社労士試験の科目・配点と出題範囲~年金と一般常識は苦手にしてはいけない

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よく分かる社労士合格テキスト全11冊の厚さは18cm

試験に望むなら、出題科目と配点の確認は必須です。社労士試験でも当てはまります。

社労士試験の出題科目・配点と出題範囲について、社会保険労務士試験オフィシャルサイトの「受験案内」を見ながら、確認していきましょう。

試験科目は8科目。範囲は広い

社会保険労務士は、労務管理士と社会保険士が統合されて誕生した国家資格です。

社労士試験では、労務管理と社会保険について問われます。

労務管理については以下の4科目が出題されます。

試験科目略称
労働基準法労働安全衛生法労基安衛
労働者災害補償保険法労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む)労災
雇用保険法労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む) 雇用
労務管理その他の労働に関する一般常識労一

社会保険については以下の4科目が出題されます。

試験科目略称
社会保険に関する一般常識社一
健康保険法健保
厚生年金保険法厚年
国民年金法国年

全部で8科目出題されます。科目数だけ見ても範囲はとても広いです。

ここで注目してほしいのが労一と社一です。

数多くの法律と数多くの白書その他政府の文書が試験範囲になります。

メインで使ったテキストの厚さを合計すると約18cm

社労士試験の範囲の広さについて分かったところで、その範囲をカバーするための学習量をわかりやすくお伝えします。

私は、2度目の受験で合格するまでの1年間、TACの市販テキスト「よく分かる社労士 合格テキスト」シリーズをメインのテキストとして利用しました。

このシリーズは全部で11冊あって、もちろんすべて読破しました。

11冊全てを本棚に並べて厚さを測ると、約18センチあります(^o^;

よく分かる社労士合格テキスト全11冊の厚さは18cm

範囲の広さを体感して頂けたでしょうか。

選択式と択一式の2種類の試験を受ける

社労士試験では、選択式と択一式の2種類の試験を受けなければなりません。

試験当日の午前中に選択式、午後に択一式が実施されることが多いです。両方に受かれば合格です。

選択式と択一式は、言葉は似ていますが、試験形式は全く違います。

社会保険労務士試験についての情報|社会保険労務士試験オフィシャルサイトに、直近の試験問題がありますので、ちょっと見てみましょう。

選択式はどの問題も5つの空欄を埋める問題ですね。

一方、択一式はすべて五肢択一式問題です。

選択式・択一式ともマークシート試験です。

記述式の試験と比べれば、広く浅く勉強する必要があります。

選択式と択一式の科目別配点

社会保険労務士試験オフィシャルサイトの受検案内を見ながら、配点について詳しくみてみましょう。

選択式配点は次のとおりです。

科目配点
労基・安衛5
労災・徴収5
雇用・徴収5
労一5
社一5
健保5
厚年5
国年5
合計40

一方、択一式の配点は次の通りです。

科目配点
労基・安衛10
労災・徴収10
雇用・徴収10
労一・社一10
健保10
厚年10
国年10
合計70

配点表は漫然と眺めるだけではいけません。

高校受験や大学受験もそうでしたが、社労士試験でも、配点の中に試験に受かるためのコツが隠れているものです。

年金を苦手にしてはいけない

配点表を見ると各科目均等に配点されているように見えますよね。

でも実は違います。 国年と厚年は2科目となっていますが、これは年金制度を2科目に分けて出題しているに過ぎません。

年金制度に関する問題の配点はとても大きいので、年金を苦手科目にしてはいけません。

選択式では国年・厚年各5/40ずつで合計10/40(25%)、 択一式では国年・厚年各10/70ずつで合計20/70(約29%) もあります。

年金を制するものは社労士試験を制すると言われています。

一般常識を苦手にしてはいけない

苦手にしてはいけないのは、年金だけではありません。

労一と社一という2つの一般常識科目を苦手にすると、社労士試験の合格は厳しくなります。

選択式では労一・社一 それぞれの配点が5点ずつ。一般常識の配点が総得点に占める割合は10/40(25%)もあります。

一般常識を苦手にすると選択式で苦戦することになります。

一般常識は範囲が広くて掴みどころがないのですが、合格するためには踏ん張らないといけない科目になります。

出題範囲と配点の次は、合格ラインを確認

配点が分かったら次は合格基準の確認です。

国家試験の合格基準はブラックボックスで不明瞭なことが多いのですが、社労士試験は違います。

社会保険労務士試験の合格基準の考え方について|厚生労働省で、はっきりと基準が定められています。

原則的な合格基準は以下の通りです。

合格点選択式択一式
総得点28/4049/70
各科目3/54/10

合格ラインが補正されて引き下げられる場合もありますが、受験勉強を進める上では、原則的な合格基準をクリアするべく頑張らないといけません

そして、社労士試験が試験問題の見た目以上に難しくなってしまう秘密は、この合格基準にあります。

試験勉強に取り組む上でも、試験当日の試験への取り組み方を考える上でも、この秘密を意識しておかないと合格が遠のいてしまいます。

社労士試験の合格基準についてはボリュームがあるので、別の記事で詳しく書きます。