警察に犯罪被害の相談に行った話【門前払いを乗り越えて】

By Gnsin takes a photograph in the parking lot in the Expo 2005 Aichi Japan in Before the South Korean pavilion. (Own work) [GFDL or CC-BY-SA-3.0], via Wikimedia Commons
By Gnsin takes a photograph in the parking lot in the Expo 2005 Aichi Japan in Before the South Korean pavilion. (Own work) [GFDL or CC-BY-SA-3.0], via Wikimedia Commons

詳細は言えませんが最近ネット上で犯罪被害を受けています。@web_shufuです。

伊賀警察署に被害相談に行ったのですが、門前払いのピンチを乗り越え、とりあえず色々調べてもらえることになりました。

被害を訴えても受け付けてもらえないという話はよく聞きますので、参考になる方がいるかもしれません。

告訴状を作る前に相談に行こう

実は最初は告訴状を作りかけていました。

でも、

  • 自分のPC画面を印刷したってそもそも客観的じゃないよね。自分のPCなんて自分に都合の良いようにいくらでも操作できるし。
  • 門前払いを食らったら告訴状作りの手間が無駄
  • そもそも、犯罪被害の訴えって、おまわりさんに話を聞いてもらって始まるよね。
  • 警官の前で、警察署のPCで、犯罪被害を説明したほうがいいよね。

という風に考えて告訴状作りを打ち切りました。

そしてまずはその作りかけの告訴状を持って警察署に被害相談に行くことにしました。

迷子になっていたら親切な美人婦警さん登場

というわけで先日警察署に行きました。

警察署に着いたは良いけど「ネット上の犯罪被害って生活関係のとこで良いのかな?」と迷子状態になりました。

所内案内図的なプレートを凝視していたら、すごく優しい美人婦警さんが「どのようなご用件ですか」と尋ねてくれました。

「ネット上で犯罪被害を受けたと思われるのでその相談がしたい」と答えると後は全部段取りを付けてくれました。すごく親切でした。

警察って怖くない

クラシックな取調室風の部屋に

最初は年配の方が対応してくれました。

ドラマの取調室みたいな部屋に通されました。

こんなイメージですが、実際の大きさは半分くらいでした。
2015-04-23_1125

門前払いされそうになりました

私の受けた犯罪被害というのは、詳細は言えないのですが、現時点では経済的被害も肉体的被害も生じたとは断言できない状況です。

いわゆる微罪なので相談すら拒否されるかも…と思っていたら案の定な展開に。
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”年配警官”] この書面なんですが…。「告訴状」ってお書きになってらっしゃいますが、もっと状況を詳しく書いて証拠も付けてくれないと受け付けるのは難しいです。[/speech_bubble]

[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”1.jpg” name=”私”]あーやっぱりか。[/speech_bubble]

ドラマの刑事のイメージとは全く違う紳士的な対応ではありますが、結構強いお断り。

でもこれは多分普通の対応です。微罪ですから。

ただ、ここであきらめると先に勧めないので、少し頑張りました。

告訴状としては受け付けてもらえないので

まずは、
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”私”] 自分のPCの画面なんていくらでも操作できるのに、それを印刷して持って来た書面にどれだけの意味があるんですか。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”年配警官”] そんな良いか足したら全ての書面がムダになってしまいますよ。やっぱり書面で…[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”私”] PC画面上やネット上で起きていることを全て紙で表現するのは無理です。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”私”] それに、今回の場合は、警察の方の目の前で、私にとって小細工不可能な警察のPCで、犯罪被害の様子を説明させてもらえたら、それが一番わかりやすいと思うんですが。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”年配警官”] そうは言っても告訴状である以上、全て書面で表現してもらわないと…[/speech_bubble]

[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”1.jpg” name=”私”]作りかけの告訴状だしそれはごもっとも[/speech_bubble]

引ったくりを例にとって応酬

それでこんな感じで応酬しました。

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”私”] ひったくりの被害を訴える場合、書面による説明や証拠がなくても、話くらい聞いていただけますよね。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”年配警官”] …仰る通りですね。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”私”] 私の場合は話すら聞いてもらえないんですか?[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”年配警官”] …[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”1.jpg” name=”私”]無言だ。チャーンス!![/speech_bubble]

警察署のPCを使って説明させてくれと言ってみた

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”私”] ここでネットにつながるPCを使わせていただければ、書面よりわかりやすくお伝えすることができますよ。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”2.jpg” name=”年配警官”] では、PCやネットに明るいものを読んできますのでしばしお待ちを…[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L2″ icon=”1.jpg” name=”私”]やった!![/speech_bubble]

年配の方とは応酬しあう展開にこそなりましたが、すごく低調に対応していただきました。

実際の言葉遣いはここに書いたよりもっと丁寧でしたよ。

ご対応感謝しております。m(_ _)m

警察って怖いところじゃなかったですね。

PCは使えなかったものの、誠実に丁寧に対応していただけました。

ところが、伊賀署に配置されているサイバー・ネット関係の担当者は全員出払っていたようです。

結局、そういう方面が余り得意でないお若い男性
が対応していただけました。

ですが、PCを私に使わせるわけに葉どうしても行かないようで、PCを使った説明はできず。

途中で作成を諦めた告訴状を頼りに、30分ほど説明をしました。

でも、話は聞いてもらえたし、告訴状をHTML文書課したものをお渡しすることもできました。

そこにある説明とリンクを順番に見てもらえば、私の犯罪被害の概要はわかってくれると思います。

事件になるかどうかはまだ分からず

と言うわけで、話は聞いてもらえました。

ですが、いまは事件として捜査するかどうか検討中とのこと。

微罪なので捜査されないかもしれません。

結論が出たらまた報告します。

ひとまず、警察に被害を訴えたいけど、漠然と不安を抱いている方に、「そうでもないな」と思っていただきたくて途中経過を書きました。


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