家事ハラスメント~家事の品質の違いは価値観の違い、「夫が家事を“手伝う”」程度でも問題ない

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今は臨時的に専業主夫から足を洗っております。@web_shufuです。家事ハラスメントに関して色々盛り上がっていますが、何か価値観の押し付けがひどいですね。思ったことを色々書いてみます。

火元になった記事はこちらで間違いないと思います。

家事に求める品質は個人の価値観(好み)次第

家事ハラスメントの元になる家事として「食器洗い」が上げられています。twitterを見ると、夫が皿洗いをしたときの油汚れの落ち具合に対する妻たちの不満が散見されました。

皿洗いは必ず食器をじかに手に持って行います。もし、見過ごせないほどに食器が脂ぎっているなら必ず気付きます。気になるほどの油汚れを放置したまま皿洗いをやめることなど、ほぼ無いでしょう。

夫の皿洗いの後に妻にとって見過ごせないほどの油汚れが食器に残留していたとすれば、それは、妻にとって見過ごせないほどの油汚れでも夫は気にならないからです。

つまり、夫と妻で皿洗いの品質に求める価値観が違うだけのことです。どちらかが正義でどちらかが間違っているという話では決してありません。

対等だということを念頭に置いた言葉が必要

そのような場合に、

  • 「やり方が違う」(42.6%)
  • 「やり方が雑、ちゃんとしていない」(39.8%)
  • 「やり方が下手」(26.3%)

などと、妻が正しく夫が間違っているかのような、あるいは、妻が上司で夫が部下であるかのような、そういう対応を妻が取るのは問題です。自己の価値観を相手に押し付けているだけです。

ある社労士さんは

家事の技術が高い側(多くは妻)が、家事に慣れていない側(多くは夫)に対して、「ダメ出し」をするのは、上司や先輩が、部下や後輩に行う指導に似た行為だと言えるでしょう。

と言っていますが、家事を運転や学歴に言い換え、妻と夫を入れ替えると、

運転技術が高い夫が、運転技術が低い妻に対して、「ダメ出し」をするのは、上司や先輩が、部下や後輩に行う指導に似た行為だと言えるでしょう。

学歴が高い夫が、学歴が低い妻に対して、子供に対する学習指導の「ダメ出し」をするのは、上司や先輩が、部下や後輩に行う指導に似た行為だと言えるでしょう。

こうなるわけですが、全くいいことが起きなさそうなんですよね。

技術があろうとなかろうと、夫婦は対等なのですから、何か要望をするときは対等の立場であることは念頭においてやるべきですよね。

パートナーがやってくれた家事の品質に注文をつけるときは、それがあくまでも好みの問題であることを十分意識して、お願い口調で伝えるといいと思います。

価値観(好み)の問題に白黒つけようとして失敗した話

ウチの場合皿洗いでは問題は起こっていませんが、洗濯では問題が起きました。

争点 私の考え 妻の考え
手洗い 手洗い無用な服を着て! あの服とこの服は手洗いして!
ネット ネット無用な服を着て! あの服とこの服はネットに入れてから洗濯して!
たたみ方 下着以外は畳まずハンガーにかけて!古い服はどんどん捨てて! ハンガーは場所をとるからなるべく畳んで収納したい。

結局好みの問題だということに2人とも納得し、妻の服についてのみ手洗い・ネット・たたみを妻が担当しています。

個々の家事の分担については、要求水準が高いほうが担当すればいいと思います。

「夫が家事を“手伝う”」に対するバッシングは価値観の押し付け

乙武さんがこんなツイートをしていました。

また、ある社労士さんも、こんなことを言っていました。

家事というのは、共働き家庭では、夫・妻双方が担っていかなければならない「仕事」です。

乙武氏や社労士さんの物言いは自己の価値観の押し付けでしかありません。

共働きであっても、家事の担当が専ら妻または専ら夫となるべきケースはいくらでもあります。

共働きでも妻が専ら家事を担うのが合理的なケースがある

ウチの妹夫婦の場合、妹は地元でフルタイム勤務ながら残業ほぼなし、妹の夫は自宅から約2時間かかる場所まで通勤したうえ残業ありまくり、という状態なので妹がもっぱら家事を担当するしかありません。

ウチの妹夫婦のように、夫婦ともフルタイム勤務の共稼ぎ世帯であっても、夫は長距離通勤・残業山盛り、妻は超近距離通勤・残業ほぼゼロという夫婦は首都圏その他大都市圏中心に結構いるのではないでしょうか

とすれば、家事の担当が妻で「夫が家事を“手伝う”」程度というのは、むしろ合理的だと思うのですが何処がいけないのでしょうか。

もちろん夫が専ら家事を担うのが合理的なケースもある

例えば、ウチの妻は超絶ブラックな中学教師で朝7時台に家を出て夜9時以降にやっと帰宅するような毎日を送っています。家にいる時間は10時間程度。

それに対して私は現在在宅勤務で雇われ仕事(約2ヶ月の短期雇用ですが一応フルタイム)をしています。勤務日に拘束されている時間は9時から17時。

ウチの場合は主として私が家事を担当するしか選択の余地がありません。(既述のように妻は洗濯関連の一部を手伝ってくれています。)

旭化成ホームズが叩かれ過ぎて引いてます

ところで、家事ハラ騒動を起こした旭化成ホームズは、上記社労士さんのブログでぶった切られています。

ハラスメントへの無理解、子育て中の働く妻への攻撃、どちらも、住宅メーカーとしてはあってはならないことです。強い怒りを感じます。

ハラスメントは「嫌がらせ」ですから、家事ハラスメントが家事に関連して嫌な思いをした事を指している限り、別に無理解とも思えません。

旭化成ホームズは子育て中の働く妻を特別非難するようなことはしておらず、むしろある種のTIPSを提供しています。

それなのに「住宅メーカーとしてはあってはならない」などと言われていて、旭化成ホームズかわいそうだと思いました。「住宅メーカーとしてはあってはならない」は飛躍しすぎでしょ。

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