ようやくインフルエンザが癒えてきました。@web_shufuです。先日「SEOを考えるよりもWPOを考えるほうが正しい。SEOは視野が狭い。」とのご指摘を受けたので、WPOについて調べました。個人ブログのWPO(Web Presence Optimization)はSEOとSMOの組み合わせだと考えてよさそうです。
WPO=Web Presence Optimization
先日、重複コンテンツについてある方と論争になっていたのですが、途中で高広伯彦さんからお言葉を頂戴しました。
そもそもSEOの考え方自体が時代に即してない。RT @web_shufu: すでにTweetしましたが、他人のウェブ制作を請け負うことを生業にしているような方が @odyssey さんの意見にもろ手を挙げて賛成しているのは不快です。「そんなん断言できるの?」と思っています。
— 高広伯彦 Nori Takahiro (@mediologic) 2013, 12月 8
SEOを考えるよりもWPOを考えるほうが正しい。SEOは視野が狭い。
— 高広伯彦 Nori Takahiro (@mediologic) 2013, 12月 8
「WPOって何?」と言う状態でしたが、他の皆さん同様「WPO SEO」等でググって「WPO=Web Presence Optimization」と断定しました。
@mediologic @odyssey WPOを今からググルほど不勉強だったので反応できませんでした。SEOは、WPOの一部分として、一定の重要性を未だに保っているのではないでしょうか。
— ウェブシュフ (@web_shufu) 2013, 12月 8
ところが、WPOについてはググっても出てこない、と言われたので雲行きが怪しくなりました。
WPOについてはググっても出てこないとおもいます
— 高広伯彦 Nori Takahiro (@mediologic) 2013, 12月 8
.@mediologic ググッた結果、web presence optimization ではないかと思いましたが、ググっても出てこないなら間違ってますね、多分。WPOについて書いていただけるなら、大変ありがたいと思います。
— ウェブシュフ (@web_shufu) 2013, 12月 8
ちょっと時間とってWPOについて書くか
— 高広伯彦 Nori Takahiro (@mediologic) 2013, 12月 8
「これはラッキー、でもWPOとは何ぞや?」と思いながら、正座して待っておりました。そのときタカヒロさんがWeb Presence Optimization(WPO)と書いているのを発見。
[img-link url=”http://www.sem-r.com/news-2013/20131216235940.html” title=”検索とSEOとソーシャルの話 – リンクは「サイト」から「人」へ ::SEM R (#SEMR)”]
…言及したのは渡辺隆広さんですが、WPO = Web Presence Optimization で間違いないものとして話を進めます。
Web Presence Optimization とは
ネット上で、「Web Presence Optimizationとは何か」を語っているページを、いくつか眺めてみました。
- The Hierarchy of Web Presence Optimization | SEO Evolution Blog
- What is Web Presence Optimization? | WPO Defined
- Web Presence Optimization, Reloaded | How to Dominate in Search | B2B Marketing Blog | Webbiquity
書かれていることをとても簡単にまとめると、
- 検索エンジンだけが検索されたり見つけられたりする場所ではない。
- SNS、press release、email、広告、PR、…など色々な場所で検索されたり見つけられたりする機会がある。
- 検索エンジン最適化(SEO)だけを考えればよいというわけではない
検索エンジンだけに最適化するのがSEO、ウェブ全体で存在感を高められるよう最適化することがWPO、というところでしょうか。
「ウェブだけにとどまらず、様々なところで存在感を高めるべし」という発想もWPOに込められているかもしれませんね。
SEOはWPOの重要な構成要素
ただ、SEOはWPOの重要な構成要素です。
SEOだけを考えるのはWPOの考え方にそぐわないとしても、WPOはSEOを軽視するものではありません。
「SEOは時代遅れ」などと言って、SEOについて勉強不足なウェブマーケターがいるならそれは論外だと思います。
SEO会社のオワコン化でエセコンサルが増殖するとも言われる中、勉強不足でエセコンサルタントに騙されるウェブマーケターがいるなら、自業自得としか言いようがありません。仕事なんですから。
「SEOは時代遅れ」なのではなく、「SEOしか考えないのが時代遅れ」なので、そのあたりを間違えないようにしたいです。
ただ、企業のマーケティング活動においては、「検索されたり見つけられたりする」のはスタートに過ぎないです。
マーケターは、SEOもよく知らないといけないし、そのほかにも勉強することが山ほどあるということではないでしょうか。
仕事としてマーケティングに携わる方には幅広く深い知識が要求されるのでとても大変だと思います(今に始まったことではないと思いますが)。
個人ブログではWPO=SEO+SMO
ところで、当ブログでもWeb Presence Optimizationについて考えてみました。
まず、press release、email、広告、PR、には手を出している場合ではありません。これらをやるために必要なコストが大きすぎます。
その点SMOは取り組みやすいです。記事作成中に考えたことをとりあえず言語化してみたり、記事更新をお知らせするくらいなら、SMOのために余分にかかるコストというのは大したことはありません。
SEOも取り組みやすいです。SEOは、結局のところ、読者の役に立つウェブページを増やし、役立たないウェブページを極力減らすことです。SEOのためだけにかけなければいけないコストはさほど多くありません。
当ブログのような個人ブログではWPO=SEO+SMOと考えてもいいと思います。
また、個人運営の商用サイトにおいても、経営資源の制約からWPO=SEO+SMOとするのが最適な場合があると思います。
来年もSEO偏重で頑張ります。
WPOについて薄っぺらく考えてみた結果、当ブログではWPO=SEO+SMOととらえ、通常のサイトに比べてSEOを偏重することに決定しました。
その一方で、高広さんのWPO記事リリースを正座して待ち続け、状況の急変に抜かりなく備えたいと思っています。
皆さんも自サイトなりのWPOについて考えてみては如何でしょうか。