モバイル保険はどう考えても入る必要のない保険だった

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モバイル保険が私の周辺では少しだけ話題になっています。

保険に入る入らないは、最後はその人の価値観次第。入っても入らなくても正解です。

ただ私は…

ウェブシュフ
太陽が西から登ってもモバイル保険に入りません

モバイル保険は損

「モバイル保険」爆誕。月700円で3ガジェットの修理費を年10万円まで補償 : ギズモード・ジャパンによると、

月額700円でスマホをはじめとしたモバイル端末を3台まで補償してくれる「モバイル保険」がさくら少額短期保険株式会社から登場しましたよ。ディスプレイ破損して直して再度割って直して…という厄が続く人でも、年間10万円ぶんまでは回数限定なく修理費を補償してくれますよ。

とのことです。この保険は入った方が得でしょうか。

答えはNOですよね。

保険というものは、契約者全体としては、

支払った保険料>受け取れる保険金

となるようにできています。

そうでないと保険会社の経営が成り立ちません。

モバイル保険に限らないことですが、保険に入ると期待値の上では確実に損です。例えば医療保険もそうです。

保険は「めったに起きないけど起きれば家計が破滅しかねないリスク」に備えて入るもの

加入すると損をするのですから、保険には原則として入るべきではありません。ただし例外はあります。

それは「発生確率は低いものの、一度起きればライフプランに破滅的な打撃を与えかねないリスク」に備える場合です。

以前に下記記事でも書きましたが…

例えば自動車保険には入るべきです。

自動車を運転する以上、人をひき殺して到底支払えないほどの巨額賠償を背負うリスクがあります。

このリスクが発生する確率は低いもののゼロではありません。

そして、ひとたびこのリスクが発生すれば、家計を破滅に導くほど大きな損失をもたらします。

一方、自動車保険に入るのは損ですが、十分支払える程度の損です。

支払える程度の損で破滅的な巨額損失を確実に回避できるのなら合理的ですよね。

保険には原則として加入するべきではありませんが、家計への破滅的な打撃を確実に回避できる保険には加入するべきです。

モバイル端末の故障では家計は破滅しない

ところで、私はFP兼引きこもりボッチアフィブロガーです。

一日の大半をPCの前で過ごすわけですから、モバイル端末の故障が経済的にクリティカルヒットとなることなど考えられません。

ウェブシュフ妻
ウェブシュフは例として特殊すぎるでしょw

私がやや特殊な状況にあることは否めませんが、私以外の多くの人にとっても、モバイル端末の故障が巨額損失を引き起こして家計が破たんするなんてことは有り得ないでしょう。

家計が破たんしないなら保険で備える必要はない

モバイル端末の故障は家計の破たんにつながる可能性が無いのですから、そんなものに備えて保険に入る必要はありません。

各キャリアの端末保証サービスを利用する必要もありません。

もし、モバイル端末の故障が大きな損失を生むようなケースが有り得るのならば、モバイル保険や各種保障サービスの利用も検討の余地があります。

しかし、そんな人はごく少数です。

モバイル保険や各キャリアの端末保障サービスなんて、加入する意味を見出せません。

モバイル保険に入るくらいなら…

そういうわけでモバイル保険に加入するべきかどうかについて聞かれたら

ウェブシュフ
絶対入るな!!

と答えます。

しかし、それでも端末の故障が心配な方に、保険に入らず備える方法を書いてみました。

保険料分貯金すればいい

モバイル保険の保険料は毎月700円ですが、年間保険料は8400円、10年加入した時の保険料総額は84,000円にも上ります。

保険に限らず、月払いのコストは一定期間の総額で考えるべきです。

ところで、モバイル保険料の総額84,000円は結構な額ですよね。

10年間で端末故障の修理費が84000円もかかることはそうそうありません。

保険料分をコツコツと貯めたほうが賢いと思います。

スペアの端末を買っておけばいい

仮に、モバイル端末の故障が大きな損失や逸失利益をもたらす可能性があったとしても、保険や補償サービスに加入するくらいなら格安の端末を購入してスペアとすべきでしょう。

スペアですから最新の機器である必要はありません。

モバイル保険の保険料は月額700円ですから2年分の保険料でスペア端末が買えますよね。

何事も落ち着いて損得勘定しましょう

最初にも言いましたが、保険に入るかはいらないかは個人の価値観次第なので、絶対的な正解などありません。

ですから個々人が好きなようにすればいいのですが…

損得勘定をしてみると、モバイル保険やキャリアの端末保障サービスに入るのは馬鹿馬鹿しくなりませんか。

ウェブシュフ
私と同じように考えてくれる人が増えてくれるといいなあ…

と思います。

同じように考えている方が他にもいらっしゃるようでした。。

モバイル保険はどう考えても入る必要のない保険だった」への30件のフィードバック

  1. ねこ

    モバイル保険の件ですが、キャリアの保険に既に加入期待している人なら、確実にコスト削減になりますよ。

    保険は損得ではなく、急な出費のリスクを回避するため、
    に必要な人はいます。

    結婚も出産もしないほうが経済的に特ですよ、といっているものだと思います。

    1. ウェブシュフ 投稿作成者

      ねこさん、コメントありがとうございます。

      これはあくまで、モバイル機器の故障を補償するタイプの保険に対する私(キャリア保険にも未加入)の判断を書いた記事です。人それぞれ色々なご判断があって良いと思ますよ(^^♪

      保険は損得だけではありませんが、損得を無視することはできません。

      保険はリスクマネジメントの一手法であり、リスク・マネジメントとは不測の損害を最小の費用で効果的に処理するための手法だからです。

      モバイル保険が必要だという方も保険料の金額は気にされると思いますよ(^^♪

      ところで、私がモバイル保険を不要だと判断したのは「モバイル機器の修理代や買い替え費用によって家計が破たんするようなリスクにさらされる人はいない」との前提に立ったものです。

      この場合は、モバイル保険加入の是非が、損得(コスト)中心に議論されて当然だと思います。

      もちろん、モバイル機器の故障で家計破綻のピンチに陥る場合が想定されるなら、加入されるのも合理的な判断かと思います。

      結婚や出産については、長期的に見れば損になるケースも得になるケースもあります。

      モバイル保険を不要だと判断したことは、「結婚も出産もしないほうが経済的に特ですよ」と特に結びつくものではないものと思います。

      今後ともよろしくお願いいたします(^^♪

  2. 774

    月700円、つまり年間8400分貯金すればいい、とのことですが…2年間で2度もスマホの画面を割ったらどうでしょう…
    しかもそれを3台分、紛失盗難まで賄うというのは、なかなかに破格です。700÷3(しかも自己負担額なし)と考えるとキャリアの保険よりも安かったりします。

    もちろん実際にはサブ端末は3万円まで補償など制限はいくつかありますが、少しでも手荒な扱いをしているという方には打ってつけなんですよね…

    1. ウェブシュフ 投稿作成者

      774さん、コメントありがとうございます。

      本文中に書いた通り、モバイル端末の紛失盗難故障によるダメージは家計破綻にほど遠いほど小さいです。

      一方、モバイル端末の紛失盗難故障を補償する保険加入によるキャッシュフローの期待値は明らかにマイナスです。

      ということから、私はモバイル機器を補償する保険(キャリアの保険を含む)に対してすべて否定的です(^^♪

      確かに、774さんご指摘の通り、手荒な扱いをしている人(保険金をもらいやすいような行動をあえてとる人)は得をしやすくなっています。でも私はこれも嫌いなんですよね。

      普通の保険なら、約款なり規約なりで、このような行動をする契約者はかなり排除されますが、モバイル保険はその点ゆるゆるで嫌いです。

      とは言え、これは私の価値観なので、皆さんそれぞれご判断があってよいと思います。

      今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m

  3. 山崎

    はじめまして。山崎と申します。
    丁度悩んでいた事に明快な答えを与えてくださる記事でした。
    本当にありがとうございます。記事の通りだと思います。
    携帯電話を新しくしたばかりで保険の事悩んでいましたが即刻解約して、丁寧に大事にする事、その分貯金する事を実践します。
    本当にありがとうございました。

    1. ウェブシュフ 投稿作成者

      山崎さん、コメントありがとうございます。

      お役に立てたようでうれしいです。

      保険は損なので、どう転んでも破滅には至らないようなリスクに対しては、貯蓄で備えたいものですね。

  4. kyo

    はじめまして、kyoと申します。
    記事面白く読ませていただきました。
    私もいずれはFPブロガーとして名をなしたいですー。

    どうしても書きたくなったので、私の意見を書かせてください。
    記事を拝見すると、コメントされる皆様と
     ウェブシュフ様・・・保険は割高である。
     コメントされる方・・保険は必要(魅力ある商品)である。
    として対立しかかってますよね。
    でもこの2点、相反しないので共存できます。
    「すべての保険は必要(魅力ある商品)だが、割高である」
    そして、これが保険の本質じゃないかな~と思うんです。
    どうでしょうか。

    1. ウェブシュフ 投稿作成者

      kyoさん、コメントありがとうございます。

      >「すべての保険は必要(魅力ある商品)だが、割高である」
      そして、これが保険の本質じゃないかな~と思うんです。
      どうでしょうか。

      とのご提案ですが、同意いたしかねます(^^♪

      私は「すべての保険が必要」だとも、保険が魅力的だとも、思っていないんですよね。

      FPの試験勉強でも出てくるように、保険はリスクファイナンシングの手段にすぎません。

      保険は、リスク発生時の損失を穴埋めする財源の一つでしかないですし、私はそれが保険の本質だと思っています。

      リスク対応の財源としては保険よりは自前の資金が望ましいです。

      もちろん、自力では対処に必要な資金を用意することができないリスクにだけは、やむなく保険を掛けますけど、

      「ああ、金がないばっかりに、負けやすいギャンブルに参加しなきゃいけないとは…ぐぬぬぬ…」

      という気持ちです(^^♪

      保険を魅力的と思ったことはないですね。

      こういう私の考え方が記事中の端々ににじみ出て、意見の対立になっていると思うんですけどね。

      まあこういうのは、価値観の違いとしてお互い認め合えば、それで共存していると言えるのではないでしょうか。

      わざわざ妥協点を探して歩み寄らなくても問題ないような気がします。

      というわけで、せっかくのご提案ですが、同意することはできません。悪しからず~(^^♪

      それはさておき、今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m

  5. kyo

    コメントありがとうございます。
    妥協点を探る必要はない、まさしくその通りですね。

    ちなみに私も保険不用論者です。
    お忙しいところ、お邪魔しました。

  6. zodiac

    初めまして。
    お世話になります。

    記事の内容がとても参考になり、
    色々な視点で考えるようになりました。

    さて、モバイル保険に関して質問なのですが、
    色々ご意見はあるかと存じますが、
    ここでは前提として「スマホは日常生活に必須であるので、持たない選択肢は排除する」
    として質問にご回答頂ければと存じます。

    *************************************
    モバイル保険に加入するとして、
    月々700円を仮に30歳から60歳までの期間で考えると、
    700円×12ヶ月×30年=252,000円が累計の保険料となり、
    保険に入らずに貯蓄していた場合は、
    上記の252,000円が貯まることになる。

    その為、30歳から60歳までのこの仮定期間において、
    スマホの修理費用や、
    紛失・盗難時(モバイル保険では紛失は保障外ですが)の出費として、
    252,000円以下であるならこの保険に入る必要は無いということでしょうか?
    *************************************

    そんなに頻繁に落としたり、
    失くしたりするものではないので、
    その発生頻度との兼ね合い、
    さらに、最新機種に変更するのか、
    その時点で古い機種にし、コストを抑えるのか、
    等々議論に幅があるかと存じますが、
    単純に上記の質問にご回答頂ければ幸いです。

    よろしくお願い致します。

    1. ウェブシュフ 投稿作成者

      zodiacさん、コメントありがとうございます。

      この記事における私の考えとしては、おおむねおっしゃる通りです。

      私の場合、ケータイを持ち出してからの約20年間に一度も紛失や故障に見舞われていないので、計算するまでもなかったんですけどね。

      紛失や故障の頻度が無視できないレベルの方であれば、スマホ本体の減価償却等も考慮して、損得勘定すればいよいと思います。

  7. iPhone紛失者

    モバイル端末と言っても様々です。特に高価なiPhone(SIMフリーモデル)の場合、Appleストアで購入すれば10万円近くします。そういう買い方をする方はいわゆる”3大キャリア”以外のSIMを利用しており、格安な利用料の分、手厚い保障など無縁です。そのような人には非常に有益なサービスだと思います。実際、私はパリのAppleストアで購入したiPhone6Sを東京のタクシーで紛失してしまい、悪意のある誰か(タクシードライバーとは思いたくなですが)に転売でもされたのか手元に戻ってくることはなく、このようなサービスに加入しておくべきだったと非常に後悔したひとりです。言いたいのは、一概に「使えないサービス」とするのは尚早だということ。端末の価値(思い含め)、キャリアとの契約形態によっては、非常に有益なサービスのひとつだと思います。

    1. ウェブシュフ 投稿作成者

      iPhone紛失者さま。コメントありがとうございます。

      私の考え方は記事本文に書いた通りで、私からすればモバイル保険は使えないサービスです。

      しかし、保険に対する考え方は人それぞれ、いろいろな考え方があっていいと思います。

  8. ゴン

    保険って期待値を対価にリスク(分散)の低下を得るもの
    要はリスクヘッジの手段であるわけで期待値で損するから保険が不要という主張はそもそも保険の本質を見落としているとしか思えないな

    1. ウェブシュフ 投稿作成者

      ゴンさん、コメントありがとうございます。

      私は「損をするから保険が不要」などと短絡的な主張をするものではありません。

      リスクヘッジの必要があって、保険以外にヘッジ手段がないなら、保険に入らざるを得ないと考えています。

      我が家でも、自動車事故等の巨額賠償リスクなど家計を破たんさせかねないリスクについては、ヘッジの必要性を感じて保険には加入しています。

      キャッシュフローの期待値の観点からは大損ですけども、ヘッジの必要性があって、保険以外にヘッジ手段がないので仕方ありません。

      しかし、モバイル機器の故障リスクはどうでしょう。故障で家計が破たんすることなどありえません。リスクヘッジすなわち分散の低下など不要です。

      モバイル機器の故障リスクに備えた保険に加入して、キャッシュフローの期待値を損にしてしまうのは、合理的でしょうか??

  9. ゴン

    返信ありがとうございます

    「モバイル保険に限らないことですが、保険に入ると期待値の上では確実に損です。例えば医療保険もそうです。

    加入すると損をするのですから、保険には原則として入るべきではありません。」
    ウェブシェフさんは文章中でこのように述べられてますが、とするとこれはどういった意図の発言でしょうか?

    また家計が破綻するリスクに備えるべきか、携帯が故障するリスクに備えるべきかというのは個人のリスク回避度に依存する話です。(厳密にいうと少し違いますが)
    ウェブシェフさんの場合回避すべきリスクか否かの線引きが家計の破綻なのであって、それは必ずしも一般的ではありません。
    従って他に良質な保険があるなんてことでもない限り、モバイル保険に参加することが必ずしも非合理的だとは言えません。

    1. ウェブシュフ 投稿作成者

      ゴンさん、こんにちは。以下、返信いたします。

      >「モバイル保険に限らないことですが、保険に入ると期待値の上では確実に損です。例えば医療保険もそうです。加入すると損をするのですから、保険には原則として入るべきではありません。」ウェブシェフさんは文章中でこのように述べられてますが、とするとこれはどういった意図の発言でしょうか?

      「保険には原則として入るべきではありません。」は、やむを得ない例外が存在することを、「原則として」で示唆したものです。私が保険に加入するケースがあっても矛盾するものではありません。

      以下「保険加入するべきケースがなぜ例外的なのか」について書きます。

      保険はリスクマネジメントのうちリスクファイナンシング(リスク発生時の資金手当て)の一手段です。

      リスクは完全回避出来れば一番いいです。それができないならリスク発生時の被害を軽減する対策をします。

      それでもリスクをゼロにできないなら、リスクファイナンシングが必要になります。

      リスクファイナンシングの手段を、資金調達にかかる金銭的コストの大きい順に並べると、概ね以下のような順番になります。

      貯金の取り崩し、親兄弟その他親族や親しい友人からの借金、公的機関からの借金、勤務先からの借金や給料の前借、クレジットカード払いその他の借金、保険…

      保険を検討する前に、貯金、無利子借入、低利借入の利用を考えるのが先です。それで何とかなることも多いです。

      どうにもならなければ保険加入を検討しますが、保険に入ったところで焼け石に水のケース(長期入院した場合の医療保険など)もあります。この場合は保険加入すべきではありません。

      このように考えると、リスクマネジメントの手段として保険を選択するべき場面は、あまり多くありません。

      ですから私は「保険には原則として入るべきではありません。」と言うのです。

      >また家計が破綻するリスクに備えるべきか、携帯が故障するリスクに備えるべきかというのは個人のリスク回避度に依存する話です。(厳密にいうと少し違いますが)
      ウェブシェフさんの場合回避すべきリスクか否かの線引きが家計の破綻なのであって、それは必ずしも一般的ではありません。

      モバイル端末の修理には数万円程度しかかかりません。新品に買い替えてもやはり数万円程度の出費で済みます。

      数万円程度の出費は多くの人にとって貯金で対応できるものです。それが急な出費でも資金繰りに頭を悩ますようなものではありません。

      もし、数万円の資金繰りに悩む人がいるなら、その人の家計状況は、保険に入っている場合ではないほど酷いと言えます。

      このように考えると、リスクを回避すべきかどうかの線引きにかかわらず、数万円程度の出費リスクを保険で回避すべき場面は極めて限定的です。一般的ではありません。

      >また家計が破綻するリスクに備えるべきか、携帯が故障するリスクに備えるべきかというのは個人のリスク回避度に依存する話です。(厳密にいうと少し違いますが)
      ウェブシェフさんの場合回避すべきリスクか否かの線引きが家計の破綻なのであって、それは必ずしも一般的ではありません。

      モバイル端末の修理には数万円程度しかかかりません。新品に買い替えてもやはり数万円程度の出費で済みます。

      数万円程度の出費は多くの人にとって貯金で対応できるものです。それが急な出費でも資金繰りに頭を悩ますようなものではありません。

      もし、数万円の資金繰りに悩む人がいるなら、その人の家計状況は、保険に入っている場合ではないほど酷いと言えます。

      このように考えると、リスクを回避すべきかどうかの線引きにかかわらず、数万円程度の出費リスクを保険で回避すべき場面は極めて限定的です。一般的ではありません。

      >従って他に良質な保険があるなんてことでもない限り、モバイル保険に参加することが必ずしも非合理的だとは言えません。

      すでに書きましたように、保険商品同士を比べることよりも、保険より低コストなリスクマネジメントを考えることが先です。

      モバイル端末の故障は、保険を使わずとも、他の低コストな手段によって対応可能なリスクです。

      効率的なリスクマネジメントの観点からは、モバイル保険に参加することは不合理でしょう。

      ただし、保険は買い物であり、買うか否かの判断基準は人それぞれです。

      リスクマネジメントの観点から判断することを、強制されるものではありません。

      その意味では、モバイル保険への加入も必ずしも非合理とは言えません。

  10. ゴン

    返信ありがとうございます

    保険はあくまで事故が発生する前に加入するものであり、それを事後的な資金調達手段である借り入れ等と比較すべきではありません。(なんなら事後的に加入できるならば保険が一番低コストです)

    2つ前のコメントでも示している通りリスクとは将来のキャッシュフローの分散のことです。
    この値は低利子借入先の有無、貯蓄の大小によって値が変わることは有り得ません。
    保険の存在意義とはこの分散の値を下げることにあります。
    ですから他に良質な保険等の、効率的なリスクヘッジ手段がない場合、その保険の存在意義がないという結論には至りません。

    1. ウェブシュフ 投稿作成者

      ゴンさん、たびたびのコメントありがとうございます。

      相変わらず、意見が合いませんね。

      >保険はあくまで事故が発生する前に加入するものであり、それを事後的な資金調達手段である借り入れ等と比較すべきではありません。

      これは同意できませんね。

      保険以外の資金調達手段も、事後的ではなく事前的なものです。

      貯金は事前に準備するしかないので事前的な資金調達手段です。

      勤務先、クレジットカードなどからの借入も、契約等により事前に準備されているものです。事前的な資金調達手段です。

      公的機関からの借入、給料の前借は、法律等で一定の条件のもとその実現が保証されています。これもまた事前的な資金調達手段です。

      親からの借入の原資は親の貯金です。原資が貯金ですから事前的な資金調達手段です。

      したがって、保険を借入等と比較するのは当然です。

      >(なんなら事後的に加入できるならば保険が一番低コストです)

      保険は事後的に加入できません。ありえない仮定は無意味です。

      >2つ前のコメントでも示している通りリスクとは将来のキャッシュフローの分散のことです。この値は低利子借入先の有無、貯蓄の大小によって値が変わることは有り得ません。

      低利子借入先の有無、貯蓄の大小によって、将来のキャシュフローの分散が変化することは確かにありません。

      ただ、分散が大きくても貯蓄が十分に大きければ、コストをかけてまで分散の値を下げる必要性はありません。

      保険の利用を考える際、分散の絶対的な値はあまり重要ではありません。

      >保険の存在意義とはこの分散の値を下げることにあります。

      この点については同意です。

      >ですから他に良質な保険等の、効率的なリスクヘッジ手段がない場合、その保険の存在意義がないという結論には至りません。

      この点は同意できかねます。

      分散の値を下げる手段は保険だけではありません。

      例えば、借入を毎月払いで返済すると、キャッシュフローの分散は下げられます。

      借入が無利子または低利であれば、保険よりも借入の方が資金調達コスト面で有利になります。

      この場合、借入で必要資金を賄うことができれば、保険の出る幕はありません。

  11. ゴン

    返信ありがとうございます。
    何度も付き合わせてしまい申し訳ありません。

    借り入れが事前的であるとのご指摘は仰る通りですね。とすると事故の発生は確率的なものなわけですから借り入れと保険の比較には期待値の値に頼るしかありません。しかし、これは短絡的との話でしたね。どのような点を根拠として保険を借り入れと比較して高コストと主張しているのでしょうか?

    >分散が大きくても貯蓄が十分に大きければ、コストをかけてまで分散の値を下げる必要性はありません。

    必要性があるか否かは個人のリスク回避度に依存します。携帯の故障の話でも万単位のお金が動きます。万単位のキャッシュフローの振れ幅に対応できる人は多いでしょうが、気にしないという人はそう多くありません。

    また分割払いをすると分散が下がるということですがどういうことでしょうか?分割払いも借入も支払いを後回しにしているだけで利子の差はあれど分散を大きく変動させる要因にはならないと思うのですが。

    1. ウェブシュフ 投稿作成者

      ゴンさん、コメントありがとうございます。

      >借り入れと保険の比較には期待値の値に頼るしかありません。しかし、これは短絡的との話でしたね。

      以前にこう申し上げました。

      >>私は「損をするから保険が不要」などと短絡的な主張をするものではありません。リスクヘッジの必要があって、保険以外にヘッジ手段がないなら、保険に入らざるを得ないと考えています。

      リスクヘッジの必要があって、保険以外にヘッジ手段がないのに、保険に入ると損だからと言って、保険に入らないのは短絡的だと考えています。

      モバイル機器の故障は、リスクヘッジの必要が乏しく、保険以外の資金調達手段でヘッジすることもできます。

      この場合は、シンプルに損得(キャッシュフローの期待値)で、どの資金調達手段を使うかを判断するべきです。

      >どのような点を根拠として保険を借り入れと比較して高コストと主張しているのでしょうか?

      それはもちろん、事故発生時の資金調達として保険を使う場合と、貯蓄などの他の資金調達手段を利用する場合を比較して、キャッシュフローの期待値で決めます。

      保険を運営するには運営費(付加保険料)がかかるため、支払った保険料がすべて事故発生時の支払い原資とされるわけではありません。

      例えば、ライフネット生保の保険金1000万円(月額保険料1000円強)のものでは、保険料全体に対する付加保険料の割合は30%強です。

      一般に、保険料に占める付加保険料の割合は、月々の保険料額や保険金一回当たりの支払額が小さいほど大きくなります。運営費の一部である送金コストは、金額ではなく回数にかかるためです。

      モバイル保険の保険料(月々700円)や保険金(上限10万円、通常はせいぜい数万円)は、ライフネット生保の保険金1000万円(月額保険料1000円強)のものより小さいですから、モバイル保険の付加保険料が保険料全体に占める割合はより高くなるでしょう。

      このようなことを考慮し、モバイル保険で保険料全体に占める付加保険料の割合を40%として、モバイル機器の故障に備えてモバイル保険に30歳から80歳まで加入した場合の、モバイル機器故障に絡むキャッシュフローを考えましょう。

      保険料の総額は700円/月×12か月×(80-30)年=42万円 ですが、うち40%の16.8万円は保険運営費として消えます。

      残りの6割である25.2万円が、保険会社が考える保険金の支払い金額(モバイル機器修理費用総額)の期待値です。

      結局、モバイル保険に30歳から80歳まで加入した場合、保険料42万円を支払います。そして、モバイル機器故障時に修理費用25.5万円(保険会社の考える期待値)を支払います。一方、保険金として25.2万円(保険会社の考える期待値)を受け取ることになります。キャッシュフローの期待値は-42万円(=-42-25.2+25.5)です。

      次に、モバイル機器の故障に備えて、モバイル保険の月額保険料相当額を、特別口座に支出することで毎月積立てた場合のキャッシュフローを考えましょう。

      特別口座に支出額は積立貯金の総額は700円/月×12か月×(80-30)年=42万円です。(超低金利時代なので利子は無視します。)

      モバイル機器故障時には修理費用25.5万円(保険会社の考える期待値)を支払います。

      しかし、積立貯金からは42万円(保険会社の考える期待値)を引き出して受け取ることができます。

      モバイル機器の故障に備えてモバイル保険の月額保険料相当額を毎月貯金した場合のキャッシュフローは-25.2万円(=-42-25.2+42)ですね。

      -25.2万円>-42万円ですから保険より貯蓄が有利です。

      その差は付加保険料相当額である16.8万円ですから、利子総額が16.8万円以内で済むような借入も保険加入より有利です。

      >万単位のキャッシュフローの振れ幅に対応できる人は多いでしょうが、気にしないという人はそう多くありません。

      「対応できる」なら、モバイル機器の故障に必要な資金の調達は完了しているということです。

      リスクマネジメントの観点からは、モバイル保険が不要であることは明らかです。

      本人が「気にしない」か「気にするか」はこの結論に影響を与えません。

      しかし、記事中にも書いたとおり、保険に入るか入らないかはその人の価値観次第です。

      リスクマネジメント上明らかに不要な保険に、リスクマネジメントと関係ない理由で入る人がいても、全否定することはできません。

      お好きにどうぞというほかありません。

      >また分割払いをすると分散が下がるということですがどういうことでしょうか?分割払いも借入も支払いを後回しにしているだけで利子の差はあれど分散を大きく変動させる要因にはならないと思うのですが。

      修理費用のような負のキャッシュフローの分散を下げるということは、支払いを平準化することにほかなりません。

      修理費用を一括払いから分割払いにするだけで、月々の修理費用の支払いは平準化されます。分散の値は下がりますよね。

      また、修理費用をボーナス時一括払いとすれば、状況によっては家計全体の月単位キャッシュフローが平準化されます。分散の値が下がりますよね。

      確かに、「各人の一生におけるモバイル機器修理に関するキャッシュフロー総額」の分散は、借入や貯金では下がりません。

      しかし、借入や貯金で「モバイル機器修理に関する月々のキャッシュフロー」「家計全体の月単位キャッシュフロー」などの分散を下げることは可能です。

  12. ゴン

    返信ありがとうございます

    何度も申し上げているとおり、保険が他の支払い手段と比較して期待値で劣ることは重々承知しております。
    保険の価値はリスクヘッジ、すなわち分散の低下にあります。
    前のコメントで指摘したとおりウェブシェフさんの上げる支払い手段でリスクをヘッジすることはできません。

    勘違いしてるようですが私が申し上げているリスクヘッジとは事故が起きた場合のキャッシュフローと、起きなかった場合のキャッシュフローを平準化することで達成されるものです。
    結局のところ現在価格に割り引いて全体のキャッシュフローを評価すれば借り入れ、分割払い、貯蓄どれて支払いをしたとしても事故が起きた場合のキャッシュフローが利子率、現在価格割引率に多少影響を受ける程度で分散に与える影響は微々たるものです。
    それとは対照的に保険は事故が起きた場合の負のキャッシュフローを小さくし、起きなかった場合の負のキャッシュフローを大きくする効果があります。これは上述したとおりのリスクヘッジが達成されているわけです。この意味で保険は他の支払い手段と違い特殊であり、保険が期待値で劣りながらもなお需要されている理由です。

    リスクマネジメントの観点というのが何を指すのがよくわからないのですが、気にするか気にしないかというのは結構重要な話です。実際過剰資金で行われる有価証券の取引でさえ期待値を犠牲にして分散(リスク)を下げる行為は日常的に行われています。なぜなら多くの人間はリスク回避的だからです。ウェブシェフさんが仰る理屈は完全にリスク中立的な人にしか通じません。

    1. ウェブシュフ 投稿作成者

      ゴンさん、返信ありがとうございます。

      以下、返信いたします。

      >保険の価値はリスクヘッジ、すなわち分散の低下にあります。

      これは同意ですよ。

      >勘違いしてるようですが私が申し上げているリスクヘッジとは事故が起きた場合のキャッシュフローと、起きなかった場合のキャッシュフローを平準化することで達成されるものです。~~~~~保険が期待値で劣りながらもなお需要されている理由です。

      いいえ、ゴンさんおっしゃることは勘違いはしていませんよ。

      ただ、保険の要不要を論じる際、ゴンさんおっしゃる「事故が起きた場合のキャッシュフローと、起きなかった場合のキャッシュフローの平準化」だけに拘るのは間違っていると思いますよ。

      特にモバイル保険の要不要を論じるなら、そこに拘るのは見当違いも甚だしいです。

      モバイル機器修理によって生じる生涯キャッシュフローの数万円程度の変動なんて気にする人はいません。だから他の人とシェアして平準化する必要はありません。

      では、モバイル保険への加入を真剣に検討するような人が避けたいのは、何でしょう?

      それは、モバイル機器故障によって数万円単位の修理費用を一括払いする事態です。

      彼らが行いたい平準化は、生涯キャッシュフローの平準化ではなく、月々の支出の平準化なんですよ。

      モバイル保険の売り方もそこをターゲットにしていますよね。

      月々の支出を平準化するなら、修理発生月における一時払いを避けて、長期分割払いにすればOKです

      1.モバイル保険(月保険料700円)に加入する。

      のも確かに一つの方法ですよ。でも…

      2.故障発生時は借入でしのいでその後月々700円ずつ返済する。
      3.事前に故障に備えて月々700円ずつ積立貯金に支出する。

      というのも解決策ですよね。ゴンさんはどうして2.3.を除外するんですか。どうして1.のみで考えようとするのですか。

      1.は、修理が発生してもしなくても、月々700円の支払いは戻ってこないです。

      2.は、修理が発生しなければ、月々700円の支払いは不要です。

      3.は、修理が発生しなければ、月々700円の積立貯金への支出は戻ります。

      どれが有利だと思いますか??どう考えても 2>1、3>1ですよね。

      モバイル保険の潜在的な加入者が求める分散の低下は、保険よりも貯蓄や借入を利用した方が有利に実現できます。

      >リスクマネジメントの観点というのが何を指すのがよくわからないのですが、

      「リスクについて、最小のコストでこれを防止したり適切な処理を行い、損失や被害を最小限になるようにコントロールする」というのがリスクマネジメントです。

      費用を最小化するため、余力をもって対応できるリスクに対しては、なんとなく気になるからと言って、コストのかかるような対策は講じません。

      また、リスクについて何らかの対策が必要な場合も、コストのかかる対策の検討は後回しになり、よりコストの少ない対策から検討します。

      ゴンさんもおっしゃる通り、保険はキャッシュフローの期待値では他の手段より劣ります。つまりコストが高いです。

      リスクマネジメントの観点では、保険の利用を検討するのは、他の安上がりな手段では十分な対策がとれない時だけです。

      >気にするか気にしないかというのは結構重要な話です。

      「気にするか気にしないか」は確かに重要です。

      しかしそれは、邪魔者として排除するべき対象としてです。

      効率的に家計資産を最大化するなら、衝動買いのような心の動きに任せて購買行動を決断するのは、可能な限り排除すべきです。不合理な選択をしがちだからです。

      保険は人生で2番目に大きな支出と言われるのですから、特にこの点注意しないといけません。

      期待値にしても引き受け可能なリスクにしても、一定の合理性が担保された仮定の下、計算によって算出するべきです。

      仮定の部分に多少の心の動きや感情が入り込むのは仕方ないですが、可能な限り小さく抑えるべきでしょう。

      もっとも、効率的に家計資産を最大化することに関心がないなら、「気にするか気にしないか」で決めるのも自由だと思います。

      >実際過剰資金で行われる有価証券の取引でさえ期待値を犠牲にして分散(リスク)を下げる行為は日常的に行われています。

      有価証券取引が本当に全て過剰資金で行われているかと言えばNOでしょう。

      しかし、それ以外の部分は、事実としては同意できます。

      ただ「過剰資金で行われる有価証券の取引でさえ期待値を犠牲にして分散(リスク)を下げる行為が日常的に行われている」のは、「気にするか気にしないか」で選択されたものではありません。

      有価証券取引が過剰資金で行われていたとしても、リスクマネジメントをきちんと行わない場合は、破たんリスクと隣り合わせです。

      信用取引や先物取引等の証拠金取引その他のデリバティブ取引などを考えてみると明らかでしょう。

      破たんリスクがあるのですから、期待値を犠牲にしてでも分散(リスク)を下げて破たんを防ぐ行為は、リスクマネジメントの観点からも極めて合理的だと言えます。

      期待値を犠牲にしてでも分散(リスク)を下げる行動の内ごく少数は、個人が「気にするか気にしないか」で選択したものかもしれませんが、有価証券取引全体からすればごくごく僅かでしょう。

      >なぜなら多くの人間はリスク回避的だからです。

      これは同意します。

      しかし「気にするか気にしないか」で購買行動を決めてしまう人だけが、リスク回避者ではありませんよ。

      私もまたリスク回避者です。私が破たんのリスクを必死に回避しようとしているのは伝わりますよね。

      また、意識しないと「気にするか気にしないか」で決めてしまいがちなので、そこにも気を付けてます。

      というわけで、私は、感情に流されて不合理な選択をしないように気を付けるリスク回避者です。

      >ウェブシェフさんが仰る理屈は完全にリスク中立的な人にしか通じません。

      これは同意できません。リスク回避者である私自身が採用する理屈なんですから。

      *************************

      ゴンさん、何度もやり取りにお付き合いいただき、ありがとうございました。

      そこで、僭越ながらアドバイスさせていただきます。

      色々なソリューションがあるのに、保険に拘り過ぎではないですか。

      ゴンさんご存知のように保険にはコストがかかります。

      家計管理の観点・家計のリスクマネジメントの観点からは、他のコストのかからない解決法から考えるべきだと思いますよ。

      大変僭越ではありますが、お役に立てれば幸いです。

  13. ゴン

    返信ありがとうございます。

    保険が月々の支払いを平準化させる役割があるのは勿論ですがそれが一番重要だと言う人は初めて見ましたね。最初のコメント通り保険の本質を見誤っているとしか思えません。

    僕が最初から言っている保険のリスクヘッジ効果とは事故が起きた場会のキャッシュフローと起きなかった場合のキャッシュフローを平準化させるという意味だけでしかありません。
    別に保険に拘わっているわけでも、分散に拘ってきるわけでもなくこの点で他の支払い手段より勝っている以上保険が不要という主張はおかしいといっているだけです。僕からするとなぜウェブシェフさんがそこまで保険を目の敵にしているのかの方が疑問ですがね。

    有価証券取引の話ですが、全く同意できませんね。ウェブシェフさんの言うとおり家計を揺るがすレベル以下の分散ならば期待値のみに着目すべき、という話が正しいならある一定のリスク以下の有価証券の期待値は市場効果により一致するはずですが、そのような現象は観察できません。

    気にする気にしない、という言葉は確かに語弊があるかもしれません。シンプルにいうと人はより期待値が大きく、より分散の小さいキャッシュフローを好むのです。これを合理的でないと判断されるのは勝手ですが現に大多数はこのような心理で動きます(証券市場等で観察できることです)。よって保険は不要ではない。単純な話です。

    リスク回避、中立の意味を理解しているのでしょうか?ある程度のリスク以下においては期待値しか着目しないという点において間違いなくウェブシェフさんはリスク中立的ですよ。

    最後に一つ、勝手に議論を終わらせた上に、上から目線で見当違いなアドバイスを送られても困ります。

    1. ウェブシュフ 投稿作成者

      ゴンさん、コメントありがとうございます。

      >保険が月々の支払いを平準化させる役割があるのは勿論ですがそれが一番重要だと言う人は初めて見ましたね。

      そうですか?保険の一つである自家保険などは、完全にこれを目的としたものですよね。古今東西そこを主目的とする人は大勢いると思いますけど。

      モバイル保険の訴求も月々700円を最も強調して言いますよね。

      だから、モバイル保険の加入者や加入を検討する人にも、そういう発想の人がいるはずです。

      ただ、私は「月々の支払いを平準化させる役割が一番重要」なんて思っていないですけどね。

      月々の支払いを平準化させるためにモバイル保険を使うくらいなら、貯金や借入の方がましだという話をするのはそういうことです。

      >最初のコメント通り保険の本質を見誤っているとしか思えません。僕が最初から言っている保険のリスクヘッジ効果とは事故が起きた場会のキャッシュフローと起きなかった場合のキャッシュフローを平準化させるという意味だけでしかありません。別に保険に拘わっているわけでも、分散に拘ってきるわけでもなくこの点で他の支払い手段より勝っている以上保険が不要という主張はおかしいといっているだけです。

      ちょっと待って下さい。私がいつ「保険が不要」だなんて言いました?

      それどころか、自動車保険には大いに価値を感じていると、以前に申し上げましたよね。

      私が不要だと言っているのは保険の一部だけですよ。全部ではありません。

      勝手に保険不要論者にしないでください。

      モバイル保険不要論者であることは認めますけどね。

      ところで、ゴンさんのおっしゃる本質は「保険のリスクヘッジ効果とは事故が起きた場合のキャッシュフローと起きなかった場合のキャッシュフローを平準化させること」ですか。

      それが本質かどうかは別にして、私もそれを重視しつつ「リスクについて、最小のコストでこれを防止したり適切な処理を行い、損失や被害を最小限になるようにコントロールする」というリスクマネジメントの観点から、保険加入の是非を判断しますよ。

      ゴンさんもおっしゃる通り、モバイル機器の故障リスクのような数万円程度の一時支出は、多くの人にとって難なく対応できる程度のもの。何もしなくてもすでに最小限に近い程度にコントロールできています。

      そんなリスクは放置すればいいし、どうしても気になるなら貯金でも積立でもすればいいです。

      リスクマネジメントの観点からは、保険という期待値を下げてしまう高コストな方法は、モバイル機器の故障リスクには不要です。

      >僕からするとなぜウェブシェフさんがそこまで保険を目の敵にしているのかの方が疑問ですがね。

      え?保険そのものを目の敵になんてしてませんよ。

      ただ保険は期待値で劣りますから高コストです。

      コスト最小化も重視するリスクマネジメントの観点では、他の低コストな対策を検討し尽くした後で、保険を考えることになります。

      コスト最小化を考慮すると、殆ど機械的にこのような作業フローになるというだけのことです。目の敵だなんてとんでもない。

      我が家も自動車保険などには加入していますからね。

      >有価証券取引の話ですが、全く同意できませんね。ウェブシェフさんの言うとおり家計を揺るがすレベル以下の分散ならば期待値のみに着目すべき、という話が正しいならある一定のリスク以下の有価証券の期待値は市場効果により一致するはずですが、そのような現象は観察できません。

      そりゃ観察できないでしょう。有価証券価格の分散をどう決めるか、果たしてそれが妥当と言えるか、ということだけで骨が折れますよね。本題の観察まで進めるかどうかすら怪しいです。

      そんなことが観察できるデータがあるなら出していただきたいです。

      仮になにがしかを観察できるデータがあるにしても、私のような「破たんのリスクがない状況では期待値の最大化を目指す」という考え方の持ち主は、有価証券取引ではリスク回避行動をすることも多くなりますよ。

      有価証券取引は破たんリスクと隣り合わせだからです。信用取引や先物取引等の証拠金取引その他のデリバティブ取引などを考えれば、明らかですよね。

      市場の観察によって、市場参加者がリスク回避的に動いていることを裏付ける何かが発見されるかも知れませんけど、それは私からしても当然の結論が出たまでのこと。

      そりゃそうですよね…というくらいの感想しか出てきませんが。

      >気にする気にしない、という言葉は確かに語弊があるかもしれません。シンプルにいうと人はより期待値が大きく、より分散の小さいキャッシュフローを好むのです。これを合理的でないと判断されるのは勝手ですが現に大多数はこのような心理で動きます(証券市場等で観察できることです)。

      まず「期待値が大きく、より分散の小さいキャッシュフローを好む」というのはシンプルに言いすぎです。

      しかしここは「期待値が大きくより分散の小さいキャッシュフローを好む人が大多数」と仮定しましょう。

      次に、大多数が行っているという事実は、その行動が合理的か否かとは全く関係がありません。

      一般に、合理的とは「因習や迷信にとらわれず論理的で目的にかなうこと」です。

      大多数が行っているという事実のみでことの適否を判断するのは、合理的でないどころか、むしろ因習にとらわた考え方とすら言えます。

      実際、大多数が不合理な行動をとることも十分にあり得ます。

      ところで、合理的かどうかを判断するには、基準となる目的や論理を決めないといけません。

      私は、その「基準となる目的や論理」を、リスクマネジメントの観点(リスクについて、最小のコストでこれを防止したり適切な処理を行い、損失や被害を最小限になるようにコントロールすること)としているのです。

      その立場に立つと、「期待値が大きくより分散の小さいキャッシュフローを好む人」は、まずは好みや気分に流されがちな自分を抑制するべきです。

      リスクマネジメントでは、好みよりも、コストの最小化(すなわち期待値の最大化)と損失や被害を最小限になるようにコントロールすることが重要だからです。

      そして、コスト・損失・被害を試算した上で、リスクマネジメントの考え方に則った結論を出すのが合理的だということになります。

      すると、元々十分小さくてコントロールの必要がないモバイル機器の故障リスクに対して保険加入するのは、コスト最小化の観点から不合理ということになります。

      ゴンさんの主張は、リスクマネジメントの考え方よりも、個人の好みを大事にされるようですが…

      リスクをマネジメントするための道具である保険の要不要を論ずるなら、リスクマネジメントの観点は何より大事にすべきだと思いますが、どう思われますか。

      >保険は不要ではない。単純な話です。

      同意です。私も保険が不要だなんて言っていません。単純な話です。

      不要だと言っているのは、モバイル保険を含む一部の保険だけです。

      >リスク回避、中立の意味を理解しているのでしょうか?ある程度のリスク以下においては期待値しか着目しないという点において間違いなくウェブシェフさんはリスク中立的ですよ。

      以前にゴンさんが「ウェブシェフさんが仰る理屈は『完全に』リスク中立的」とおっしゃるから『完全に』を否定させて頂いたまでです。

      私は「気にする気にしない」で保険加入を検討してしまう人よりはリスク中立的ですが、「破たんしても自己破産してやり直せばいいや」と考えるような人よりはリスク回避的です。

      その程度には理解していますよ。

      >最後に一つ、勝手に議論を終わらせた上に、

      私は議論を終わらせることなど宣言していません。

      言語外言語を読み取るには適さないテキストのやり取りで、行間を読むのはやめましょうよ。

      区切り線を使ったのは大きく話題が変わるからですよ。

      >上から目線で見当違いなアドバイスを送られても困ります。

      「僭越ながら」と先に謝ってもダメでしたか。気を悪くされたようですいません。

      もちろん、アドバイスを受け入れるかどうかなんて、人それぞれ自由ですよ。

  14. ゴン

    返信ありがとうございます。

    すいません、今まで僕の使ってきた保険という言葉はウェブシェフさんの仰る一部の保険とでも脳内変換して読んでください。

    自家保険は保険という名前がついていますが、正確には保険のカテゴリーには含まれません。個別経済体の数が単一ですから。

    保険は保険料を分割で支払おうと一括で払おうと成立するシステムです。月の支払い額の平準化はあくまでも副次的な機能にすぎません。

    一つ疑問なのがウェブシェフさんはどのような意味でリスクという言葉をつかっているのでしょうか?僕が使ってる意味や通常金融工学で使われる意味ではリターンやキャッシュフローの変動幅(分散)です。しかしウェブシェフさんの使い方を見るとどうやらその限りではなさそうです。それが分からないとリスクマネジメントの観点云々がさっぱりですね。

    分散のデータなんて簡単に出ますけどね。
    僕がちょっとググって出てきたデータがこれです。

    過去データから計算した平均・標準偏差(1971/1~1997/3)
    名称 原系列名称 平均値(年率、%) 標準偏差(年率、%)
    短資 短期金利トータルリターン 5.84 0.86
    国債 長期国債トータルリターン 7.94 6.34
    社債 長期社債トータルリターン 8.25 5.02
    株式 東証1部トータルリターン(配当込み) 10.28 20.08
    外国債券 米国長期国債トータルリターン(円ベース) 4.61 15.49
    外国株式 MSCI 世界トータルリターン(日本除き、円ベース) 8.09 18.32

    出所:イボットソン・アソシエイツ社データによりニッセイ基礎研究所が作成。

    東証一部企業株式、国債を比較してみましょう。
    まず自分の家計まで破綻する可能性があるのは、信用取引を行った場合ですがこの場合購入する価格に上限が設けられているため、国債や東証一部上場企業等の比較的変動幅が少ない有価証券で破綻する程までの損失を生むことはまずありません。もちろん理論上0ではありませんけどね。すなわちウェブシェフさんの言う家計破綻するほどの変動幅がなければ期待値に着目すべき、という話が正しいなら国債と東証一部上場企業株のリターンは市場効果により一致するはずですが、データを見る限り有意な差が観察できます。
    対応できるリスクをわざわざ回避してるのです。まあ証券市場参加者が合理的でないというならばそこまでですが。

    あとデリバティブ自体は本来リスクを下げるための金融商品なのでむしろ破綻する可能性は小さくなります。

    僕も大多数の人間が期待値がより大きく、分散のより小さいキャッシュフローを好むと言ってますよ。

    合理的云々の話ですが、仰る通り結局合理性なんてものも何を基準にするかという話なのでそこまで重要な話ではありません。期待値が高いほうが合理的である、というのもつきつめていけば好み気分程度の根拠にしかいきつきません。仮に合理性の基準をより期待値が大きく分散が小さいキャッシュフローを選ぶべきだ、とすれば保険は選択肢にはいります。しかしこのような議論をしてもまるで意味がないのであくまで人が保険(モバイル保険を含む)を必要としているか、なぜそうなのか、という話をしているのです。

    リスク中立的な人とは分散の値に関わらず期待値のみで者事を判断する人を指します。よって人よりリスク中立的、なんて使い方はしません。まあたしかにウェブシェフさんはある条件下でしかリスク中立的にならない、という意味では完全なリスク中立者ではありませんでしたが。

    話題が大きく変わるんですか?
    僕は首尾一貫してモバイル保険を含む保険は他に効率的なリスクヘッジ手段がない限り不要ではない、なぜなら大多数はリスク回避的だから、という主張しかしていませんし、これからも変えるつもりもありませんけどね。

  15. ゴン

    あ、すいません、デリバティブが破綻可能性云々の話は勘違いでした。撤回します。

  16. ゴン

    何度も連投してすいません。
    人が期待値がより大きく、分散がより小さいものを好むのとこでも読み違いしてましまね、、、すいません。要は簡単化しすぎというご指摘ですかね。シンプルにといっても、実際言い方を変えただけで人は価格変動を気にするという内容と文意は大して変わりませんよ。
    それにこの仮定は金融工学の大部分において使われているものですのでそこまでおかしい話ではないかと。

    1. ウェブシュフ 投稿作成者

      ゴンさんコメントありがとうございます。

      いずれコメントしますが、少々雑事に巻き込まれましたので、興味がおありでしたらしばしお待ちを。

  17. ウェブシュフ 投稿作成者

    ゴンさんコメントありがとうございます。

    >自家保険は保険という名前がついていますが、正確には保険のカテゴリーには含まれません。個別経済体の数が単一ですから。保険は保険料を分割で支払おうと一括で払おうと成立するシステムです。月の支払い額の平準化はあくまでも副次的な機能にすぎません。

    前回と同じことを繰り返しますが、私自身は「月々の支払いを平準化させる役割が一番重要」なんて思っていませんよ。それはきちんと認識してください。

    以前にゴンさんが「保険の存在意義とは将来のキャッシュフローの分散の値を下げることにあります。」と仰ったときに、「この点については同意です。」と返しているんですけどね。

    ただ私の考えとは別に、月の支払い額の平準化を主目的としてモバイル保険へ加入する人は、現実として存在します。自家保険という言葉が存在してしまうことが何よりの証拠です。

    だから、モバイル保険が必要とされる理由としては、月の支払い額の平準化は無視できないでしょう?

    私は、月の支払い額の平準化を主目的としてモバイル保険へ加入する人たちに対して、「月の支払い額の平準化を主目的にしてモバイル保険に入るのは間違い」だと言っているわけです。

    ゴンさんの保険に対するお考えからすれば「月の支払い額の平準化を主目的にしてモバイル保険に入るのは間違い」は否定するべきものではなく、寧ろ後押しして頂いてもいいくらいだと思いますが、如何ですか。

    >一つ疑問なのがウェブシェフさんはどのような意味でリスクという言葉をつかっているのでしょうか?僕が使ってる意味や通常金融工学で使われる意味ではリターンやキャッシュフローの変動幅(分散)です。しかしウェブシェフさんの使い方を見るとどうやらその限りではなさそうです。それが分からないとリスクマネジメントの観点云々がさっぱりですね。

    リスクマネジメントでは、リスクファイナンシング以前に、行動や習慣を変えることでリスクを回避したり低減したりすることを考えます。

    回避したり低減したりする対象であるリスクは、キャッシュフローの分散ではなく、損失額や被害額そのものを指します。私もその意味で使っています。

    リスクマネジメントにおいては、分散は損失額や被害額のバラツキを捉えるための計測指標の一つでしかありません。バラツキを捉えるなら「想定しうる最大の被害損失額」の方が重要であることも多いです。

    ところで、私が言うリスクマネジメントの観点というのはこんな感じのものです。

    ⇒ A http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/f/04/index1.html
    ⇒ B http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/f/05/index.html

    ゴンさんも仰った通り、モバイル機器の故障リスクは手持ち資金で難なく対応できる程度の小さなリスクです。

    Aページの「個々のリスクの深刻さを把握して対策の優先順位を決める」という図でいえば、最も優先度が低いリスク(D)です。

    Bページの「図1 リスク対策の優先順位は、リスクの強度と頻度を考慮に入れる」で言えば、「たまにしか発生しないで、危険も小さいリスク」です。

    モバイル機器の故障リスクは、リスクマネジメントの観点では、コストをかけて保険を使って対応すべきではないのです。コストをかけて詳しく計測することすら価値がありません。

    >過去データから計算した平均・標準偏差(1971/1~1997/3)~すなわちウェブシェフさんの言う家計破綻するほどの変動幅がなければ期待値に着目すべき、という話が正しいなら国債と東証一部上場企業株のリターンは市場効果により一致するはずですが、データを見る限り有意な差が観察できます。対応できるリスクをわざわざ回避してるのです。まあ証券市場参加者が合理的でないというならばそこまでですが。

    データ有難うございます。

    ただ、国債と東証一部上場企業株では、破たんリスクがまるで違います。

    市場参加者が私と同様に「破綻するほどの変動幅がなければ期待値に着目すべき」と考えていたとしても、国債と東証一部上場企業株のリターンに有意な差が出て当たり前です。

    つまり、人々が「破綻するほどの変動幅がなければ期待値に着目すべき」と考えているか否かを確かめる証拠としては、ご提供のデータは具合が悪いと思います。

    >合理的云々の話ですが、仰る通り結局合理性なんてものも何を基準にするかという話なのでそこまで重要な話ではありません。期待値が高いほうが合理的である、というのもつきつめていけば好み気分程度の根拠にしかいきつきません。仮に合理性の基準をより期待値が大きく分散が小さいキャッシュフローを選ぶべきだ、とすれば保険は選択肢にはいります。しかしこのような議論をしてもまるで意味がないのであくまで人が保険(モバイル保険を含む)を必要としているか、なぜそうなのか、という話をしているのです。

    私も「人がモバイル保険を必要としているか、なぜそうなのか」を重視はしていますよ。この点はゴンさんと一致しているところです。

    そのうえで、私は「リスクマネジメントの観点からはモバイル保険には加入すべきではない」と言っているわけです。

    >リスク中立的な人とは分散の値に関わらず期待値のみで者事を判断する人を指します。よって人よりリスク中立的、なんて使い方はしません。まあたしかにウェブシェフさんはある条件下でしかリスク中立的にならない、という意味では完全なリスク中立者ではありませんでしたが。

    これは確かに私の書き方が不適切でした。ただ、言わんとするところは何とか伝わったようで、よかったです。

    >話題が大きく変わるんですか?

    区切り線の前はゴンさんの一言一句に対する同意と反論。

    区切り線の後は、そうではなく、私からの(ゴンさんからすれば余計なお世話の?)感想やアドバイス。

    話題が大きく変わっていませんか。

    >僕は首尾一貫してモバイル保険を含む保険は他に効率的なリスクヘッジ手段がない限り不要ではない、なぜなら大多数はリスク回避的だから、という主張しかしていませんし、これからも変えるつもりもありませんけどね。

    私の方も、首尾一貫して、「リスクヘッジをする必要がないからモバイル保険は不要、なぜならモバイル機器の修理代なんて難なく支払える程度のものですから」という主張しかしていませんし、これから変えるつもりもありません。

    ゴンさんは、「モバイル機器故障が起きた場合のキャッシュフローと起きなかった場合のキャッシュフローを平準化させる」ことを好む人がいるから、キャッシュフロー平準化ツールとしてモバイル保険は必要とお考えです。

    私は「モバイル機器故障が起きた場合のキャッシュフローと起きなかった場合のキャッシュフローを平準化させる」こと好む人がいたとしても、リスクマネジメントの観点から不要なので、キャッシュフロー平準化ツールとしてモバイル保険も不要だと考えるわけです。

    「タバコを好む人がいるからタバコの栽培は必要」論と「健康のためにはタバコは不要だからタバコの栽培も不要」論の戦いと同じです。

    判断基準が違うのだから、この点については議論しても無意味でしょう。お互い信じる道を行きましょう。

    ※議論を打ち切るものではありません。

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