FP3級試験の合格点、合格率、難易度

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育休中の教師の方などから、

FP3級って、育休中に取れるくらい簡単?

などなど「FP3級がどれくらい簡単か」を尋ねられることが時々あります。

難易度を把握しないと FP3級試験の勉強方法や勉強時間に見当も付けにくいですから、当然といえば当然の疑問ですね。

育休中にFP3級を取れるかどうかは状況によりますが、FP3級の難易度は「とても簡単」です。

  • FP3級試験は3択問題と2択問題のみ
  • なのに‥合格点は得点率60%とハードルが低い
  • 合格率は50%を大きく超える

以下で詳しく説明します。

FP3級の試験問題は2択問題と3択問題だけ

FP3級試験は、きんざい(一般社団法人金融財政事情研究会)と日本FP協会が実施していて、年に3回(5月・9月・1月)行われます。

FP3級の試験科目は学科と実技の2科目です。実際の試験問題を見てみましょう。

学科試験の問題は全受験生共通で、2択30問と3択30問です。試験時間は120分です。

試験機関
出題形式時間
きんざい・FP協会3択30問と2択30問120分

2択30問と3択30問なので、全てカンで答えた場合、学科試験の得点の期待値は 30✕1/2+30✕1/3=25(点)ということになります。

言い換えれば、全く勉強せずに試験に臨んでも、25/60 以上の正解が期待できます。簡単ですよね。

実技試験は、面接などではなく、ペーパーテストです。

試験機関実技科目出題形式時間
きんざい個人資産相談業務3択15問60分
きんざい保険顧客相談業務3択15問60分
FP協会資産設計提案業務3択20問60分

実技試験をきんざいで受験する場合は、個人資産相談業務と保険顧客相談業務から選択します。どちらを選択しても3択15問です。試験時間は60分です。

全てカンで答えた場合、きんざいの実技試験における正答数の期待値は 15✕1/3=5 ということになります。

つまり、全く勉強せずに試験に臨んでも、5問以上の正解が期待できます。簡単ですね。

なお、日本FP協会で受験する場合は、実技試験の内容は資産設計提案業務となります。3択20問を60分で解くことになります。

FP3級の合格点は満点の6割

学科試験の合格点は60点満点中36点です。

実技試験の合格点は、きんざいで受ける場合は50点満点中30点、FP協会で受ける場合は100点満点中60点です。

学科も実技も6割得点すれば合格です。

試験機関科目合格点
共通学科36/60
きんざい実技-個人資産相談業務30/50
きんざい実技-保険顧客相談業務30/50
FP協会実技-資産設計提案業務60/100

合否の判定は学科試験実技試験それぞれ別に行われます。

学科試験と実技試験の両方に合格していれば、FP3級に合格ということになります。

学科試験と実技試験のどちらか片方だけに合格した場合には、不合格になった科目を次回試験で受け直して受かれば、3級に合格することになります。

FP3級の合格率は50%を大きく超える

FP3級の試験問題は二択と三択だけで、合格基準は6割ですから、とても簡単そうですよね。実際楽勝です。

試験実施者別に過去の試験の合格率を見てみましょう。

まず、きんざいから。2013年度以降の試験結果をまとめています。


「実技個人」は実技個人資産相談業務の略です。「実技保険」は保険顧客相談業務の略です。

2013年度以降のきんざいFP3級試験の平均合格率は以下のとおりです。

学科実技個人実技保険実技合計
平均合格率
62%67%54%61%

次にFP協会の2013年度以降の試験結果を見ましょう。

2013年度以降のFP協会FP3級試験の平均合格率は以下のとおりです。

科目学科実技
平均合格率77%86%

FP協会もきんざいも同じ問題で学科試験を行っているのに、合格率にはかなりの差がついています。 

平均合格率
学科実技
きんざい62%61%
FP協会77%86%

何故こんなに差がつくかというと、以下のような事情があるからです。

きんざい(金財)の受験者の中には、金融機関に所属する社員たちが、会社での団体申込により受験しているケースが多くあります。
(中略)その中には資格取得の意欲がなく、それほど勉強しない人も一定数います。

FP協会ときんざい(金財) 合格率の違い

FP協会で試験を受ける人のほうが意欲が高いために、きんざいよりも合格率が高くなるものと考えられます。

FP3級の難易度は「とても易しい」

FP3級試験は合格率5割超えの試験です。はっきり言ってとても簡単です。勉強時間も数十時間で大丈夫です。

FP3級は 簿記3級より簡単

FP3級は合格率が50%を下回ることはめったにありませんが、簿記3級の平均合格率は40%程度です。

FP3級のほうがずっと簡単です。

FP3級は英検3級より簡単

英検3級は中3レベルですが、そのレベルに達するまで英語学習開始から数百時間は勉強しています。

一方、FP3級は30時間も勉強すれば合格レベルに達します。

真面目にやれば落ちようがない

FP3級は真面目にやれば不合格になんてなりません。

やれば必ず報われるテストです。

それどころが、何も勉強せずに受かった人も数知れないはずです。

まとめ

FP3級試験の内容をまとめると以下のようになります。

  • 年に3回(5月・9月・1月)
  • 学科試験と実技試験があって、それぞれ6割以上の得点で合格
  • 2択または3択の問題しかでない
  • 合格率が半数を切ることはない
  • 勉強時間は数十時間でOK

気楽にチャレンジしましょう。

なお、FP2級に一刻も早く合格するのが目的の方は、FP3級を飛び級していきなりFP2級から受験するのがおすすめです。

参考にしてくださいね。