ネット上の誹謗中傷を訴えても割に合わないことが多いです。そのため、誰かをどれくらいdisると、どれくらいの法的責任が問われるのかが不明瞭です。イケダハヤト氏による誹謗中傷訴訟を通じて色々明瞭になることを期待します。
最初は「訴訟は無駄」と思っていました
池田さんが訴訟の意志を明らかにしたのはこの記事においてです。
[img-link url=”http://www.ikedahayato.com/20140210/3297877.html” title=”匿名粘着アカウントたちを、リアルに訴訟しようと思っています : まだ東京で消耗してるの?”]
私は、最初は、訴訟なんかしたってムダじゃないか?と懐疑的でした。
いやまあ気持ちは分からんでもないけど。冷静に考えるとメリットなさそうです。恫喝としては一定の効果があるかも。 / “匿名粘着アカウントたちを、リアルに訴訟しようと思っています : イケハヤ書店” http://t.co/Ya2F0KsD42
— ウェブシュフ(一応は勉強アカ。社労士してます。) (@web_shufu) February 11, 2014
ですが程なくして熱烈に訴訟して欲しくなってきました。
もうこうなったらイケダハヤトさんには訴訟に踏み切ってもらって、後世に残る判例を作って欲しいです。
— ウェブシュフ(一応は勉強アカ。社労士してます。) (@web_shufu) February 11, 2014
理由は、ネット上のdisはどこまでやると違法とか不法とか言われるの?ということが知りたいからです。
誹謗中傷が行き過ぎると犯罪
これは確かです。
身体的特徴をdisると犯罪の可能性が高い
[img-link url=”http://news.a902.net/a1/2006/0914-85.html” title=”初対面女性に「デブ」で拘留刑、侮辱罪確定へ(ZAKZAK)”]
これは、ネット上での事件ではないですが、相手の身体的特徴をdisするのは、どんな場合でも犯罪に近いと言えるのではないでしょうか。
イケダハヤトさんが「ぼくが無礼な匿名アカウントに絡む、3つの理由 : イケハヤ書店」で問題にしているような「もやしはげ」発言は、侮辱罪に認定されてもおかしくないような気がしています。(注:法律素人な個人の感想です。)
アフォ、詐欺師、二枚舌の嘘つき、なども危ない
[img-link url=”http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2013/12/net-2d53.html” title=”NETで対立候補を誹謗中傷: Matimulog”]
「頭の悪いアフォ政治家、稚拙な詐欺師」「男性は稚拙な詐欺師。二枚舌の嘘つき。女性への暴力が好きみたい」と罵ったら逮捕された事例です。
公益性があるかどうかはとても重要らしい
[img-link url=”http://president.jp/articles/-/2673″ title=”名誉毀損罪 -ネット書き込みで悪口はどこまで許されるか:PRESIDENT Online – プレジデント”]
飲食店などのレビューでは「まずい」と書いてもおとがめがないようです。他の人にとって参考になる情報ですしね。
匿名アカウントの情報開示もOKかも
刑事ならともかく、民事で訴えるなら相手の氏名・住所が必要ですが、それも問題なさそうです。
[img-link url=”http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2014/01/twitter-f903.html” title=”Twitterに対する発信者情報開示の仮処分: Matimulog”]
これはツイッター相手の開示請求ですが、プロバイダーにも同じことできるわけですからね。
訴訟を通じて犯罪になる誹謗中傷がより具体的になることを望む
…とここまで、ネット上の誹謗中傷関連の情報を見てきましたが、犯罪になるかどうかの具体的基準は分かりにくいです。
イケダハヤトさんの訴訟を通じて、「この言葉はアウト、この言葉はセーフ」など色々と情報が出てくることに期待しております。
イケダ氏には、少しでも不快に思ったdisはすべて訴訟の対象にしてもらいたいです。 #名誉毀損
— ウェブシュフ(一応は勉強アカ。社労士してます。) (@web_shufu) February 12, 2014
そして、その顛末を世の中に晒してほしいです。そうする事で、何が名誉毀損に該当するのかがよりクリアになって欲しいと思っています。 #名誉毀損
— ウェブシュフ(一応は勉強アカ。社労士してます。) (@web_shufu) February 12, 2014
普段イケダさんに批判的な人でも、誹謗中傷と法的責任の関係については興味があると思います。
何が言いたいかというと、今回イケダさんが訴訟に踏み切ることは、かなり多くの人の利益になるということです。
そういうわけで是非とも訴訟に踏み切っていただきたいです。
訴訟表明による恫喝効果はあったっぽい
以下のGoogle検索結果を見てください。
3行しかない検索結果で、その上どれをクリックしても「申し訳ありません。そのページは存在しません。」となります。すべて消されたツイートというわけです。
ですが、キャッシュを見ると、いずれのTweetも「モヤシハゲ」という言葉を含んでいたことが分かります。
イケダ氏の例の記事によって背筋が寒くなって消したみたいですねー。
しかし、このタイミングでツイートを消せば、却って「モヤシハゲ」がイケダさんのことを指していたのではないかという疑いが強まるだけですよね。
それはともかく、訴訟するぞ!!と言っただけでこの効果。
「訴訟は無駄」なんて言ってスイマセンでした、イケダさん。
イケダハヤトさんへのお願い
「モヤシハゲ」って書きましたが、それは記事の内容上どうしても言及せざるをえなかったものです。
決して侮辱する意図はないので、ぼくのことを訴えないで下さいm(_ _)m。(お分かりかと思いますが、この記事でぼくが一番言いたいことはこれです。)
私は、ちょっと屈折しているものの、あなたを愛してやまない者です。
こんな記事も過去に書きました。
[img-link url=”https://web.archive.org/web/20150315235955/https://webshufu.com/like-from-ihayato/” title=”「いいね!」をもらったので、イケダハヤトさんへの屈折した愛について考えてみた|ウェブシュフ”]
[img-link url=”https://webshufu.com/revenue-per-pv-is-0-09-yen-in-this-blog/” title=”ブログの収益効率はとても悪い。それでもプロブロガーを目指す人っていますか。|ウェブシュフ”]
個人的には、イケダさんの思う誹謗中傷に該当することはやってないとは思いますが、もしそういうのがあったとしても見逃してくださいm(_ _)m