引越しの見積もりは必ず訪問見積もりでとは言うものの、訪問見積もりには1回当たり1時間程度の時間がかかります。業者を同時に全員集合させれば訪問見積もりを短時間で終わらせることが出来ますが、複数業者の訪問がかぶらないようにした方が無難です。
バッティング大歓迎な業者は確かにいる
業者同士が一堂に会した競りのような雰囲気の中で訪問見積もりを行うことを何とも思っていない業者は確かに存在します。
「一括見積もりサイト」を経由して訪問見積もりに至ったのですから、業者にも相見積もりであることは伝わっています。
実際に競りみたいな雰囲気になったところでどうってこと無いように思えます。
面倒なので全ての業者の訪問見積もり予約を同じ時間にバッティングさせたいところです。
実際、価格の安さに自信を持っている業者はバッティング大歓迎です。
一部業者はバッティング大嫌い
ですが、価格よりサービスの質で勝負する会社はバッティングを内心では嫌がります。
そりゃそうです。値段の高低が白日の下に晒されますから。
でもこういう業者だって
「他の業者さんと同じ時間帯で見積もってもらうことになってもいいですか。」
と聞かれれば、表向きは
「他の業者様とご一緒でも問題ありませんよ。」
と答えるわけですよ。
ですが、これを真に受け、訪問見積もりの予約を入れる際に、複数業者をダブルブッキングするのは賢明な策ではありません。
営業マンに嫌われないほうがいいに決まってる
上記のように、訪問見積もりに来てくれる営業マンは、バッティング歓迎派とバッティング避けたい派に分かれます。
バッティング避けたい派の営業マンにとって、複数の業者の訪問予定をバッティングさせて競りのような雰囲気を作り出そうとする態度はとても不快です。
あからさまに買い叩こうとする客は、後々無理なことを次々に言い出しそうでとても嫌なのです。
営業マンも人間です。営業マンに嫌われるとリーズナブルな見積もりは期待できません。
そういうわけで、引越しの訪問見積もりで複数社をバッティングするのはNGなのです。
バッティングしないほうが料金が下がりやすい
全業者が一堂に会した入札形式は一見引越し料金が下がりそうです。しかし実はそうでもありません。
これは他の業者の入札金額が筒抜けになりやすいからです。
例えば、自分以外の業者の最安値が10万円であることがわかれば、たとえ8万円まで料金を下げる余裕があっても、業者はそこまで料金を下げません。10万円より少し易い値段を提示するのではないでしょうか。
しかし、訪問見積もり時に他の業者とバッティングせず、他の業者の見積もり金額がわからない状況なら、8万円近くまで下げた値段を出す可能性が高まります。
実はバッティングが無いほうが引越し料金は下がりやすいのです。
鉢合わせ程度ならむしろ効果的
そういうわけで、訪問見積もりの予定は、業者同士がバッティングしないように組むべきです。
バッティングはさせず、入れ替わりのときに業者同士が顔を合わせる程度に詰めて組むとなおいいです。
こうしておけば、営業マンたちは他社との競争を嫌でも意識します。
間を空けずに詰め詰めにアポを入れていきましょう。
予定が詰め詰めになることで、即決を迫って業者が粘るような事態を避けることも出来ます。
粘ろうとしたって次の業者が「ピンポーン」と来てしまっているのですから。
最後の業者に粘らせないためには外出予定を入れておけばいいでしょう。