Wordpressでは自動的に記事を公開した日付が表示されます。記事中では大して目立ちませんがSEO的には無視できない要素です。そのため一部のウェブマスターはSEO目的で日付を操作したり隠したりするようですが、@web_shufuとしてはあまりオススメできません。
人は新しい情報を欲しがる
記事を公開した日付は記事の新しさを示します。
情報を探す人にとって新しさはとても大事です。
なぜなら、古い情報は時の流れとともに的外れになりやすいからです。(新しければ的を射ていると言うことにはなりませんが…。)
したがって、検索エンジンのユーザーが情報を探すとき、どうしても新しいものを優先して探す傾向があります。
逆に言えば、古い記事はそれだけでクリックされる割合が下がります。
検索エンジンも新しい情報を優遇
ユーザーに新しいものを好む傾向が有る以上、Googleなどの検索エンジンも新しい情報を優遇します。
いや、少なくとも優遇しようとはするはずです。
逆に言えば、古い記事はそれだけで冷遇される可能性があります。
また、新しい記事は検索順位について優遇されるだけでは有りません。
検索結果の表示には、かなりの確率で日付がつきます。
日付を付ける付けないの基準はよくわかりませんが、当ブログの記事などは半分以上は日付つきで表示されています。
SEO目的で日付を削除する動き
このような状況を受けて「コンテンツに日付を載せるな」という意見が出てきました。
これは今に始まったわけではなく数年前からちょくちょく聞くようになりました。
目的はもちろん記事の古さを隠すことです。
あのライティング・マーケティング関係の有名ブログcopybloggerまでそうしてしまっていた時期がありました。
また、クライアントに対して「コンテンツに日付を載せるな」というSEO業者さんが増えた時期もありました。
日付を隠すのは詐欺
しかし、日付を隠すというのはそもそもユーザーを騙す行為です。
新しさが品質にかなり影響するという点では食品とコンテンツは似ています。
もし食品販売業者が製造年月日を偽っていたとしたらどんな批判を受けるでしょうか。
おそらく会社の存亡に関わるほどの批判の渦に巻き込まれるでしょう。
SEOのために日付情報を隠したり偽ったりして記事の鮮度を誤魔化していることが露見したら、そのサイトの信用は大きく傷付くはずです。
SEO的に大ダメージを受けるかも
また、SEOのために日付を隠す行為というのは、Googleがとても嫌う「検索エンジンを欺く行為」です。
今のところ、日付の隠蔽や誤魔化しは大したダメージがないかもしれません。
しかし、将来的にはとてもリスキーな行為であることは間違いないと思います。
重要なのは公開日ではなく最終更新日
ところで、食品の場合は品質に影響するの重要な情報は製造日です。
しかしコンテンツの場合はそうではありません。
たとえ古いコンテンツでも、真摯な態度で最近更新されたコンテンツは、鮮度が高いといえます。
したがって、コンテンツにおいて品質に影響する重要な情報は、公開日(すなわち製造日)ではなく最終更新日です。
それが証拠に、Google推奨のサイトマップフォーマットでも、公開日を記載するところはなく、<lastmod>~</lastmod>で最終更新日を記載するようになっています。
記事に最終更新日を表示する方法
そういうわけで、記事には、公開日ではなく最終更新日を必ず載せるべきです。
しかし、かくいう@web_shufuはいままで公開日しか載せていませんでした。
理由はWordPressのテーマをカスタマイズするのが面倒だったからです。それだけです。すいません。
この記事を書くにあたり以下のように修正しました。
- カテゴリーページに記事の公開日ではなく最終更新日を載せ、記事の並び順は最終更新日が新しい順にしました。個別記事ページでは、タイトルの近くに公開日ではなく最終更新日を載せました。
- 個別記事ページ下部の関連記事リストにも公開日ではなく最終更新日を載せました。
- トップページは従来どおり公開日を記載し公開日が新しい順に記事を並べます。
カテゴリページと個別記事ページの修正に当たってやったことは、以下の2記事にまとめています。
[img-link url=”https://webshufu.com/how-to-remove-meta-and-feedback-in-twentytwelve/” title=”TwentyTwelveでフィードバック情報とメタ情報を削除する方法”][img-link url=”https://webshufu.com/how-to-display-dates-automatically-with-time-tag/” title=”Wordpressで<time>タグを使って最終更新日を自動的に表示する方法”]