無名なブロガーが記事を読んでもらうためには、キャッチーな記事タイトルを一人でも多くの人に見てもらう必要があります。記事を読んでもらえるかどうかはタイトルにかかっているのです。そこで、人を引きつけるタイトルに必要な要素をまとめました。
自分のための記事だという適合性
ブログを読むとき、手当たり次第に読もうとしている人はあまりいません。
自分に関係なさそうな記事や、自分の知らない言葉が出てくる記事はスルーしがちです。
少なくとも自分に関係ありそう・役に立ちそうだから貴重な時間を割いてその記事を読むのです。
そこで、自分に関係ありそう・役に立ちそうな感じを出すために、タイトルには以下の形式を取り入れます。
専門用語・ブランド名・製品名は使わない
これは必須条件です。知らない言葉が短いタイトルに出るようだと自分に関係ない記事と判断されてしまいます。
「あなたは~」「みんな~」「私たち~」と呼びかけてみる
これは出来れば取り入れたい要素です。自分を含む集団に対して呼びかけがあると、人は一瞬注意を惹かれます。「あなたは~」の場合「~ですか」と質問の形にするとなお効果的です。
- 「あなたは今の成績に満足?成績が上がる7つの工夫」
- 「成績が上がる7つの工夫」
この二つを比べてみると実感できるのではないでしょうか。
流行のキーワードを入れる
これも出来れば取り入れたいです。しかし、記事内容と相反する言葉は入れてはいけません。たとえば、とても大雑把な勉強法を提示するとき、
- 「成績が上がるとてもワイルドな勉強法」
というのは、アリのような気がします。
利益や動機を提示する内容
人が貴重な時間を割いて記事を読むのは、そこに何かのメリットを求めているからです。求められているメリットとはほとんどの場合ノウハウやモチベーションです。
記事を読むことによる利益をはっきり提示することで、より強い注意を引きつけることができるようになります。
「絶対に多くの人に読んでもらいたい」という記事には、以下のどれか1つは取り入れたいものです。
楽な方法
これは、「直ぐに○○できる方法」という形式です。何か困った問題が起きてネットで調べ物をするときは、こういう情報を探しますよね。
- 「直ぐに成績が上がる方法」
というタイトルを、悩み多き受験生が見たら、とりあえず記事まで飛んできてくれるんじゃないでしょうか。
優秀な方法
- 「オール5を取るための方法」
など、何かとてもレベルの高いところに到達させてくれそうな情報も、多くの人に望まれている情報です。
動機付け
これは、上の二つの項目でも満たされています。挫折しかかっているとき、何かをするための方法とか、そうしなければならない理由のようなものが提示されると、それらをモチベーションにしてもう一頑張りする力が沸いてきます。
これを利用して、記事タイトルを「~方法」「~理由」の形式で締めると、それだけでかなりキャッチーになります。
- 「成績を上げなければならない10の理由」
など、成績があがることによるメリットが具体的に書かれていれば、勉強するモチベーションが上がります。
実際、ノウハウ本とか自己啓発本(動機付け本)は、本のジャンルの中でも常に売れ筋ですよね。
秘密の暴露
秘密を覗きたいという欲望は誰にでもあるものです。それが、何かをするノウハウやモチベーションと結びつくとかなり強い関心を持ってもらえます。
かなりオリジナル色の濃いノウハウ記事には「~秘密の方法」「~マル秘マニュアル」等というタイトルをつけると効果的です。
簡単で分かりやすい表現
タイトルに知らない言葉が含まれていないことは、関心をひきつけるためにとても大事なことです。でも、引きつけた関心をさらに増幅するために、メリットがより分かりやすい言い回しが必要です。
虚偽にならない程度の誇張
これはもう定番ですね。
- 「成績を劇的に上昇させる方法」
- 「成績を上昇させる方法」
明らかに前者が魅力的です。「劇的」と「少し」とを区別する明確な基準はないので、書き手の主観で少々大げさに書いても問題はありません。
カタカナの擬態語
カタカナの擬態語も有効です。
先ほどの成績の例で言うと、
- 「成績をアッという間に上昇させる方法」
- 「成績がグングン上がる方法」
- 「成績がドカーンと上がる方法」
などが考えられます。
数字の利用
方法や理由を述べるときに「○個の方法」のような形で数字を使うと、論点数がはっきり提示されているため、読みやすい記事を連想しやすいです。
また、記事を読むことによるメリットをより客観的に表し、タイトルだけで記事内容にある程度の信頼性を持たせることが出来ます。
- 「成績をアッという間に上昇させる方法」
- 「3から5へ!成績をアッという間に上昇させる7つの方法」
この二つでは、下のほうが信用できて読みやすそうですよね。
記事を読み直しながら的確なタイトルをつける
記事タイトルが記事の内容とずれていると、せっかく記事を読みに来てくれた人も直ぐに離脱してしまいます。
タイトルで関心を引こうとするあまり、記事の内容とずれたタイトルをつけてしまわないように、十分注意しましょう。