HCDコンサルティング(旧・中川勉社会保険労務士事務所FPウェブシュフ)のブログ

FP3級試験に独学合格した勉強方法まとめ

2013-10-24_1832

FP3級は家計管理に役立つし、簡単に取れるおすすめの資格です。

勉強方法など調べなくても、みんなが使っている問題集などを一通りやるだけで合格できます。

一応参考までに私の勉強方法を紹介します。

FP3級の難易度

勉強を始める前に難易度を把握しなければなりませんが、FP3級は楽勝な試験です。

[img-link url=”https://webshufu.com/pass-score-of-fp3-class-test-pass-rate-difficulty-level/” title=”FP3級試験の合格点、合格率、難易度”]

詳細は上記記事に書きましたが、FP3級試験では、3択問題と2択問題しか出題されません。

満点の60%以上の得点をとれば合格です。

実技試験で保険顧客相談業務(黄色の線)を選ばない限り、合格率が50%を割ることは殆どありません。

FP3級を「きんざい」で受験した場合の合格率
FP3級をFP協会で受験した場合の合格率

FP3級はほんとに簡単です。普通の大人が2ヶ月真面目に勉強したら、落ちるなんて考えられません。

ちなみに私のFP3級試験結果は、学科は52/60点。

分野名得点配点
ライフプランニング910
リスク管理1010
金融資産運用910
タックスプランニング710
不動産810
相続・事業承継910

実技は47/50点。

設問得点配点
第一問1010
第ニ問1010
第三問1010
第四問710
第五問1010

何の手応えもなく楽勝でした。

以下、この結果に至るまでに気をつけたことをまとめていきます。

実技試験は「個人資産相談業務」を選ぶ

FP3級試験は学科と実技の両方に受からなければいけません。学科試験は全受験生が共通の問題を受けますが、実技試験には選択の余地があります。

選択にはちょっと悩むところです。

試験機関科目特色
共通学科全員共通
きんざい実技-個人資産相談業務合格率50%超
試験機関発行のテキスト有り
きんざい実技-保険顧客相談業務合格率が50%割れがしばしば
FP協会実技-資産設計提案業務合格率最高。
試験機関発行のテキスト無し

しかし、きんざいの保険顧客相談業務は合格率が低いです。

FP協会の「資産設計提案業務 」は試験機関が発行するテキストがありません。

というわけで、試験は必ずきんざいで受けて実技は個人資産相談業務を選ぶべきです。

おすすめテキスト本・参考書・問題集

FP3級は簡単な試験ですが、効率よく合格しようと思ったら教材本選びは大切です。

試験実施機関「きんざい」発行のものを選ぶ

FP試験実施機関の1つであるきんざい(一般社団法人 金融財政事情研究会)が出版しているテキスト・参考書・問題集を使うのが王道です。

テキストは最短合格3級FP技能士がおすすめです。

問題集は「3級FP技能士精選問題解説集」がおすすめです。

精選問題解説集は、「学科」と「実技・個人資産相談業務」の2冊用意するのがおススメです。

学習方法および勉強時間の目安

ここから、私が行った独学合格勉強法を紹介します。

きわめてオーソドックスな方法でつまらないかもしれませんが、概ね合格者はこんな感じでやっているはずです。

まず「最短合格3級FP技能士」を一通り読む

まず「最短合格3級FP技能士」を一通り読みます。

ここで気をつけることは、「全て理解しよう」とか「全て憶えよう」などと余計なプレッシャーを自分にかけないことです。

ただ一通り読むだけでいいんです。 読んだところは振り返る必要はありません。

この段階では「最短合格3級FP技能士」のどこにどんなことが書いてあるかをなんとなくつかめればそれでOK。

後々、「3級FP技能士精選問題解説集」でわからない問題があったときに、調べものがスムーズに出来るようにするのが目的です。

おぼえられなくても、理解できなくても、とにかく本の記述の全てに目を通せればそれでいいです

問題集をひたすら繰り返す

「最短合格3級FP技能士」を一通り読み終わったら、「3級FP技能士精選問題解説集」の学科編・実技編をどんどん解きます。

以下のプロセスを繰り返して、解けない問題をどんどん減らしていきます。

  1. どんどん解いて全問題を「自信満々で正解できたもの」と「正解できるか不安なもの」に分けます。
  2. 「正解できるか不安なもの」に分類された問題は、何故その正解になるのかを理解できるまで、「 最短合格3級FP技能士 」で調べる。
  3. 今度は「正解できるか不安なもの」に分類されている問題のみを全問題解き直し、再び、「自信満々で正解できたもの」と「正解できるか不安なもの」に分類します。
  4. 再度「正解できるか不安なもの」に分類された問題は、再び「
    最短合格3級FP技能士 」 で調べて、何故その正解になるのかを理解する。
  5. 3⇒4 をひたすら繰り返す。「自信満々で正解できたもの」が7割程度になったらほぼ合格間違いなし。ただし、FP3級の次に2級も取るつもりの方は、満点目指してひたすら頑張るべし

余裕があるなら過去問や予想問題も

本来は過去問もやるべきでしょうけど、私はやりませんでした。

FP3級はとても簡単な試験なのでそれで十分な得点が取れました。

しかし、余裕があるなら過去問をやっておくに越したことはありません。

[img-link url=”http://www.kinzai.or.jp/ginou/fp/test-fp” title=”試験問題 | 一般社団法人 金融財政事情研究会”]

市販の予想問題をやるのも良いかも知れません。

FP3級合格への必要勉強時間‥30時間もあれば十分

「最短合格3級FP技能士」は約230ページ。5時間ほどあれば一通り読めるでしょう。

「3級FP技能士(学科)精選問題解説集」は約240ページ。一通り解くだけなら3時間あれば終わります。

「3級FP技能士(実技・個人資産相談業務)精選問題解説集」は約240ページ。解くだけなら3時間です。

問題集については、解くだけではなく、「正解できるか不安なもの」に分類された問題について理解するための調べものの時間が必要です。

私の場合は、問題集の反復学習に20時間ほどかけたら、「自信満々で正解できたもの」が8割以上になり、試験当日を迎えることになりました。

結局合計で30時間ほどの勉強時間があれば、合格ラインをはるかに上回る点数が取れることになります。

念のため、過去問や予想問題にも取り組む場合でも、勉強時間は100時間もあればお釣りが来るはずです。

隙間時間を有効に使うだけで合格できます。FP3級受験生の方、頑張ってください!!

FP2級を最速で取得したいなら3級を飛ばす。

頑張れ!!と言った後にこんなことを書くのもなんですが‥

FP2級を最速で取得したい方は、3級を受けずに、いきなりFP2級から受けるべきです。

この方法ならFP2級の受験資格が1か月で手に入ります。

FP2級資格取得にタイムリミットがある場合は、FP3級は飛ばすべきです。


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

 最終更新日:

タグ: