トランス脂肪酸禁止論は食い物選択の自由を奪うファシズム

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トランス脂肪酸入りポテトチップス大好き@web_shufuです。アメリカが加工食品へのトランス脂肪酸使用を禁止する方向に動くというニュースが入って、「日本でも禁止すべき」論が盛り上がっていますが、それはファシズムです。

盛り上がるトランス脂肪酸禁止論

「トランス脂肪酸 禁止 日本」の検索結果 – Yahoo!検索(リアルタイム)を見る限り、トランス脂肪酸禁止派が結構いらっしゃいます。

それに比べると、私のような「別に禁止しなくていいよ」派はかなり少数派。さびしいです。

確かにトランス脂肪酸は摂取しないほうがいいらしい

トランス脂肪酸は不飽和脂肪酸の一部です。アメリカでは安全性が問題になりましたが、その健康への影響は、実のところよくわかっていません。

農林水産省/すぐにわかるトランス脂肪酸-トランス脂肪酸が体に悪いって本当?でも、以下のように説明しています。

  • 日常的にトランス脂肪酸を多くとりすぎている場合には、少ない場合と比較して心臓病のリスクを高める。
  • トランス脂肪酸による健康への悪影響を示す研究の多くは、トランス脂肪酸をとる量が多い欧米人を対象としたものであり、日本人の場合にも同じ影響があるのかどうかは明らかではありません。
  • たくさんの種類があるトランス脂肪酸の中でどのトランス脂肪酸が健康に悪影響を及ぼすのかについては、十分な証拠がありません。

確かにトランス脂肪酸は摂取しないほうがいいらしいようですね。

日本の場合トランス脂肪酸を禁止するとかえって国民が不健康になるかも

こうなると「トランス脂肪酸を禁止したら皆健康的になるんじゃないか?」という話が出てきます。

しかし話はそう単純ではありません。

科学無視のトランス脂肪酸批判 思わぬ弊害が表面化 日本人への影響は? WEDGE Infinity(ウェッジ)によると、

  • 日本人のトランス脂肪酸摂取量の平均値は、男性で総エネルギー摂取量の0.30%、女性で0.33%。WHO(世界保健機関)の目標値である1%を大きく下回っています。
  • トランス脂肪酸を減らそうとメーカーが原料を変えたり製法を変更したりすると、飽和脂肪酸の含有量が増えるという「トレードオフ」が起きる。
  • 飽和脂肪酸の摂取量は、女性の20~39歳の半数以上が目標量の上限値を上回っています。

摂取量が警戒水準に達していないトランス脂肪酸の使用を禁止すると、すでに摂取しすぎである飽和脂肪酸の摂取量がさらに過剰になることがわかります。

つまり、トランス脂肪酸の使用を禁止すると、かえって国民の健康が損なわれる可能性すらあるのです

健康に良くないものを全て禁止しようという発想がダメ

ここまで書いたように、トランス脂肪酸禁止によって日本人全体がより健康になるかと言えば、とても疑わしいです。

しかし、仮に劇的な健康効果がもたらされるとしても、加工食品へのトランス脂肪酸の使用を禁止にするべきではありません。

トランス脂肪酸は不健康ですが揚げ物をパリッと仕上げてくれます。

私はたまにしかフライを食べませんが、食べるとなれば、不健康なトランス脂肪酸を使っていてもいいから、パリッとしたフライを食べたい‥そう思っています。

不健康なものを食おうが食うまいがそんなの自分の勝手ですよね。

「健康に悪いとわかってても敢えて食べる」という自由は、よほどでない限り保証されるべきです。

トランス脂肪酸の使用を禁止するのは、消費者から食品選択の自由を奪う処置であって、基本的人権たる自由権の侵害です。憲法違反です。

トランス脂肪酸禁止論者は他人から食い物選択の自由を奪おうとするファシストといえます。

健康に良くないからといってケーキも禁止するのか?

健康に良くない食品を禁止するなら、砂糖の使用は全て禁止しないといけません。

現在の日本では、国民の大半が、砂糖抜きで炭水化物の必要摂取量をクリアします。

この状況での砂糖の摂取は、炭水化物の過剰摂取につながり、肥満や成人病の元凶になります。

だからと言って「砂糖の製造販売・食品への使用を禁止すべきだ」などという話は聞きませんし、そんなことするべきではありません。

たとえ砂糖がどんなに不健康であっても、スイーツ好きな人が砂糖がドバドバ入ったケーキを好きなだけ食べる自由は守られるべきだと思います。

リスクを明確に表示して各個人の自由裁量に委ねるべき

また、食品以外に目を向けても、一般に消費者がリスクに直面するような商品・サービスの販売は禁止されていません。

ただ、販売にあたってリスクの説明が義務付けられています。

この考えに沿うと、トランス脂肪酸を使った加工食品は、トランス脂肪酸が含まれている事実を明らかにすれば、販売することに問題はないでしょう。

トランス脂肪酸禁止論は明らかに行きすぎです。

規制は、食品成分表示にてトランス脂肪酸の使用の有無をはっきりさせる程度にとどめるのが吉ではないでしょうか。

最後に、トランス脂肪酸禁止論者の方へ

ファシスト呼ばわりしてすいません。

皆さんはきっと、国民全体のために良かれと思って、国民から食い物選択の自由を奪うトランス脂肪酸禁止論を主張されているのだと思います。

でも、ファシスト達も、国民全体のために国家のために良かれと思って、国民から自由を奪っていったのです。

そこらへんに類似点があったため、あえてファシストと呼ばせていただきました。

このあたりの事情をお汲み取り頂ければ幸いです。

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