部下に対する叱責・批判を一対一でするのは大間違い。全員そろった会議でやるのが正解。

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あなたは部下への叱責をどうしていますか。他の社員の面前で叱責するのを避け内々で行うようにしていませんか。でも、強いチームを作りたいならそれは大間違いです。誤解を恐れずに言えば、チーム全員参加の会議などで行うのが正しい叱責です。

  1. 部下は規律を犯すもの
  2. 上司の役目
  3. 叱責は他の部下の面前でするべき
  4. 他の部下の面前で叱責しないと…
  5. 正しく叱責する
  6. 最後に

部下は規律を犯すもの

部下というのは規律を犯すものです。

大抵は、上司であるあなたより仕事も出来ません。

困ったものです。

でも、そういう困った人たちがいるから上司の存在意義があるのです。

部下が全員非の打ち所の無いビジネスマンだったら、上司であるあなたはお払い箱です。

あなたが、真面目に仕事をする気なら、もっと使える奴が部下に欲しいなどという逃げの発想は今日で終わりにして、きちんとマネージメントしていきましょう。

上司の役目

上司の一番大事な役割は、部下たちと自分から成るチームのリーダーとして、チームを機能させることです。

そのためには、チーム全員が目標を共有し、上司自信を含むメンバーそれぞれが他のメンバー全員に対して責任を負わなければいけません。

この責任感こそが強いチームを作る肝です。責任感があるからこそ部下たちは自己管理をしっかり行い能力を最大限発揮するのです。

そういうわけで、上司の一番の仕事は、部下たちに強い責任感を持たせ続けることです。

叱責は他の部下の面前でするべき

責任感を持たせるために有効な手法が、責任感にかけた行動に対して罰を与えることです。

罰の目的は「一罰百戒」という言葉につきます。

ビジネスでは、罰の中で代表的なものが叱責なのですから、叱責には十分な「一罰百戒」効果が必要です。

そういう意味で、部下に対する叱責というのは、他の部下もそろった場所で行われるべきです。

他の部下の面前で叱責しないと

足を引っ張った部下を、他の部下の面前で叱責せず、内々に叱責すると次のようなことが起こります。

  1. 叱責を受けた部下は、他の部下からの苦情に晒されないので、彼らに対する責任を忘れがちです。リーダーに対してのみ責任があるものと錯覚するかもしれません。
  2. 他の部下には、足を引っ張ったことに対する処罰が見えないので、他の部下が総じて無責任になり自己管理能力をダウンさせます。
  3. チームの誰かが足を引っ張っていることは由々しき事態なのに、内々に叱責が行われることで、それが他の部下にとって他人事になってしまいます。
  4. 足を引っ張った張本人にどれだけ迷惑をこうむったかを伝えられないので、真面目な部下ほどフラストレーションがたまります。

結局、チームがばらばらになることによって、チーム力が大幅に下がります。

こうなると、叱責されなければならないのは上司です。

正しく叱責する

そういうわけで、部下に対する叱責というのは、他の部下も全員出席している会議の場などで行わなければなりません。

しかし、ここで気をつけなければいけないのはパワハラです。

そうならないためには、以下のようなことを守るべきです。

  • 叱責では、部下の行った問題行動のみをdisり、それ以外の人格disなどは避ける。
  • チームとして改善策を考えてあげる。
  • 威圧的な発言・行動しない。

また、パワハラというのは上司が部下に対して叱責する場合に問題になります。

部下が対等な地位にある他の部下に問題点を指摘する場合、パワハラになる余地はありません。

その意味では、部下同士で問題点を積極的に指摘し合い改善していく環境を整備するのが望ましいです。

具体的には、仕事の流れの問題点を検討するかのごとく、問題行動の改善策を議論する環境を作るといいと思います。

  • 部下同士でチームの足を引っ張った問題行動を指摘させる。問題行動のみをdisり、それ以外の人格disなどは避けるよう徹底。
  • 問題行動による仕事の遅れなどの悪影響も指摘させる。
  • 問題行動を是正するための方策をチーム全員で考える。
  • 部下同士による問題行動の指摘で漏れがあったら上司が指摘する。漏れがあったことに対して部下全体を叱責した上で、問題行動の是正策を全員で考える。

最後に

このエントリはHow Criticizing in Private Undermines Your Teamに大きく影響されて書きましたが、ちょっと偉そうに仕上がりました。

実際、人前での叱責というのは、パワハラで訴えられるリスクもあり、本当に難しいものです。

でも、上司の仕事は部下より難しいから部下より多く給料をもらっているのです。難しいからといって避けていたら、職務放棄ですよね。

上司の皆さんは、叱責を避けるのは諦めて、少しでも効果的な叱責を求めて邁進するしかないと思います。

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