欧州危機、ついにスペイン人からシエスタ(昼寝)を取り上げる

欧州危機の影響で、これまでスペイン人が当たり前のように楽しんできたシエスタが存続の危機に瀕しているようです。世界的に日常生活から余裕がどんどん奪われていっているようで怖いです。

シエスタとは

日本では、昼の休憩は1時間前後であるのが一般的ですが、スペインでは2~3時間が一般的です。この長い昼休みをシエスタといいます。

シエスタの間、スペイン人はレストランで長いランチを楽しんだり、昼寝をしたりして過ごします。

By: John Picken

ウェブシュフは、このシエスタこそ、スペイン人はじめラテン系の人がのんびりと楽天的であることの象徴のように思っていました。

ちなみに、昼休みが長いからといってスペイン人の労働時間が短いわけではありません。

3時間のシエスタを取ると、9時から勤務開始した場合20時くらいまで働くことになります。

スペイン人は、長い昼休みと引き換えに遅い帰宅を受け入れているのです。

欧州危機で大打撃

ところが、このスペインの象徴のようなシエスタが今大きな異変に見舞われています。

欧州危機で懐が寒くなったため、スペイン人労働者はシエスタにかけるお金を削減したのです。

ランチはレストランへ行かず買ってきたもので済ますようになってきています。

のんびり昼寝をする人も減ったようです。

日本は

日本にはシエスタがないですが、景気が悪くなるたびにサラリーマンの昼食予算が減って、社内に閉じこもる人が増えるのは共通です。

なにか、日本だけにとどまらず、世界中からゆとりがどんどんなくなって殺伐としてきている感じがします。


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