ロシアのハッカーがiOS向けのアプリで、アプリ内課金システムを迂回する方法を編み出しました。ゲームアプリの課金アイテムなどがタダで取り放題になる可能性があるので、「基本無料・アイテム課金」のゲームをリリースしている会社には大打撃になりそうです。
この裏技を使うと犯罪です
今回登場した裏技は、課金コンテンツを購入しておきながら、インストールしたぷろぐらむの力で課金を妨げるというメカニズムです。
すなわち単なる窃盗です…。
アプリ提供者の合意のもと、無料でアプリ内のコンテンツをもらえる裏技だったら堂々と使えてよかったのですが…。
脱獄無しで簡単に利用可能
この裏技は、3つのアプリをインストールするだけで実行可能になります。ジェイルブレークの必要はありません。
インストール方法などを日本語で丁寧に言うと、ほぼ間違いなくコンテンツ盗用に使われるので、そうするつもりはありません。
しかし、すでに英語でインストールを説明するサイトが立ち上がっています。
おまけに、チュートリアルビデオまであります。
http://www.youtube.com/watch?v=iSuo4xEucqE
この裏技をとても手軽に利用できる環境がすでに整ってしまっています。
課金アイテムの販売中止が上策?
「基本無料・アイテム課金」型のアプリをリリースしている開発者は、アップルがこの裏技を完全に無力化するまで、課金アイテムの販売を中止したほうがいいかもしれませんね。
ちなみに、問題が発覚してから半日たっても、アップルは未だに有効な対策を打ち出せていません。