仕訳帳から残高試算表を作る場合、仕訳帳で使われた勘定科目を、漏れなく重複なく抽出する必要があります。
表計算に慣れていないと少々ハードルが高いので、キャプチャを豊富に使って手順を説明します。
重複なし抽出の方法
- 「重複なし抽出」ってなんでしょう?
という方は、下記2記事をお読みくださいね。
エクセルでの「重複なし抽出」方法は次の記事のわかりやすく書かれています。
[img-link url=”http://www.tku.ac.jp/~densan/local/tips-pc/excel-tips/xls_006/xls_006.html” title=”重複しないリストを作る”]
LibreOffice Calcを使う場合は、こちらが詳しいです。
[img-link url=”http://blog.goo.ne.jp/zoma_xxx/e/1fa4043a45a7c464a1f00e7f5748add3″ title=”LibreOffice Calcで重複しないItemを抽出し、それぞれの個数を数える – シシャモ備忘録”]
作業シートで勘定科目を重複なし抽出する手順
重複なし抽出の基本的な方法がわかったら、仕訳で出てきた勘定科目を漏れなく重複なし抽出しましょう。
作業シートには、全月末までの仕訳が残っているはずですから、これを使って抽出作業をします。
日付列、金額列、摘要列は、全て削除してください。
すると、借方科目、貸方科目の列だけが残ります。
借方科目の列を選択して
重複なし抽出を行い、結果をD1に出力してください
貸方科目の列を選択して
重複なし抽出を行い、結果をE1に出力してください
借方科目列の重複なし抽出の結果を、列単位ではなくセル単位で選択して切り取り、
貸方科目の抽出結果のすぐ下に貼り付けます。
E列を選択して
重複なし抽出を行い、結果をD1に出力してください
E列の内容を削除して、
「借方科目」「貸方科目」のセルを、それぞれ削除し、上に移動させます。
これで、勘定科目の「重複なし抽出」は終了です。
抽出した勘定科目を分類・並び替える
D列の勘定科目に、1資産・2負債・3資本・4収益・5費用のラベルを付け、E列に書き込みます。
C、D、E列を選択して
E列を基準に照準で並び替え
並び替えた勘定科目を残高試算表シート、特定期間増減シートに貼り付ける
1資産・2負債・3資本・4収益・5費用の間に2から3行の空白行を作り
D1から一番下にある勘定科目(下の図では「水道光熱費」)までを選択して、
残高試算表シートのB3セルに貼り付け、
特定期間増減シートのB3セルにも貼り付けます。
これで、集計作業は終わりです。