WordPressの多機能プラグインJetpackには、無料CDNを提供してくれるPhotonがあります。有効化すれば鉄板でサイトが速くなるかと思いきや、Google PageSpeed Insightsのスコアが87から72に急落。高速化って難しいですね。
CDNとは何か
CDNについては以下の記事が分かりやすいです。
[img-link url=”http://www.geek.sc/archives/825″ title=”個人向けCDN「CloudFlare」を試してみた | 株式会社参謀本部の社長ブログ”]
「Photon」もCDNなので高速化効果があるはずです。実際「効果が上がった」という記事はネット上にあふれています。
[img-link url=”http://rentalhomepage.com/photon/” title=”CloudFlareよサヨナラ! WordPressの表示速度が改善するプラグイン「Photon」”]
しかし、当サイトでは、高速化するどころか、Google PageSpeed Insightsのスコアが急落してしまいました。
Jetpackインストール前のスコア
今回Jetpackをインストールする前のスコアがこちら。
Google PageSpeed Insights モバイルは‥
Google PageSpeed Insights パソコンは‥
GTmetrixは‥
Jetpackインストール・有効化後、全機能を停止した状態におけるスコア
Jetpackをインストールした後、全機能をOFFにしました。当然「Photon」も有効化されていませんでした。この状態でスコアを計測したところ、
Google PageSpeed Insights モバイルは変わらず
Google PageSpeed Insights パソコンは少し悪化
GTmetrixは少し悪化
Jetpackをインストールする前と比べて少し悪化しました。でもわずかです。
Photon有効化後スコア急落
「もしかしてサイトがすっごく速くなるのでは?」と期待に胸を膨らませ、Photonを有効化。すると
Google PageSpeed Insights モバイルがまさかの15ポイントダウン。
Google PageSpeed Insights パソコンは2ポイント改善。
GTmetrixは改善したといえばしましたが…
モバイルのスコア急落は度肝を抜かれるレベルです。
慌ててPhoton、さらにはJetpackを無効化しました。
Photonのせいでサイトが重くなるケースあり
以上のように、当サイトでは、Photonは全く機能しないばかりか、サイトを劇的に重くしてしまいました。残念です。
ネット上に賞賛の記事があふれている以上、通常の環境ならPhotonは高速化に貢献するのでしょう。
しかし、環境によっては大きく裏目に出ます。
高速化って難しいですね。