるにも特別な資材が必要です。なかなか難しいのではないでしょうか。
家電や家具など、段ボールに入らない大きな荷物があるなら、業者を使わずに自分で引越すと雨天時の事故リスクが急上昇します。
当日の搬出・搬入は床が濡れることを覚悟
雨天時の引越しでは、旧居からの搬出、新居への搬入とも、床が濡れてしまうことは覚悟してください。
引越し業者に作業を依頼すると、可能な限り床が濡れないように養生してくれますが、それでも少しは濡れます。
自分で引越す場合はもっと酷く濡れます。
また荷物自体はどうしたって濡れてしまいます。
濡れた荷物を畳敷きの和室に運ぶと大変なことになります。
雨の日の引越では、たとえ和室に置く予定の荷物でも、一旦別の場所に仮置きした方が良いです。
荷物が乾いてから改めて和室に運び入れましょう。
どうしても雨天による延期をしたいなら裏技が有ります
ここまで説明した通り、雨天の引越しはデメリットだらけですが、だからといって引越し日をずらすのは難しいです。
雨が降っても問題ないように準備するしかありません。
ですが、業者に引越し作業を依頼している場合、裏技があります。
引越し予定日の2日前の時点で、引越し当日に雨が降りそうな情勢なら、キャンセルすることです。
引越し二日前以前のキャンセルにはキャンセル料が発生しない
既に言いましたが、引越しのキャンセル料は、前日10%当日20%です。
引越し2日前まではキャンセル料は無料です。
使用した梱包資材については代金を払う必要がある
しかし「2日以上前のキャンセルなら全くお金を払わなくて良い」というわけではありません。
例えば、既に梱包に使ったダンボールは買取を求められます。
お客さんに対して段ボールを無料配布する業者は多いですが、キャンセルした途端にお客さんではなくなるので段ボールは有料になります。
使わなかった段ボールは返せば済みますが、既に梱包に使った分は買取を求められます。
それ以外の梱包資材も使った分は買取を求められます。
雨天による日程変更はおすすめできない
どうしても雨天の引越しが嫌ならキャンセルは出来ます。でもお勧めはできません。
おそらく、キャンセルしたら、その翌日などに延期をお願いすることになります。
でも業者はこれを受けないことが多いです。私がアルバイトをしていた業者もそうでした。
業者からすればキャンセルは大損です。引越しに合わせてすでにトラックや作業員を手配していますから、コストがかかっているんですよ。
雨が降ったらキャンセルしそうなお客さんなんてお断りです。
だから、予定日2~3日前に「雨降りそうだから引越しを延期して!」なんて言っても業者から断られます(キャンセル自体は渋々受けてくれますけどね)。
そうなると別の業者を探さないといけませんが、時間が少なすぎます。
まとめ
雨天の引越しは嫌なものですが甘んじて受け入れたほうが得策です。
引越し自体を後日に延期するとデメリットが大き過ぎます。
とはいえ雨の日の引越しは普通の方にとってはあまりに大変。
大きな荷物があるなら、引越しは最初から業者に任せたほうが結局安くなります。