青色申告と言えば、freeeやMFクラウドなどの便利なソフトがありますが、私は利用していません。その理由は以下の通りです。
- 自分なりに工夫した青色申告仕訳帳・総勘定元帳作成用のエクセルファイルで不自由を感じていない
- 便利なソフトを便利に使うには銀行口座やクレカとの連携が必要だけど、チキンハート過ぎてパスワードをソフトに渡すことができない。
- 銀行口座やクレカと連携しない状況では、ソフト代金に見合う効率化が出来るとは思えない
そんな私が使う「青色申告帳簿作成用エクセルファイル」はこちらです。
ダウンロードしたら「2015年青色申告」などの分かりやすいタイトルに変えて保存してください。
私のような人がどれだけいるかわかりませんが、この自作ファイルでさほど苦労することなく青色申告帳簿作成作業ができているので、紹介します。
ファイルの構成
5シートからなっています。
作業用シート
何の変哲もない仕訳用シートです。ソートしたり、フィルターをかけたりする作業はここで行います。
前回やった開始仕訳を含め、仕訳はここで作ります。
仕訳帳シート
作業シートで出来上がった仕訳はここにコピペします。ここではソートしたりフィルターをかけたりする作業はしません。
残高試算表シート
仕訳帳シートに仕訳が記入された後、残高試算表シートの科目欄に勘定科目を記入すると、仕訳帳シートの記載内容から各勘定の残高金額を自動計算します。
元帳作成シート
仕訳が全て終わったら、このシートで各勘定科目ごとに元帳を作成します。
元帳を作るたび、総勘定元帳シートにコピペします。
この作業を勘定科目の数だけ繰り返します。
総勘定元帳シート
このシートには、仕訳に登場した全勘定科目の元帳が集合します。
印刷して残すのは仕訳帳シートと総勘定元帳シート
仕訳帳シートと総勘定元帳シートは、青色申告帳簿そのものですから、印刷して紙の形で残しておかないといけません。
一般の会計ソフトのほうが処理が楽だとは思います。
私はエクセルでの青色申告に慣れ親しんでいるため、不自由を感じません。
しかし、私の周囲でエクセルから青色申告ソフトに転向した人々は、誰一人「エクセルの方がいい」なんて言わないです。
ですから一般の会計ソフトの方が、作業が楽になるのは確かだと思います。
エクセルで青色申告作業を行った方が良いのは、私と同じように、
- 便利なソフトを便利に使うには銀行口座やクレカと連携が必要だけど、チキンハート過ぎてパスワードをソフトに渡すことできない
という方に限られるかも知れません。
ただ、当サイトで今後、実際の帳簿作成作業について解説記事を書くに当たっては、「青色申告帳簿作成用エクセルファイル」で作業することを前提にする場合があります。
その点ご了承ください。