最近のGoogleさんは、検索順位決定アルゴリズムの精度を上げるために、ウェブマスターに面倒な作業を丸投げしている気がする@web_shufuです。あるブログ記事を読んでその思いを強くしました。
あるブログ記事とは
以下の記事です。
[img-link url=”http://minnano-seo.com/superficial/post2594/” title=”Webマスターは自衛を考えるべき | SEOとその周辺”]
このエントリーを読ませていただいてとても共感しました。
自衛は確かに必要です。何から守るかというとGoogleからです。
Googleさんはウェブマスターにとって今まで以上に怖い存在です。
かつて疑わしきは罰せられなかった
一般社会では疑わしきは罰せずなどといいいます。
去年ペンギンアップデートが登場するくらいまでは、Googleさんも「疑わしきは罰せず」だったと思います。
不自然な被リンクは、検索順位決定上は何らの効果をもたらさないように取り扱われていました。(という客観的証拠はありません。あくまで私の推測です。)
不自然な被リンクがあるというだけでは、検索順位操作目的でウェブマスターが自作自演したとは決め付けられないからです。他人が張ったリンクかもしれませんからね。
Googleにとってスパミーなリンクとそうでないリンクを完全に見分けるのは無理なのです。
わたしなど「Googleの限界見たり」と小躍りして自作自演リンクに励んでいました。
いまは疑わしきも罰せられるので自衛が必要
ところが、去年のペンギンアップデート発動以来、Googleは不自然な被リンクをネガティブに評価するようになったのです。
今は不自然な被リンクがあるだけでスパムサイトの烙印を押されるのです。
「疑わしきは罰せず」を妄信していた私にとっては予想外の事態でした。しっかり天誅を食らいました。
[img-link url=”https://webshufu.com/google-gives-innocent-web-master-cold-treatment/” title=”ネガティブSEOは可能。Googleは無知なサイト運営者に冷たいので勉強は必要|Web Shufu”]
まあ、私の場合は「不自然なリンク」をしまくっていたので、天誅を喰らって当然でした。
しかし、Googleが「疑わしきも罰する」態度で臨んでいる以上、自分で不自然な被リンクをしたわけではないのに検索結果から追放されるようなことが起こる可能性があるのです。
あらぬ疑いが降りかからないよう自衛が必要です。
疑いを振り払うため道具①「リンク否認ツール」
その手段として用意されているのが「リンク否認ツール」です。
[img-link url=”http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2012/10/a-new-tool-to-disavow-links-qa.html” title=”Google ウェブマスター向け公式ブログ: リンクの否認ツール:Q&A のご紹介”]
これは表向き他人から自サイトに張られたリンクに対して使うものです。
でも実際には過去に自作自演した被リンクについて使っている人もいるでしょう。
馬鹿発見器ならぬスパマー発見器として使われていないか心配です。(私の妄想です。)
しかし、後ろ暗いところが全くない人は、使って大丈夫な気がします。(これも妄想です)
疑いを振り払うため道具②「nofollow」
ところで、自分で行った不自然なリンクでスパマーの烙印を押されないようにするツールもあります。
それが「nofollow」です。
[img-link url=”http://web.archive.org/web/20140701225546/https://webshufu.com/seo-non-natural-link-need-nofollow/” title=”【SEO】推薦・紹介ではない不自然リンクにはnofollowが必要|ウェブシュフ”]
不自然なリンクをする際には必ず用いたいところです。
不自然なリンクと自然なリンク
ところでここまで何度も「不自然なリンク」という言葉を用いました。
ただ、ここで言う「不自然」はあくまでGoogleの目線によるものです。
Googleにとっては、検索順位決定上肯定的に評価できるようなリンクこそ、自然なリンクです。
言い換えれば、他者への投票や推薦の意味が込められているリンクこそ自然なリンクなのです。
それ以外のリンクはGoogleからみれば不自然リンクです。
不自然リンクは、2011年以前は毒でも薬でもないものと評価されましたが、今は明らかに毒と評価されます。
Googleから見た不自然リンクをそのままにしておくと大変なので、「リンク否認ツール」
や「nofollow」を使って不自然リンクを無毒化し、自衛することが必要です。
自衛作業=Googleの下請け作業
ところでこの自衛のための手作業は、Googleがスパミーなリンクとそうでないリンクを見分ける精度をあげるのにとても貢献します。
検索結果の精度アップのための面倒な手作業をウェブマスターに巧いこと丸投げしたものです。しかも無償です。
「スパム判定されたらどうしよう」という不安に付け込む巧妙さです。ある意味ブラックな手口ですね。
すいません、口が過ぎました。
スパム判定されたらたまらないのでこの辺で。