HCDコンサルティング(旧・中川勉社会保険労務士事務所FPウェブシュフ)のブログ

保険の見直しの必要性と見直すべき時期・タイミング

2015-05-22_1130
以前に「保険について話すことすら面倒くさがる妻に、保険の見直しについてどう説明したらよいか」シリーズを3日間にわたってお送りしました。

シリーズの3記事「保険は車よりずっと大きな買い物だからよく考えよう」「保障内容の見直しが必要な時期」「保険料を見直すべき時期」を1記事にまとめました。

保険は車よりずっと大きな買い物だから見直しが必要

保険を見直さないといけないのは、保険がとても大きな買い物だからです。常に目を光らせていないと無駄な保険料を支払い続ける羽目になります。

[bubble speaker=”ウェブシュフ” imgurl=”/img/me.png” type=””]せっかくFP1級試験にも受かったし、今年は保険の見直しに真剣に取り組みたいので色々協力してね。[/bubble]

[bubble speaker=”ウェブシュフ妻” imgurl=”/img/wife.png” type=””]保険の見直しって言うけどさー、よくわかんない。何からやるべきかぜんぜん見当つかないんだよね。[/bubble]

妻は難しそうに言いましたが、そんなに難しくないんですよ。保険も買い物ですから。

大きな買い物するときは、何をいくらで買うか悩みますよね。

車を買うときだったら、どんな会社のどんな車種を、いくらで買うかを真剣に検討しますよね。

保険だって同じです。あらゆる保険を合わせれば、1年間で数十万円、30年間で1000万円前後も保険料を払うんですから、少なくとも車よりも慎重に考えたいです。

「月々いくら」の罠

保険料について考えるとき、月々の支払金額ばかりに目が行く人がいます。

これは保険会社の策略にはまっているだけです。車を買うときには「ローンが月々いくら」じゃなくて「総額いくら」で考えますよね。保険も同じように総額で考えましょう。

保険料で保障を買うのが保険

保険は保険料を支払って保障を買う契約です。

保障というのは、「○○さんが死んだ場合に限り、3000万円を残された△△さんに払います」というような条件付で金銭を支払ってもらう権利のことです。

[bubble speaker=”ウェブシュフ妻” imgurl=”/img/wife.png” type=””]じゃあ、保険というのは、保険料の支払と引き換えに、保険会社に「~なら□円を△△さんに払います」と約束させているわけね。[/bubble][bubble speaker=”ウェブシュフ” imgurl=”/img/me.png” type=””]そうそう。保険で何を買うかと言うと、保険会社にさせる約束の内容、つまり保障内容を買うことになるんだよ。[/bubble]

保険契約を折に触れて見直さないと無駄な保険料を支払うことになる

買い物である以上、必要性と値段についてはよく考えないといけません。

  • 保険会社にそんな約束をさせる必要があるか(その保障は本当に必要か)
  • それに対する保険料は高すぎないか

こういうことをいつも考えておかないといけません。

我が家では自分で保険を見直したら年間保険料を6万円以上削減できました。が、裏を返せばそれまでは年間6万円の無駄遣いをしていたということです。

保険の見直し=保障内容の見直し+保険料の見直し

保険は保険料で保障を買うものですから、保険の見直しといえば保障内容の見直しと保険料の見直しが2本柱です。

このうちより重要なのは保障内容の見直しです。

値段(保険料)の見直しは、何を買うべきか(保障内容)を検討してから行うべきです。

保険の見直しといえば、どうしても保険料に目を奪われがちですが、まずは保障内容についてよく検討してから保険料を見直すべきです。

保障内容を見直すべき時期

何となく保険に加入するのは考え物ですが、何となく見直すのも同じくらいまずいです。

「俺も40歳になったから保険を見直そう」などと言う方がいますが、それは良くないです。

保障内容を見直すべき時期と年齢にはあまり関係がありません。

家計にとって必要な保障が変化したときこそ保険の見直しが必要なタイミングです。

家族が増えたとき、減ったとき

家族構成が変わると必要な保障が変わります。

  • 結婚したとき
  • 妊娠・出産時
  • 不幸にして家族が亡くなった時
  • 離婚したとき

こういうときは、既存の保険の解約や、新しい保険への加入をよく検討するべきです。

[bubble speaker=”ウェブシュフ妻” imgurl=”/img/wife.png” type=””]あれ、なんか偉そうに言ってるけど、ウチらが結婚したとき、ウェブシュフってそんなに真剣に保険のことを考えてたっけ。
[/bubble][bubble speaker=”ウェブシュフ” imgurl=”/img/me.png” type=””]色々忙しくていい加減になってたから、今見直すんです。(開き直り)[/bubble]

我が家では結婚のタイミングでは、保険の見直しを怠ったので、結婚して3年も経った2015年に保険見直しに着手しました。

収入・支出が変動したとき

家族構成が変わらなくても、将来の支出・収入が変動するなら保障の見直しは必要です。例えば、

  • 配偶者が専業主婦(主夫)になったとき
  • 専業主婦(主夫)だった配偶者が働き始めたとき
  • 転職で給料が大きく変動したとき
  • 退職したとき
  • ローンでマイホームを購入するとき

こういうときは保険を見直すべきです。

特に、収入が急減した場合は、保険料を支払えなくなり、大急ぎで保険の見直しに取り組まなければならないケースもあります。

[bubble speaker=”ウェブシュフ妻” imgurl=”/img/wife.png” type=””]じゃあさ、私の扶養家族にまで転落したウェブシュフが、扶養を抜けた今、保険見直さなきゃね。[/bubble][bubble speaker=”ウェブシュフ” imgurl=”/img/me.png” type=”心”]もうちょっと優しい言い方あるんじゃないの?[/bubble]

というわけで我が家では2015年に保険の見直しをしました

つまりライフプランの見直しが必要になると保険の見直しが必要

家族構成や収入や支出が変動した場合に保障の見直しが必要なのは、ライフプランの見直しが必要だからです。

ライフプランは年に1回は見直す(ライフプランと現実とのズレを修正する)ものです。

したがって、保険は何事もなくても年に一回は見直すべきなのです。

それが面倒くさすぎるなら、最低でも家族構成が変わったとき、収入支出が大きく変わったときに見直しましょう。

保険料を見直すべき時期

必要な保障を見直したら今度は保険料の見直しです。

同じような保障内容の保険のうち、保険料がなるべく安く済むものを探すべきです。

定期的によりお得な保険を探す必要がある

保険の世界では日々新商品が登場しています。時の経過とともに、新たなお買い得商品が誕生する可能性があります。

ですから、一旦保険の見直しを真剣にしたとしても、その後も時々保健の見直しをする必要があるのです。

例えば、今まで加入している保険と同じ保障内容で、月々の保険料が1,000円安い新商品が出たとしましょう。

[bubble speaker=”ウェブシュフ妻” imgurl=”/img/wife.png” type=””]もう「1,000円くらい大したことないじゃない」とは言いません。orz…[/bubble][bubble speaker=”ウェブシュフ” imgurl=”/img/me.png” type=””]だよね。この新商品に乗り換えなかったとしたら、1年間で12,000円、10年間で120,000円、30年間で360,000円の大損をするからね。[/bubble]

加入時にリーズナブルな保険契約をしている場合でも、その後に保険料の見直しを怠ったら、無駄な保険料を払い続けることになってしまいます。

お得な保険を探すには豊富な商品知識が必要

保険料を見直す作業には、豊富な商品知識が欠かせません。

[bubble speaker=”ウェブシュフ” imgurl=”/img/me.png” type=””]保険商品の知識が豊富な人を頼るしかないよね。[/bubble][bubble speaker=”ウェブシュフ妻” imgurl=”/img/wife.png” type=””]ウェブシュフはFPのくせに自信ないんだ~[/bubble]

「安い保険はどれか?」なんてFP試験で聞かれませんから、FP資格を持っているからと言って、個別の商品知識が豊富だとは限りません。

私も、商品知識の勝負になると、実際に保険を販売している人にはかないませんね。

[bubble speaker=”ウェブシュフ妻” imgurl=”/img/wife.png” type=””]保険の営業マンとかセールスレディに聞けばいいの?売っている人の言うことってなんかイマイチ信用できないよ。[/bubble]
[bubble speaker=”ウェブシュフ” imgurl=”/img/me.png” type=””]でも、服を買うときは、服を売っている人の意見を参考にしてるよね。[/bubble]

もちろん保険を売っている人の話ですから、その点は考慮しないといけません。

また、特定の保険会社の商品しか売らない営業マンやセールスマンは、あくまでその特定の会社の保険商品について詳しいだけです。

本当に豊富な知識を持っているのは、数多くの保険会社の商品を取り扱う保険ショップのFPです。

お得な保険を探すなら、保険ショップのFPを頼るのが合理的です。


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