社労士試験の選択式は、運の要素が大きいからこそ、油断と諦めは厳禁

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社労士試験の選択式試験は、運の要素がとても大きい試験です。

油断すれば命取りですし、諦めれば僥倖を掴み損ねます。

運の要素が大きいからこそ、人事を尽くして天命を待つという態度が大事です。

選択式は試験範囲の広さの割に出題数が少なすぎる

選択式試験は、各科目とも空欄補充形式の問題が5題ずつ出題され、科目別合格ラインは「5問中3問以上の正解」と高く設定されてます。

5問しか出題されませんが、各科目とも試験範囲は広いです。

社労士試験向けの受験テキストは、TACの合格テキストのような科目別に詳細に書かれたものですと、各科目A5版で200ページ以上のボリュームがあります。

これだけの範囲が広いのに、選択式では5問しか出題されず、そのうち3問以上は正解しなければ合格できません。

どんなに成績優秀な方でも、その年にたまたま出題された5問が自分にとって苦手なものばかりで2問以下しか正解できず、不合格になるということは十分にありえます。

逆に、合格には少々実力が足りない方でも、その年にたまたま出題された5問が自分にとっては得意なものばかりで、ということもありえます。

選択式は問題数が少なすぎるため、どうしてもギャンブルの要素が大きくなります。

特に四肢択一で出題された科目は、ギャンブルの要素がさらに大きくなる

出された問題が得意か不得意かというのもギャンブルですが、選択式試験のギャンブル要素は他にもあります。

選択式試験での出題形式は2種類あります。

  • 二十肢択一が5問
  • 四肢択一が5問

当たり前のことですが、四肢択一のほうがカンで正解する可能性が高く、ギャンブル性が高まります。

二十肢択一形式なら、勉強せずに合格ラインを超えることは殆ど無い

カンで回答する場合、20肢択一の正答率は5%です。5問回答した場合、正答数の期待値は0.25です。

二十肢択一形式で出題された場合、5問ともカンで答えて3問以上の正解となる確率は0.1%くらいです。

二十肢択一形式の場合、全然勉強しない人が科目別の合格ラインを超える可能性は、殆ど無いわけです。

四肢択一形式では、勉強せずに合格ラインを超える確率は10%以上

しかし、四肢択一の正答率は、カンで答えても25%にもなります。5問回答した場合、正答数の期待値は1.25です。

四肢択一形式で出題された場合、5問ともカンで答えて3問以上の正解となる確率は、10%以上もあります。

つまり、全く勉強しないで試験を受けても、科目別合格ラインをクリアする確率が10%もあります。試験としてはあまりにもギャンブル性が高いです。

四肢択一形式では、勉強していない人の得点期待値が1.25点もある

四肢択一形式では、勉強しない人たちの平均点は1.25点です。これは試験の難易度に関係ありません。

なぜなら、5問全てをカンで回答したときの正答数の期待値が1.25だからです。

勉強しないで試験に臨むいわゆる「無勉層」の平均点が1点を超えてくるのですから、試験問題の難易度が高くても合格ラインの引き下げ補正が期待できません

最初の受験では、選択式の労一で不運に見舞われた

難問が四肢択一形式で出された場合、試験当日の運が悪いと足元を掬われます。

私が初めて社労し試験に挑戦した2017年試験では、私は選択式労一に足元を掬われました。

5問のうち最初の2つは過去問そっくりな問題。これは自信を持って正解を選べました。

残りの3問で後一問正解できれば良いのですが、その3問は過去問そっくりではありませんでした。

それでも3問とも、4肢のうち2肢に絞り込むところまでは、まずまずの自信を持ってできました。しかし残った2肢で…

ウェブシュフ
どちらにしようかな?

という状態になりました。

最後は3問ともリアルに鉛筆コロコロで回答を決めました。

結果は3問とも不正解。その結果、科目別の合格ライン「5問中3問以上の正解」をクリアできず不合格に。

正答を確認すると、「どちらにしようかな?」の2肢の中に、きちんと正答があるではないですか。。。

つまり、1/2の確率で勝てる鉛筆コロコロに3連敗していたわけです。その確率は1/8(=1/2の3乗)しかありません。

しかし真の敗因は油断や諦め

私が初めての社労士試験で合格することが出来なかった最大の原因は、運が悪かったことです。

しかし運を良くする方法はありません。再挑戦するなら運以外の部分を改善しないといけません。

そう思って受験勉強を振り返った時、思い浮かんだのが「油断と諦めが不合格の原因では?」ということでした。

油断したら命取り

選択式労一は、過去問や模試ではいつも4/5点以上でした。

そのため、直前の2週間ほどはこの科目の勉強時間が少なかったです。油断です。

選択式の対策として直前にテキストを一通り読んでおくのは、基本中の基本です。

でも私はこの作業を怠りました。これも油断です。

諦めも命取り

初めての社労士試験では、私は諦めが早過ぎました。

選択式試験の残り時間が25分もある時点で、答案を提出して退出してしまいました。

「どちらにしようかな?」 となった問題について「これ以上考えても仕方ない」と鉛筆コロコロによる回答を選んでしまいました。

これは諦めそのものです。考えることを放棄してしまいました。

時間いっぱいまで粘れなかったから、7/8の確率で引ける当たりくじを引き損なったのだと思うことにしました。

人事を尽くして天命を待つべき

結局「人事を尽くして天命を待つ」ということが出来なかったから、はじめての社労士試験では選択式労一で失敗し、不合格になったと思います。

翌年の試験に向けては、受験勉強の過程を重視し、受験後に後悔することのないよう受験勉強を進めようと決意しました。

過程はコントロールできますが、結果は自分でコントロールできない部分もありますからね。

「受験勉強の過程を重視し、受験後に後悔することのないよう受験勉強を進める」と決意したことが、翌年の合格につながったと思います。

この決意は、PDCAサイクルで言うと、C(チェック)と A(アクション)に当たります。

翌年の社労士試験に向けて、P(プラン)とD(ドゥ)の部分を具体的にどうしたのかについては、社労士試験直後の時期に集中的に書きたいと思います。