公務員をはじめ一部の方は医療関連相談サービスのティーペックが無料で使えます。


1級ファイナンシャルプランニング技能士の@web_shufuです。妻は公務員(教師)です。

一部の保険会社が

[bubble speaker=”” imgurl=”/img/female-biz.png” type=””]この保険に入るとティーペックが無料で使えますよ[/bubble]

などとアピールしているのを見たことはありませんか。

ティーペックとは医療情報提供サービスを行う企業のことです。

健康医療相談やセカンドオピニオンサービスなど、いざ病気にかかったときに有り難いサービスを提供してくれています。

これらはもちろん有料で、かなり高額なサービスです。

しかし、公務員をはじめ一部の方は、特定の民間保険商品に入らなくともティーペックが無料で使えるんです。

そういう方にとっては、「ティーペックが無料」は取り立てて魅力的ではありません。

ティーペック自体は素晴らしいサービスですよ

まず最初に言わなければなりませんが、ティーペック自体は素晴らしいサービスだと思います。

我が家が健康医療絡みで困ったらまず間違いなく利用します。

医師・保健師・助産師・看護師などの専門家が、医療に関する様々な相談に応じてくれます。

これはどう考えても便利です。やや不正確な点もあるかも知れませんが、ティーペックの素晴らしいサービスを少し紹介します。

24時間電話健康相談

まず、次のような内容の相談に24時間対応してくれます。

  • 日常生活での「体の不調」や「健康保持 ・ 増進」に関する相談
  • 病気に関する説明や治療・検査などについてのアドバイス
  • 妊娠・出産・育児について分かりやすくアドバイス
  • 介護を受ける方、される方の様々な不安に対するアドバイス
  • お住まいの近くの医療機関や専門外来などの案内、人間ドック施設の紹介、夜間・休日の医療機関のご案内

めちゃくちゃ便利ですよね。

セカンドオピニオンサービス

適切な治療法を選択するのに欠かせないのがセカンドオピニオンですが、医療の素人にとってどうやったらいいかわかりにくくとてもハードルが高いです。

ところがティーペックは、この点についても面談や電話で相談に乗ってくれます。

流石に24時間対応ではなかった気がしますが、それでもありがたいですね。

面談によるメンタルヘルス相談

心理的な不調と言うのは、会社の息のかかったお医者さんなどには相談しにくいもの。

プライバシーを会社に漏らすようなお医者さんはいないと思うんですけど、それでも何となく不安です。

そんなときも、ティーペックは頼りになります。

臨床心理士・心理カウンセラーが面談カウンセリングをしてくれます。

もちろんプライバシー厳守です。

しかしティーペックを個人契約で利用すると約13万円/年の費用がかかる

ティーペックのサービスは素晴らしいですが、値段は高額です。

費目 金額
入会金 54,000円
月会費 10,800円

ティーペックに入ると、最初の1年は180,400円、それ以降も年間129,600円の費用がかかります。

私のような一般庶民にはなかなか手が出ません。

「保険に入るとティーペックが無料で使えます」は魅力的に聞こえます

ティーペックの素晴らしさを見ると、

[bubble speaker=”” imgurl=”/img/female-biz.png” type=””]この保険に入るとティーペックが無料で使えますよ[/bubble]

と言われると魅力的に感じます。

ですから、一部保険会社では、これを自社の保険商品のセールスポイントにしています。例えばオリックス生命などがそうです。

[img-link url=”http://www.orixlife.co.jp/customer/support/” title=”健康医療相談サービス|オリックス生命保険株式会社”]

年間で本来なら13万円かかるサービスを無料で利用できるとなれば、お得ですよね。

[bubble speaker=”ウェブシュフ妻” imgurl=”/img/wife.png” type=””]保険に入っても年間保険料は数万円だしとてもお得ね。[/bubble]

‥あ、我が家にもお得だと感じた人がいました。

しかし我が家のような公立学校共済組合の組合員は、もともとティーペックを無料で使えます。

私の妻はティーペックが無料で使える保険をお得と感じたわけですが、実は我が家は民間企業の保険商品になどに入らなくとも、ティーペックは無料で使えます。

公立学校の教師が加入する公的医療保険である公立学校共済組合では、組合員が次のようなティーペックのサービスを無料で利用できるようになっているのです。

  • 24時間電話健康相談(サービスの対象者:組合員・配偶者および組合員の被扶養者)
  • セカンドオピニオンサービス(サービスの対象者:組合員・配偶者および組合員の被扶養者)
  • 面談によるメンタルヘルス相談(サービスの対象者:組合員とその被扶養者)

私の妻は無料でティーペックのサービスを利用できます。

配偶者である私も、24時間電話健康相談とセカンドオピニオンサービスは無料で利用できてしまうんです。

他の健康保険組合、共済組合でも組合員にティーペックを無料で利用させてくれるところがあります。

こんな話をすると「教師は恵まれてていいなあ」という声が聞こえてきそうですが、教師以外でも民間企業の保険商品に加入せずにティーペックが無料で使える人はたくさんいます。

以下はグーグルの検索結果へのリンクですが、

これを見ると、多くの健康保険組合や共済組合では、組合員がティーペックを無料で利用できるようにしていることが分かりますよね。

そういうわけで、意外に多くの方が、民間企業の保険商品など使わなくともティーペックを利用できるのです。

もともと無料でティーペックを利用できる方にとっては、

[bubble speaker=”” imgurl=”/img/female-biz.png” type=””]この保険に入るとティーペックが無料で使えますよ[/bubble]

と言われても、本来は、

[bubble speaker=”ウェブシュフ” imgurl=”/img/me.png” type=””]もともと無料で使えるし‥[/bubble]

となるはずです。

しかし無料で使えることを忘れていると、

[bubble speaker=”ウェブシュフ妻” imgurl=”/img/wife.png” type=””]保険に入っても年間保険料は数万円だしとてもお得ね。[/bubble]

などと思ってしまい、結果として不要な保険に入るかもしれません。

ティーペックの件に限らず、自分が利用できる社会保険や福利厚生についてよく調べずに民間保険会社の保険を検討すると、残念な結果になりがちですから気を付けましょう。


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