家計簿や青色申告用の仕訳帳を少しでも楽に作りたいなら、現金による支払はなるべく避けることが基本です。
銀行引き落としやカード払いにしておくと、通帳や明細さえあれば、相当日が経ってからも仕訳をするのが簡単です。
現金払いが多いと、レシートを管理しないといけませんし、入力作業が面倒です。
現金決済はなるべく避けましょう。
銀行から現金を引き出した瞬間に、費用の支出として記録する
我が家では、銀行口座からお金を下したときに、「現金」という資産として扱わず、「お小遣い」という費用支出として扱い、もう「お金を使ってしまった」ものとみなしています。
銀行口座からの現金出金額は、以下のように仕訳し、把握しています。
日付 | 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 | 摘要 |
---|---|---|---|---|---|
1/25 | 妻お小遣い | 80,000 | 妻預金(105) | 80,000 | |
5/11 | お小遣い | 150,000 | 預金(ゆうちょ) | 150,000 |
現金支払額が多額の場合は、より具体的な費目に振り替える
現金の使い道が、まとまった大きな支出であるときは、後日振り替えて、具体的な費目を明らかにします。
例えば、私が5/12に人間ドック代を現金で払ったとしたら、以下のような仕訳をします。
日付 | 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 | 摘要 |
---|---|---|---|---|---|
5/12 | 医療費 | 142,900 | お小遣い | 142,900 | 人間ドッグ代 |
「お小遣い」は使い道がよくわからない現金支出なのですが、それを、人間ドッグ代という具体的な費目に振り替えます。
家計簿の目的は「家計改善」、細かいところはどんぶり勘定でいい
我が家の場合、以下の事柄は、現金で支払っています。
- 妻がガソリン代の支払でカードを使いません。なぜ?
- 外食や交際費もカードを使えないことが多いので現金払い
ガソリン代は無駄遣いするところではありませんから、現金支出が異様に増えたとしたら、その原因は外食や交際費の膨張だとすぐわかります。
現金支出を極力排除したことにより、現金支出の総額を把握するだけで家計管理ができる状態なんです。
現金支出を細かく記録する必要はありませんよね。
我が家が家計簿をつけて家計を管理する目的は、家計改善ですから。
青色申告の仕訳帳に転用するなら、事業関係の収入・支出だけはきちんと書く
我が家の家計簿は、少々の修正を経て、私の青色申告帳簿(仕訳帳、総勘定元帳)に転用されます。
私の事業関係(ブログ・サイト運営によるアフィリエイト広告事業)の支出、収入はきちんと記録しないといけません。
事業関係の収支も、ほとんど銀行・クレカ決裁なのですが、事業関係の交際費・研修費(懇親会やセミナーなど)は現金で払わざるを得ないです。
家計管理のことだけ考えると記録の必要がないほど少額ですが、れっきとした事業経費なので、青色申告のためにはきっちり記録しないといけません。
そういうわけで、我が家の家計簿には、
日付 | 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 | 摘要 |
---|---|---|---|---|---|
○/○ | 交際費 | … | お小遣い | … | ○○懇親会 |
○/○ | 研修費 | … | お小遣い | … | ○○セミナー |
という記載がちらほら見られます。
我が家のように家計簿を青色申告帳簿に転用している場合は、現金による事業関係の収入・支出がいくら少額でも、きちんと記録しないといけません。
そこは注意してください。