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アフィリエイター・ブロガーの経費に関する家事按分と仕訳を晒してみる

ブロガー・アフィリエイターのための「はじめての青色申告シリーズ」第12回です。

前回の記事はこちら

今回は家事按分について書きます。


特に儲かってはいませんが、一応アフィリエイター兼ブロガーとして個人事業主やってます。@web_shufuです。

私が経費をどのように仕訳しているのかを晒してみます。

家事按分のやり方も含め、皆さんのお役に立てれば幸いです。

なお、この記事は、以下の2記事を読んだ上で、ご覧頂くことを強くオススメします。

方針1:経費については未払や前払の処理をしません

税務署作成の「青色申告の手引き」を見る限り、個人事業主のアフィリエイター・ブロガーの経費仕訳は現金主義でOKです。

そういうわけで、経費の仕訳では、未払や前払の調整をしません。

方針2:家事按分は支払いの都度やると大変なので、年末にまとめて行います。

家事按分とは、家計費としての性格と事業の必要経費としての性格を併せ持つ支出について、合理的な基準に基づき、家計費に相当する金額と必要経費に相当する金額とに区分計算することです。

ブロガーやアフィリエイターの場合、事業の必要経費と家計費とに家事按分しなければならない支払いが多くなります。

家事按分は支払いの都度やってもよいのですが、とても面倒です。

そこで、とりあえず、支払い時には家事按分をせずに仕訳しておきます。

そして、年末にまとめて家事按分仕訳をします。

全額を必要経費に計上している支出項目

全額を事業経費とみなすことができる支出は、家事按分の必要はありません。

サーバー代

多くのブロガー・アフィリエイター同様、私にとって、レンタルサーバー代は、アフィリエイト収入を得ようとしなければ全く必要ないものです。

したがって、家事按分は必要なく、全額を事業の必要経費として計上します。

事業用口座から支払う場合と家計口座から支払う場合では、違う仕訳になります。

7/1以降1年分のレンタルサーバー料金20,000円を、6/21に事業用口座から振り込んだ。

日付 借方 金額 貸方 金額 摘要
6/21 通信費 20,000 預金 20,000 (取引相手等)

7/1以降1年分のレンタルサーバー料金20,000円を、6/21に家計口座から振り込んだ。

日付 借方 金額 貸方 金額 摘要
6/21 通信費 20,000 事業主借 20,000 (取引相手等)

ドメイン代

ドメイン代金もサーバーと同様、アフィリエイト収入を得ようとしなければ掛からない費用ですから、全額を事業の必要経費として計上します。

家事按分は必要ありません。

7/1以降1年分のドメイン代金1,000円を、6/21に事業用口座から振り込んだ。

日付 借方 金額 貸方 金額 摘要
6/21 通信費 1,000 預金 1,000 (取引相手等)

7/1以降1年分のドメイン代金1,000円を、6/21に家計口座から振り込んだ。

日付 借方 金額 貸方 金額 摘要
6/21 通信費 1,000 事業主借 1,000 (取引相手等)

IT系セミナー・マネー系セミナーと懇親会

サイト運営や記事作成のための知識を増やすことを目的に、セミナーや見本市に参加した場合は、生き帰りの交通費を含めて、全て研修費として費用計上します。支払いは現金で行うので事業主借を使います。

日付 借方 金額 貸方 金額 摘要
△/△ 研修費 △△△ 事業主借 △△△ セミナー△円、交通費 □□-○○往復 △円

セミナーや見本市の後、懇親会に参加した場合は、懇親会費用は交際費として処理します。この場合、交通費のうち帰りの部分は交際費に入れてます。

日付 借方 金額 貸方 金額 摘要
△/△ 研修費 △△△ 事業主借 △△△ セミナー△円、交通費 □□-○○片道 △円
△/△ 交際費 △△△ 事業主借 △△△ 懇親会費△円、交通費 ○○-□□片道 △円

メンバーに同業者がいるなど、仕事上有益なコネ作りに関係がある飲み会・食事会(大阪ナイト・名古屋ナイト)の場合は、往復交通費、宿泊費、会場で支払った会費飲食代、すべてを合計して交際費として処理します。

日付 借方 金額 貸方 金額 摘要
△/△ 交際費 △△△ 事業主借 △△△ 懇親会費△円、交通費 ○○-□□片道 △円、××ホテル △円

家事按分して一部のみを必要経費に計上している支出項目

期中の費用支出時は、いったん全額を経費として仕訳しておき、年末に家事按分仕訳をします。

プロバイダ費用

プライベートでもネットを使う以上、プロバイダ費用の全てを事業用の必要経費とするわけにはいきません。

そこで、使用時間基準で、プロバイダ費用を事業用の必要経費と家計費とに家事按分します。

期中の仕訳

1/25に1カ月分のプロバイダ料金5,000円が事業用口座から引き落とされた

日付 借方 金額 貸方 金額 摘要
1/25 通信費 5,000 預金 5,000 (取引相手等)

家計口座から引き落とされた場合は「預金」の代わりに「事業主借」を使います。(以下、家計口座から支払った場合の仕訳は割愛します。)

さて、私のプロバイダ費用が毎月5,000円ずつだとすると、毎月のプロバイダ費用の仕訳は以下のような感じになり、年間合計60,000円になります。

日付 借方 金額 貸方 金額 摘要
1/25 通信費 5,000 預金 5,000 (取引相手等)
2/25 通信費 5,000 預金 5,000 (取引相手等)
3/25 通信費 5,000 預金 5,000 (取引相手等)
12/25 通信費 5,000 預金 5,000 (取引相手等)

年末の家事按分仕訳

年末に家事按分する際、私は使用時間基準で行っています。

私の場合、アフィリエイターブロガーとしての一日あたり作業時間は約8時間なので、プロバイダ料金のうち8/24=1/3=20,000を必要経費に、残りの2/3=40,000を家計費に按分します。

年末の時点で必要経費(通信費)として計上してしまっているプロバイダ費用60,000円のうち、40,000円は、本来家計口座から支出すべき家計費です。

家計口座から支出するべき40,000円を、事業用口座から支出したのですから、これは事業から家計への「貸し」、すなわち事業主貸です。事業用の必要経費である通信費ではありません。

そこで、以下のような振替仕訳をして、通信費を40,000円分減少させ、事業主貸を40,000円分増加させます。

日付 借方 金額 貸方 金額 摘要
12/31 事業主貸 40,000 通信費 40,000 プロバイダ料金合計の2/3を家計費に修正

これで、プロバイダ料金60,000円は、通信費20,000円と事業主貸40,000円に家事按分することができました。

家事按分の仕訳テンプレ

プロバイダ費用に関する家事按分を見れば勘の鋭い皆さんは気が付かれたと思いますが、家事按分の仕訳にはわかりやすいパターンがあります。

日付 借方 金額 貸方 金額 摘要
12/31 事業主貸 △△△ 通信費 △△△ □□料金合計の△/△を家計費に修正

※△△△は、必要経費に計上せず、家計費とするべき金額。

これを覚えておくと家事按分はとても簡単です。

携帯・固定電話利用料金

私は2015年にスマホをガラケーに戻して、月5000円程度の通信費削減を行いました

その後、ガラケーは仕事に使用せずプライベート専用状態で、スマホは自宅内でウェブサイトの表示確認用に使っているものの通信料金は発生しない状態です。

今の私の状態では、携帯電話の料金は1円たりとも費用計上できません。

しかし、以前は、スマホなどの携帯電話を、事業・プライベートで兼用していました。

こういう状況では、電話利用料金の一部は経費計上できますが、全てを事業用の必要経費とするわけにはいきません。

プロバイダ費用と同様、使用時間基準で家事按分します。

以下、事業・プライベート兼用の携帯料金の仕訳例のみ載せますが、事業・プライベート兼用の固定電話についても同様に仕訳をしています。

月々の料金引き落とし時の仕訳

毎月10日に事業用口座から一か月分の携帯料金が引き落とされていて、毎月の携帯料金が6000円である場合、一年間の携帯電話料金支払いに関する仕訳は以下のようになり、総額72,000円が通信費に計上されることになります。

日付 借方 金額 貸方 金額 摘要
1/10 通信費 6,000 預金 6,000 (取引相手等)
2/10 通信費 6,000 預金 6,000 (取引相手等)
3/10 通信費 6,000 預金 6,000 (取引相手等)
12/10 通信費 6,000 預金 6,000 (取引相手等)

※家計口座から引き落とされた場合は「預金」の代わりに「事業主借」を使います。

年末の家事按分仕訳

家事按分は使用時間基準で行い、一日当たりの作業時間が8時間ですから、携帯電話料金のうち8/24だけが事業用の経費で、残りの16/24=2/3は家計費です。

必要経費である通信費として計上した携帯電話料金72,000円のうち、家計費として事業主貸に修正しないといけないのは、72,000×2/3=48,000円です。

そこで、以下のような振替仕訳をして、通信費を48,000円分減少させ、事業主貸を48,000円増加させます。

日付 借方 金額 貸方 金額 摘要
12/31 事業主貸 48,000 通信費 48,000 携帯電話利用料金合計の2/3を家計費に修正

PC・スマホその他ネット回りの備品やソフトの購入

私のようなアフィリエイター・ブロガーにとって、PC・スマホ・プリンタ・スキャナなどの端末・セキュリティソフト等のソフトなどは事業に必要不可欠です。

でも、事業のためだけに使っているとは言えませんので、購入費用の全額を必要経費とするわけにはいけません。

そこで使用時間基準で家事按分しています。

支払い時の仕訳

ソフトの購入費用や年間使用料は、支払いの都度、消耗品費として計上します。

日付 借方 金額 貸方 金額 摘要
△/△ 消耗品費 △△△ 預金 △△△ (取引相手等)
△/△ 消耗品費 △△△ 預金 △△△ (取引相手等)
△/△ 消耗品費 △△△ 預金 △△△ (取引相手等)

※代金を現金や家計口座から支払った場合は「預金」の代わりに「事業主借」を使います。

年末の家事按分仕訳

私の作業時間は1日8時間で、使用時間基準で按分するのですから、端末・ソフトの購入費用のうち、8/24だけが事業用の経費で、残りの16/24=2/3は家計費です。

そこで、以下のような振替仕訳を行い、消耗品費として計上されているソフトの購入総額・使用料総支払額の2/3を減少させ、事業主貸を同じ額増加させます。

日付 借方 金額 貸方 金額 摘要
12/31 事業主貸 △△△ 消耗品費 △△△ ソフト代金のうち2/3を家計費に修正

電気代

事業でもプライベートでも電気って使いますよね。だから家事按分します。基準は使用時間基準です。

月々の料金引き落とし時の仕訳

電気代は水道光熱費で処理します。

毎月20日に一か月分の電気料金が引き落とされていて、毎月の電気料金が7,000円である場合、一年間の電気代に関する仕訳は以下のようになり、電気代の合計は84,000円です。

日付 借方 金額 貸方 金額 摘要
1/20 水道光熱費 7,000 預金 7,000 (取引相手等)
2/20 水道光熱費 7,000 預金 7,000 (取引相手等)
3/20 水道光熱費 7,000 預金 7,000 (取引相手等)
12/20 水道光熱費 7,000 預金 7,000 (取引相手等)

※電気代を現金や家計口座から支払った場合は「預金」の代わりに「事業主借」を使います。

年末の家事按分仕訳

私の作業時間は1日8時間です。使用時間基準で按分するのですから、電気代のうち8/24だけが事業用の経費で、残りの16/24=2/3は家計費です。

そこで、以下のような振替仕訳をして、水道光熱費として計上されている電気代84,000円のうち2/3に相当する56,000円を減少させ、事業主貸を56,000円増加させます。

日付 借方 金額 貸方 金額 摘要
12/31 事業主貸 56,000 水道光熱費 56,000 電気代のうち2/3を家計費に修正

家賃・更新料・仲介手数料

自宅で作業しているブロガーやアフィリエイターの場合、作業スペースは自宅の一部にすぎませんから、家賃もまた、すべてを事業用の必要経費とするわけにはいきません。

私の場合、家賃は稼働時間基準ではなく、使用面積基準で案分しています。家賃の按分は使用面積基準がオーソドックスだと聞いたので、そうしています。

月々の家賃引き落とし時の仕訳

家賃は地代家賃として処理します。

賃料9万円の部屋に住んでいて、家賃が毎月27日に引き落とされる場合、一年間の家賃に関する仕訳は以下のようになり、家賃の合計は1,080,000円です。

日付 借方 金額 貸方 金額 摘要
1/27 地代家賃 90,000 預金 90,000 (取引相手等)
1/27 地代家賃 90,000 預金 90,000 (取引相手等)
12/27 地代家賃 90,000 預金 90,000 (取引相手等)

※家賃を現金や生活用口座から支払った場合は「預金」の代わりに「事業主借」を使います。

年末の家事按分仕訳

我が家は専有面積55㎡。作業部屋のサイズは3.6m×2.6m=9.36㎡(実測)です。

使用面積基準で案分するのですから、家賃のうち9.36/55が事業用の必要経費、残りの(1-9.36/55)は家計費です。

そこで、以下のような振替仕訳を行って、地代家賃として計上されている家賃1,080,000円のうち(1-9.36/55)に相当する896,204円1を減少させ、事業主貸を896,204円増加させます。

日付 借方 金額 貸方 金額 摘要
12/31 事業主貸 896,204 地代家賃 896,204 家賃支払合計のうち(1-9.36/55)を家計費に修正

更新料・礼金など大家さんへの支払いの仕訳

家賃以外でも、大家さんに支払う礼金・更新料は地代家賃として処理します。

日付 借方 金額 貸方 金額 摘要
△/△ 地代家賃 △△△ 預金 △△△ (取引相手等)

年末には、家賃の合計額に加えて、家賃とまとめて家事按分します。

仲介手数料・更新手数料など、大家さん以外への支払い

不動産屋さんへの仲介手数料など、大家さん以外への手数料は支払手数料として処理します。

日付 借方 金額 貸方 金額 摘要
△/△ 支払手数料 △△△ 預金 △△△ (取引相手等)

年末には、やはり使用面積基準で家事按分します。

私の場合は、(1-9.36/55)を事業主貸に振り替えます。

日付 借方 金額 貸方 金額 摘要
12/31 事業主貸 △△△ 支払手数料 △△△ 仲介手数料のうち(1-9.36/55)を家計費に修正

新聞代

ブロガーたる者、新聞代は必要経費だと胸を張って言えるはず。

でも、新聞は家族も読みます。家族が読む分は事業と関係ないですね。

月々の引き落とし時の仕訳

新聞代は、支払いの都度、新聞図書費で処理します。

新聞代が月4000円で毎月15日に引き落とされるとすると、年間の新聞代に関する仕訳は以下のようになり、新聞代の合計は48,000円です。

日付 借方 金額 貸方 金額 摘要
1/15 新聞図書費 4,000 預金 4,000 (取引相手等)
2/15 新聞図書費 4,000 預金 4,000 (取引相手等)
3/15 新聞図書費 4,000 預金 4,000 (取引相手等)
12/15 新聞図書費 4,000 預金 4,000 (取引相手等)

※新聞代を現金や家計用口座から支払った場合は「預金」の代わりに「事業主借」を使います。

年末の家事按分仕訳

ウチの場合、夫婦二人で新聞一紙を取っているので、新聞代のうち「私用」の部分が1/2。

日付 借方 金額 貸方 金額 摘要
12/31 事業主貸 24,000 新聞図書費 24,000 新聞代支払合計のうち1/2を家計費に修正

書籍の購入

書籍の購入についても、事業に必要なものとそうでないものがありますから、書籍の購入費用を全額必要経費に計上するわけには行きません。

年末に家事按分が必要になります。

購入時の仕訳

書籍の購入は全て新聞図書費として仕訳します。

事業用口座から本の代金が引き落とされた場合は以下のような仕訳になります。

日付 借方 金額 貸方 金額 摘要
△/△ 新聞図書費 △△△ 預金 △△△ (取引相手等)

書籍の代金を現金で払ったり、生活用口座から引き落としたりした場合は以下のような仕訳をします。

日付 借方 金額 貸方 金額 摘要
△/△ 新聞図書費 △△△ 事業主借 △△△ (取引相手等)

年末の家事按分仕訳

年末に、1年間に購入した書籍について、事業に必要なものと無関係なものに分けますが。

ほとんどの書籍購入は事業に必要なものとして扱います。結局のところ記事ネタですからね。

  • 記事の参考にした書籍
  • サイト運営に必要なIT系
  • 文章術系
  • 先行きマネー系の記事を増やそうとして読んだマネー系の書籍・雑誌

2015年については以下の書籍・新聞・雑誌は事業に無関係として扱いました。

  • 柴犬まるの写真集(嫁へのプレゼント)
  • 旅行ガイド(旅行系の記事は書いていない)

これら事業に無関係な書籍の購入代金は、年末に合計して、新聞図書費から事業主貸に振り替えます。

日付 借方 金額 貸方 金額 摘要
△/△ 事業主貸 △△△ 新聞図書費 △△△ (書籍名)

経費に計上しない支出項目

以下のような項目は、経費として計上しません。

仕事上の付き合いがない友人たちとの飲み会・外食

私は食レポをしないので、交際費にならない外食代は仕事に関係ありません。よって経費計上しません。

でも、ブログで食レポをする場合も半額程度しか必要経費に計上しないでしょう。

食レポ記事の材料になった外食も「ブログのためだけに外食したか」というと違いますよね。

ブログとは関係なく「おいしいらしいから食べてみたい」「フラッと立ち寄ったらおいしかった」という要素がありますよね。

だから、ブログで食レポをする場合は、半額だけ経費にすると思います

旅行代

今のところ旅行記事を書いていないので一切経費計上しません。

ただ、嫁と二人で旅行に行ったことを記事にしたとしても、旅行費用のうち「私用」の部分は1/2。

さらに、私はブログのためだけに旅行したわけではないので、「私用」のうち経費にできるのはせいぜい1/2。

だから、旅行費用の1/4だけ費用に計上すると思います。

駐車場代など自動車関係諸費用

アフィリエイターやブロガーの場合、事業運営に自動車が必要だとは言えないので、自動車コストは一切必要経費に入れてません。

服代

事業に使っていると言える服がないです。必要経費にできません。

水道代・ガス代・日常の食費

料理記事は少ししか書いていないので、按分が面倒で、水道代・ガス代・日常の食費等は必要経費に計上していません。

料理レシピブロガーの方は、ブログ記事にするための料理に1日あたりどれくらいの時間を費やしているかを求めて、水道代・ガス代を家事按分しても良いかもしれません。

日常の食費についても、レシピ記事作成のために作った料理の材料は、一部を経費に計上できると思います。

経費計上についての情報は文書化して帳簿と一緒に残しておく

費用計上する費目については、

  • 家事按分するか否か
  • 家事按分する場合はその按分割合と、按分割合の算出根拠

などを、紙文書化して帳簿と一緒に保存しておくと言いと思います。

翌年按分について悩まなくて良いですし、会計処理の一貫性を保つのにも役立ちます。

また、以下のような、経費の支払い方についての情報も

  • 口座引き落としかカード払いか
  • 口座引き落としならどの口座から引き落とすか
  • カード払いなら、カード種別と、カード代金引き落とし口座
  • 経費の支払いを裏付ける書類として何を抑えればいいか

帳簿作成前にまとめておきましょう。これについては下記記事で説明しましたね。

※この記事は、あくまでも私が「これがベスト」と思うやり方の紹介であって、絶対的な正確さは保証できませんのであしからず。


次回「はじめての青色申告シリーズ」第13回は

をお送りします。


  1. 1,080,000円×(1-9.36/55)=896203.63636…1円未満切り上げ 


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