特に儲かってはいませんが、ブログなどからのアフィリエイト収入を青色で申告し始めてもうずいぶん経ちました。@web_shufu です。
青色申告にもかなり慣れましたので、皆さんの青色申告作業を加速させるべく、ノウハウをまとめてみました。
はじめての青色申告
青色申告は思い立ってすぐにできるものではありません。
諸手続きが必要ですし、仕訳が何なのかをある程度分かっていないと青色申告はできません。
まずは、最低限必要な知識を頭に入れましょう。
青色申告の基礎知識と青色申告の準備
次の確定申告から青色申告をしたければ、その一回前の確定申告の時期に、手続きをしないといけません。
そのほか、青色申告書類の作成をする前にやっておくべき準備などについてまとめました。
青色申告に必須!仕訳の基礎知識
青色申告をするなら正規の簿記の原則に従って記帳することが条件です。
正規の簿記というのは複式簿記の仕訳による記帳のことです。
青色申告のための記帳を自力でするなら、事業に関係する取引を全て仕訳することができるくらいの知識は必要です。
と言っても、ブロガーやアフィリエイターの場合、事業に関係する仕訳は限られています。
さほど難しくありませんので、是非とも身に付けて、青色申告をしましょう。
青色申告はエクセルがあれば楽勝
青色申告はクラウド会計を使ってやるのが最近のトレンドです。⇒仕訳やエクセルに自信がないならクラウド会計のほうがいい
しかし、エクセルで仕訳をして国税庁のサイトで青色申告書類を作るのが、一番安上がりです。
そのうえ、エクセルや仕訳について最低限の知識があれば、クラウド会計よりもエクセルのほうが速く済みます。
青色申告は毎年のことですから、私はエクセルでの作業を選択し、専用のエクセルシートを用意しています。
以下、エクセルでの青色申告準備作業を説明します。
開始仕訳と現金取引の仕訳は手打ちで仕訳入力
まず、上のファイルの「作業用シート」で「開始仕訳」をします。
開始仕訳の次は期中仕訳です。
期中の現金取引は一つ一つ手動で「作業用シート」に入力しなければいけません。これはとても面倒なので、青色申告を効率化するなら現金取引を限りなく少なくするべきです。
ASPの売上明細、銀行取引明細、クレジットカード明細をエクセルで効率よく仕訳
それが終わったら、現金取引以外の期中取引の仕訳です。
ブロガーやアフィリエイターにとって、現金取引以外の期中取引は、ASPからの売上、銀行取引、クレジットカードです。
これらの明細を、csvファイルなどのエクセルで開くことができる形式でダウンロードしておくと、エクセルで仕訳作業をするのがとても簡単になります。
私は、明細をコピペすれば仕訳が完了したり半完了したりするエクセルシートを用意して、青色申告作業の効率化に役立てています。
コピペで仕訳が出来上がるようなシートが作れなくても、仕訳作りは工夫次第で効率化することができます。
こんな感じで、ASPの売上明細、銀行取引明細、クレジットカード明細はエクセルデータを効率良く加工して仕訳にしましょう。
決算手続きと確定申告書の作成
各明細の仕訳が終わったら、「作業用シート」にコピペし、仕訳の漏れと重複をチェックしてください。
訂正が必要なら訂正して、そのあと決算整理前残高試算表を作成しましょう。
それが終わったら決算整理です。
決算整理が終わったら、もう一度残高試算表を作って、決算振替仕訳と総勘定元帳の作成に進みます。
さて、ここまでくれば帳簿づくりは終わりです。
後は、青色申告に必要な書類を作成して印刷・提出すれば、青色申告は終了です。
しかし油断するのはまだ早いです。
青色申告では、領収書類は提出しなくていいですが、紙にして保存しなければいけません。
次のようなネットを利用した取引については、紙の書類は通常は公布されませんから、PCの画面を印刷して保存する必要が出てきます。
- 銀行・クレジットカードの取引明細
- 各ASPの売上明細
- アマゾンなどのネットショッピングの明細
これらの印刷作業は、帳簿や青色申告書類の作成・印刷よりはるかに手間がかかります。
仕訳やエクセルに自信がないならクラウド会計のほうがいい
青色申告はエクセルでやるのが速くて安上がりですが、仕訳やエクセルに自信がないなら、クラウド会計を使うのがいいと思います。
しかし、まったく仕訳ができなければ、クラウド会計を使っても正しく青色申告はできません。
クラウド会計を使うにしても、ある程度の仕訳の知識は必須です。
まったく仕訳を知らない場合は青色申告に必須!仕訳の基礎知識を見て勉強してから、自分に合ったクラウド会計を選びましょう。