ブラック企業では「辞めても止む無し」との覚悟で異常に力が入った教育研修が行われる

更新

2013-09-11_1415
大量採用大量退職なブラック企業でも教育研修には力が入っている場合は多いです。ただ、その手法は、社員を辞めさせないように大事に教育するというのからは程遠いです。「ついて来れないヤツは辞めてもやむなし」という態度で行われます。

王将の研修のショートバージョンが繰り返される日常

これって別世界の感じがすると思いますが、私がお世話になった会社では勤務開始後の15分くらい似たような光景が繰り返されていました。

冒頭にガツーンと全員の行動を全否定している部分と、全ての会話が絶叫調な部分を除けば、ごく普通の内容なんですけどね。

これに慣れることが出来ない人は自主的に会社を去ります。

塾講師への模擬授業

塾講師をしていると他の講師や経営陣の目の前で模擬授業をさせられることがあります。

基本的には集中的にダメ出し・つるし上げを食らう場なので好きにはなれませんでした。

馬鹿とかアホなどと人格そのものを攻撃されることは無いのですが、結局「お前の仕事は駄目だ」とリピートされ続けるのですから精神的にきついです。

しかし、模擬授業の効果については誰も否定できないので、文句は言えません。

問題のある講師には多くの模擬授業

この模擬授業ですが、問題ありとみなされた講師には、他の講師より高い頻度で課されます。

問題のある講師には通常より強度な教育研修が必要なので当たり前ですね。

模擬授業に耐えられない人もいる

ですが、ターゲットになった講師が連日の授業に精神的に耐えられなくなって、ある日突然出勤できなくなる場合がありました。

登校拒否ならぬ出勤拒否です。

ひどい場合には鬱になった人も見かけました。

こういう人たちは結局自主退職します。

塾は模擬授業がどう転んでも損しない

塾としては、問題のある講師の質を高めることで問題解決すべく模擬授業を行っています。

しかし、問題のある講師が模擬授業の辛さに耐えかねて自主退職したなら、それも1つの問題解決です。

代わりの新しい講師が必要なので採用コストは発生しますがそれも御の字なのです。

金融営業マンへの研修

ブラック企業の定額残業代は自主退職への追い込みにも使われるでも触れたとおり、成績の上がっていない営業マンに対しては、模擬面談⇒ダメ出し、ノルマ達成計画の立案⇒ダメ出しという教育研修が行われます。

また、場合によっては、アポ取りの電話の際に上司が「密着ダメ出し」を行います。

これも精神的にきついです。

成績の上がっていない営業マンを指導する上司や会社にしてみたら、問題の営業マンのスキルアップと売上増加が目標です。

しかし、成績の上がらない営業マンが自主退職するならそれも1つの問題解決です。

いずれ代わりの営業マンを採用しないといけないので採用コストは必要ですが、成績の上がっていない営業マンに自主退職させるのは次善の策だといえます。

最後に

ブラック企業だって「採用した全員が戦力になったらどんなにか素晴らしいだろう」くらいのことは考えています。

ですので、採用した従業員を戦力にするべく彼らなりに力を入れて教育します。

しかし「何が何でも全員を育て上げるぞ」という気はさらさらありません。

力の無い社員は「辞めても止む無し」と考えているし、力が無いまま居座られるよりましだと考えて、厳しい研修が行われているのは確かでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です