HCDコンサルティング(旧・中川勉社会保険労務士事務所FPウェブシュフ)のブログ

半年で社労士試験合格に肉薄した勉強法

上の写真は、2017年の第49回社会保険労務士試験の不合格通知書です。

はじめての社労士試験では、半年間の勉強で合格に肉薄したものの、選択式労一の得点が合格ラインまでわずか1点足らずに不合格でした。

しかし、半年間の勉強で、運次第では合格可能な所まで来たのは確かです。

また、2018年の試験で、ほぼ独学による合格を手にすることに繋がりました。

[img-link url=”https://webshufu.com/p7202/” title=”ほぼ独学!社労士試験に1年半で合格した勉強法”]

そこで、半年で社労士試験合格に肉薄した勉強法について、書き残しておこうと思います。

半年では時間が足りない

私は、2017年3月に受験勉強を開始して、2017年8月の試験を受けました。

受験勉強の期間は約半年で、トータルの学習時間は700時間程度でした。

社労士試験の合格には1000時間程度の学習が必要という方がいます。

それと比べて私は明らかに学習不足でした。

合格に肉薄することは出来ましたが、半年で合格するなら、時間が不足していることは常に認識するべきです。

時間がなくても、試験について調査することは大切

時間がなくても、合格を狙うなら、試験についてよく調べないと始まりません。

[img-link url=”https://webshufu.com/border-of-labor-and-social-security-attorney-examination/” title=”社労士試験の科目・配点・合格基準”]

ここは手抜きせずにしっかりやりましょう。

科目別学習の方針

時間がないので、試験について調べたら、早速に科目別の学習に入ります。

私は、科目別の基礎学習期の学習方針として、次の3つを掲げました。

  • 過去問を最低5年分はやる
  • 詳細な科目別テキストを使う
  • 1科目学習するごとにテストで力試しする

これらは特別なことではなく、資格試験に合格するための王道です。

各教科、次のように時間配分しました。

過去問は最低でも5年分

資格試験対策=過去問、そう言っても過言ではありません。

過去問を、しっかり理解してすらすら解けるようにすることは、資格試験対策として最低限のことです。

教材として、過去問5年分と詳細な解説を用意するべきです。

過去問を理解するために、詳細な科目別テキストが必要

過去問の解説を読んで理解するためには、基礎知識が必要です。

そのために基本テキストを使います。

全科目が一冊にまとまったタイプでは、情報量が足りません。

科目別に分冊された詳細なテキストを用意したほうがいいでしょう。

1科目学習するごとにテストで力試し

1科目学習するごとにテストを受けて、受験生の集団の中で、自分の位置を把握する必要があります。

時間がないので、受験予備校に身を委ねるしかない

何度も言いますが、受験まで半年では、時間が足りません。

本来なら、テキストや過去問集などの教材は自分でじっくり選ぶべきですが、それをする暇はありません。

そこで、私は受験予備校の門をたたき、その教材を上手に利用することにしました。

予備校はたくさんありますが、選んだのはフォーサイトの通信講座です。フォーサイトを選んだ理由は…

  • テキストその他の教材が、基本的に色刷り
  • 価格が安い
  • PDFのテキストが用意されていて、PC上で学習しやすい

…というものです。

私はフォーサイトを使いましたが、どの予備校を選んでも、きちんと取り組めば、半年で社労士試験の合格水準には達すると思います。

予備校の授業は聞かなかった

私は予備校の授業は聞きませんでした。

理由は、授業を聞いていると、眠くなるからです。

これは、予備校の授業がよくないのではなく、私は誰の授業を聞いても眠くなるからです。

会議やインタラクティブな授業では眠くなりませんが、黙って聞くだけだとどうしても眠くなります。

結局、合格するまで、予備校の授業は全く聞きませんでした。

テキスト、過去問集、テストはフル活用

授業は聞きませんでしたが、テキスト、過去問集、テストはフル活用しました。

ただひたすら愚直に「過去問が解けるように」という目標に向かって行きました。

ようやく科目別の学習が終わったのは7月上旬でした。もう試験まで2ヶ月も有りませんでした。

直前期の勉強方法

科目別の学習を一通り終えたら、すでに試験直前です。

直前期は以下のことを意識して勉強しました。

  • 法改正は必ずチェック
  • 過去問が一番大事
  • 模擬テストは必ず1回は受ける

法改正は必ずチェック

予備校の法改正テキストを利用して、法改正をチェックしました。

今まで利用してきた教材も、法改正に沿って訂正しなければなりません。

過去問が一番大事

法改正対策が済んだらひたすら過去問です。

全部できるようになるまでやります。

模擬テストは必ず1回は受ける

直前対策で最も大事なのは、模擬試験を受けて、試験当日のシミュレーションをすることです。

  1. どの科目から手を付けるか
  2. 時間配分はどうするか
  3. 試験中に休憩を取るのか、取らないのか

とくに、3.は重要です。

休憩をとって少しでもリフレッシュするのか、休憩を省略して時間的なメリットを得るのか、これは意見が分かれるところです。

どちらの作戦で行くかを決めておくのが大事です。

試験当日~三重県民ですが、岡山で受験

私は三重県民ですが岡山大学で受験しました。

人混みが嫌いなので、広々としている割に受験生があまり集まらないという会場を探していたのですが、岡山大学が一番良いと判断しました。

試験当日、選択式の試験では、制限時間が25分ほど残っている時点で全問回答して退出。

岡山大学キャンパス内の草地で、午後の択一式試験に向けて最後の追い込みをしようとしたら‥

なんと、側溝の蓋からアナグマ?が出てきて鉢合わせ、威嚇されて5分間にらみ合いをするという事案が発生。

最後の追い込みの邪魔をされてしまいました。試験中から先行きに暗雲が立ち込めました。

試験結果は、あと一歩で不合格

冒頭にも書きましたが、初回の社労士試験の結果は、あと一歩の不合格でした。

試験の自己採点:3項目で原則的な合格ラインを割り込む

試験後に自己採点を行ったところ…労一・健保・択一式総合点の3項目で、原則的な合格ラインを割り込んでいました。。。

2017年度の社労士試験で、原則的な合格ラインに、私の得点が達しなかった項目

選択式試験の科目別合格ラインは原則として各科目3/5以上ですが、私の労一・健保の得点はともに2/5となってしまいました。

また、択一式総合点の合格ラインは原則として49/70 以上ですが、私の得点は46/70でした。

この3項目以外については、原則的な合格ラインを上回っていました。

この3項目全てが補正されて合格ラインが原則より下がり、私の得点が合格ライン以上となれば合格です。

無宗教ですが、3項目に補正がかかるよう、にわかに神に祈りを捧げはじめました。

補正によって3項目のうち2つは合格ラインをクリア

しかし、11月に不合格通知が到着。残念。

赤で囲んだ部分が、原則的な合格ラインを下回った項目です。

厚生労働省発表の「社労士試験の合格基準及び正答(PDF)」 を見て、私が原則的な合格ラインを割り込んだ3項目について、補正が行われたかどうかを確認してみました。

2017年度の社労士試験の、実際の合格ラインと私の得点。

なんと、3項目のうち2項目までは補正されて、私の得点が合格ラインをクリアしているではないですか。

残り1項目は補正されず、1点足らずの不合格となる

しかし、選択式労一の合格ラインは補正されず3/5のまま。

私の得点は2/5でしたから、この1項目のみ合格ラインをクリアできませんでした。

結局、選択式労一であと1点取れていれば、合格でした。合格に肉薄したものの不合格です。

ほんの少し、取り組み方が甘かった。

試験を受けた実感からすれば、半年の勉強で合格することは十分可能でした。

私が合格を逃したのは、試験勉強と試験当日の取り組み方に、わずかに甘いところがあったからです。

特に、試験当日、選択式試験で25分ほど時間を残して途中退室したのが、もっとも甘いところです。

結局、選択式の1科目が1点不足で不合格になりました。

なぜ、最後まで頑張らなかったのか。

すぐにリベンジに向けて動く

私は、反省を胸に、すぐに2度目の受験に向けて準備をはじめました。

その結果、2度目の試験で合格を勝ち取りました。

  • 2017年9月に、翌年の試験に向けて受験勉強再開
  • 2018年8月の試験で原則的な合格基準をすべてクリアして合格

2度目の試験については、こちらをご覧ください。

[img-link url=”https://webshufu.com/p7202/” title=”ほぼ独学!社労士試験に1年半で合格した勉強法”]

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