はてなの人気ブロガー「マネー報道 MoneyReport 」さんの記事「ダメ!絶対駄目!リンク否認ツールは気軽に使っちゃダメ!アクセス激減の恐怖(T_T) 」からidコールを受ける栄誉に浴しました。@web_shufuです。変なリンクがつくと気になりますが、ほとんどの場合は放置するのが正解です。
インターネッツでは脈略の無いリンクが「ある程度」付くのが当然
放置がベストとなる理由は、SEOの権威である渡辺隆広さんによる下記記事を見て頂ければよくわかります。
[img-link url=”http://www.sem-r.com/seo/20140307215410.html” title=”[SEO] 無関係な話題のサイトからの被リンクを否認する必要はない ::SEM R (#SEMR)”]
脈略のないリンクが付くのはインターネッツでは普通で自然であることが、すごく分かりやすく書かれています。
(インターネットの世界にはおかしな人もたくさんいますから)よくわからない文脈で、様々なサイトから(リンクを受けるサイト運営者の視点で見て)無関係なリンクというのは張られているものです。
「よくわからない文脈でついたリンク」が「ある程度」あるのは自然です。
「ある程度」しかない「よくわからない文脈でついたリンク」を否認するのは、それこそ不自然で良くないわけです。
「ある程度」とはどれくらいか?
渡辺氏によれば、関連性の無いサイトからのリンクの増加が数千本単位なら、それはまだリンク否認ツールを「使っても良い」レベルで‥
明らかに異常な数(数千本単位以上)のリンクが張られた時は、念のためリスク回避のためにリンク否認を行ってもよいかもしれません
数百万本単位ならリンクを否認したほうがいいそうです。
例えば、私は時折、敬意を込めて代表取締役SEO・辻正浩氏(職業:神様)といった具合に、意図がよくわからないアンカーテキストでリンクを張ることがありますが、辻氏は www.sem-r.com からのリンクを否認する必要はありません。しかし、もしも私が数百万単位でこうしたリンクを一気に貼り付けた場合は、彼はリンク否認を行った方がよいかもしれません。
一般のブロガーや企業が、リンクの否認をしなければならない状況は、めったにないようです。
不自然なリンクが原因で検索トラフィックが激減するには相当な数が必要
英文チェックツールGingerで有名な会社Ginger Softwareが、変なリンクで検索流入94%減となった事例でも、
gingersoftware.comはAhrefsなどのリンク調査ツールを使って、不自然なリンクを根こそぎ洗い出しました。
そして可能な限りその種のリンクを外しました
どうしても外せなかったものについてはリンク否認ツールで否認しました。
さらにGingerの社員も動員して、40000ものリンクを手動で調べ、ツールで発見できなかったスパミーなリンクを発見して否認しました。
ツールで発見できず、手動で対応せざるを得なかった不自然リンクだけで40000本ですよ。
不自然リンクの総数は、桁違いに多いでしょう。
大手サイトの検索流入に影響を与えるには、天文学的な数の不自然リンクが必要なようです。
不自然リンクは「監視しつつ放置」が正解
そういうわけで、不自然なリンクが少々増えたくらいでは放置して置けばいいのです。
しかし、不自然リンクは完全に無視してよいという訳ではありません。
SEOの専門家が「数百万本付いたら否認したほうがいい」と言っているわけですから、監視したほうがいいのは確かです。私も、
- Googleウェブマスターツール⇒サイトのダッシュボード⇒検索トラフィック⇒サイトへのリンク
- Ahrefs
などでのツールで月1回くらい確認しています。
個人ブロガーの不自然リンク対応は、この程度でいいのです。
アクセス急減の原因は大抵の場合「低品質」です
私はSEOの専門家ではないのですが、ブログへの検索流入急減は、不自然リンクのような外的要因によることは少なく、大抵は内的要因によるものだと思っています。
内的要因とは、ブログの記事に「低品質」なものが多いことです。低品質な記事が多いと、ほかの低品質ではない記事にまで悪影響を及ぼします。
「低品質な記事」の定義は難しいですが、見つけるのは簡単です。
検索エンジン経由での来訪者数を問題にしている以上、「極端に検索流入が少ない」=「低品質」です。
個人的には検索流入が1PV/日以下の記事を「極端に検索流入が少ない」と考えています。
低品質記事をまとめてリニューアルするのがオススメ
私の経験では、低品質な記事を一つにまとめてリニューアルすると効果が出ます。
ブログを続けていると、異なる時点で同じテーマについて書いた記事が出来てくると思うので、そういった記事をまとめると良いと思います。
下記記事にも書きましたが、実はGoogleさん自ら「順位を改善したいなら低品質ページをまとめて検索ユーザーに役立つ記事に改善しろ」と言っていますから。
[img-link url=”https://webshufu.com/tuen-low-quality-pages-into-a-high-quality-one-against-panda/” title=”PV倍増するかも!ボリュームの薄い低品質ページをまとめてパンダアップデート対策|ウェブシュフ”]
上の記事では、低品質記事のリニューアルについて、私がとった具体的な手順・成功例、専門家の方々による事例など紹介しています。
読んで頂ければ、アクセスの少ない記事をまとめて新エントリを作りたくなると思います。
ちなみに、私の場合、10記事あった「WordPress SEO by Yoast」関連の記事を1記事にまとめたら、記事数は10記事から1記事に減ったのに、アクセスは倍増しました。