ストーブ・ファンヒーターなど灯油を使った暖房器具を梱包する時は、輸送中に灯油が漏れ出さないように気をつけなければなりません。
灯油にさえ気をつけていれば、比較的振動にも強いので荷造りや梱包も楽です。
空焚き
灯油を使う暖房器具を梱包するときの鉄則が、空焚きです。
最初は燃料タンクをつけたまま運転します。
タンク内の燃料がなくなったら、タンクを取り外してさらに運転します。
こうすることで、ストーブやファンヒーター内部の灯油はほぼなくなります。
給油口に注意
空焚きをすると、灯油はほとんどの場合残っていませんが、万一残っていると輸送中に給油口(燃料タンクの口を受けているところ)から灯油が染み出てきます。
そこで、この部分にはキッチンペーパーを詰めておきます。
古新聞は破れやすいので、給油口を詰めるのには使わないでください。
そして、空になっている燃料タンクを、元通りに収納します。
全体をゴミ袋で覆う
空焚きして、給油口にキッチンペーパーを詰めれば、灯油が漏れることはほぼありません。
しかし、念のため、箱詰めする前にストーブやファンヒーター全体をゴミ袋で包み込みます。
箱詰め
ストーブやファンヒーターは振動や衝撃にはかなり強いので、ダンボール箱との間にできる隙間を丸めた古新聞などの緩衝材で埋めていけば問題ありません。
しかし、箱の上面には「ストーブ(ファンヒーター)」と赤ではっきり書いておきましょう。