銀行の取引明細を見て売上実現の仕訳を手打ちで作る

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ブロガー・アフィリエイターのための確定申告シリーズ第18回です。

前回の記事はこちら。

今回は銀行の取引明細から仕訳を手打ちで作る方法を紹介します。

あまり取引がなく、報酬の振込がたまにしかないASP(つまり売り上げがたまにしか発生しないASP)に対して、「月別売上一覧をCSVでダウンロードして…」という方法で売上実現時の仕訳を作っていては、面倒くさすぎます。

そこで、報酬の振込がたまにしかないASPについては、以下の手順で仕訳を作ります。

各ASPの規約で報酬の振り込まれ方を確認

青色申告帳簿を作り始める前の準備として、「報酬がどのように振り込まれるか」の証憑書類として、各ASPの規約を集めているはずです。

各ASPの規約から「いつ実現した報酬がいつ振り込まれるか。振込手数料が差し引かれるかどうか」を把握しておきましょう。

私が取引しているASPについて「いつ実現した報酬がいつ振り込まれるか。振込手数料が差し引かれるかどうか」をまとめると、以下のようになります。

報酬の振込がたまにしかないASPには「※銀行の取引明細から仕訳」という但し書きをつけています。

アマゾンアソシエイト

確定1日頃
支払い28日頃
※ASPの月別売上一覧や支払履歴から仕訳

グ-グル(カ

月末に売上計上。翌月20日過ぎに支払い
※ASPの月別売上一覧や支払履歴から仕訳

カ)フアンコミユニケ−シヨンズ (A8net)

※ASPの月別売上一覧や支払履歴から仕訳

確定報酬額が支払条件を満たしていれば、翌々月15日(金融機関が休日の場合は翌営業日)にお振込となります。   A8.netでは、成果報酬の計算を1ヶ月毎に締め切ります。毎月1日から月末までの確定報酬額を単位に計算します。 月末に締め切られた確定報酬額と、未払成果報酬額(それまでに繰り延べられている金額)の合計が、選択されている支払条件(5,000円または1,000円以上)を満たしている場合、翌々月に登録されている口座へ振り込まれます。 支払条件をキャリーオーバー(繰り越し)方式に設定している場合は、自動的に翌月以降へ繰り延べされます。   また、口座情報のご登録ミスなどが原因で口座エラーとなり、お振込ができなかった場合も、次回の支払いへと繰り延べされます。   尚、A8.netから成果報酬を振り込む際の名義は「カ)ファンコミュニケーションズ」となります。(アフィリエイトのA8.net:サポートページ | 01.よくある質問

カ) インタ-スペ-ス (アクセストレード)

※銀行の取引明細から仕訳

報酬のお振込は、銀行振込の場合は報酬が確定した月の翌々月15日(金融機関休業日にあたる場合は翌営業日)となります。(登録後:報酬支払い|よくある質問|アフィリエイトのアクセストレード

カ)アドウエイズ(Smart-C(スマートシー))

※銀行の取引明細から仕訳

Smact-Cの成果報酬は報酬金額の合計が5,000円に達した月の翌々月の15日に登録口座にお支払致します。 ※5,000円に満たない場合には自動的に翌月に報酬額が持ち越し続けていきます。 ※報酬は消費税込みとなっております。 ※振り込み手数料は弊社で負担致します。(FAQ -アフィリエイト Smart-C(スマートシー)-

ロンバード(felmat)

※銀行の取引明細から仕訳

第6条(成果報酬の支払い方法) 広告主により承認された成果の報酬については、広告主か当社を通して、パートナーに支払いを行うものとする。 当社は毎月の末日までに承認された成果の報酬について、翌々月の15日にパートナーに支払いを行うものとする。 ただし、成果報酬の支払い日である15日が金融機関の休日にあたる場合は翌営業日を支払い日とする。 なお、振込手数料は当社にて負担するものとする。(felmat – パートナー利用規約

フォーイット(アフィリエイトB)

※銀行の取引明細から仕訳

第6条(成果報酬の支払い) フォーイットは、クライアントから支払いを受けた成果報酬について、毎月末日に締めて、翌月末日(ただし、当日が銀行の休業日である場合は前営業日とする)限り、アフィリエイトパートナー名義の指定口座に振り込んで支払うものとする。振込手数料は、フォーイットの負担とする。(利用規約|アフィリエイトB

銀行の取引明細の報酬振込日から、「振り込まれたのはいつ実現した売上なのか」を特定。

では、報酬の振込がたまにしかないASP(「※銀行の取引明細から仕訳」のASP)について、取引明細の報酬振込日から、「振り込まれたのはいつ実現した売上なのか」を特定していきましょう。

対象期間に気を付けて取引明細CSVをダウンロード

私の場合、報酬の振込がたまにしかないASPからの振込はすべて楽天銀行に集中させているので、楽天銀行の取引明細をCSVでダウンロードすることになります。

楽天にログインして「入出金明細」をクリック。
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「ご指定の期間をダウンロード」でストップ。取引履歴の対象期間を入力します。各ASPの規約から、年末の売上は翌年二月中旬になるケースがあるので、それを見込んだ期間設定をします。そしてCSVダウンロードボタンを押します。ついでにPDFの取引履歴証明書もダウンロードしておきましょう。
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ダウンロードしたCSVファイルにわかりやすい名前を付けて開き、自動フィルタをかけてください。シート名も「原本」に変更しておきましょう。
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入出金内容列でフィルターをかけて、入出金内容が以下の取引のみ抽出し、報酬の振込がたまにしかないASP(「※銀行の取引明細から仕訳」のASP)からの振込記録のみ表示させます。

  • カ) インタ-スペ-ス
  • カ)アドウエイズ
  • カ)フオ-イツト
  • カ)ロンハ゛-ト゛

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この記録と各社の規約を照らし合わせて仕訳を行います。

規約を照らし合わせれば、20150115と20150216の入金は、2014年に実現した売上の振込であることがわかります。これらは2014年分の青色申告で仕訳済みです。

今は、2015年に実現した売上について売上実現時の仕訳を行うので、20150115と20150216の入金は無視します。

残った5行について手打ちで仕訳を作ります。各行に対応する売り上げがいつ実現したかは、規約を見て考えます。

売上実現日の仕訳を手打ち入力で作る

仕訳は、青色申告帳簿作成用エクセルファイル(ウェブシュフ作)の「作業シート」に直接書き込みます。手打ちとはいえ、ミス防止のために、金額欄や摘要欄は銀行の取引明細からコピペ入力しましょう。

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これで完了です。

なお、今回登場したASPはすべて振込手数料を負担してくれています。こういう場合は、売上金額が振り込まれた金額と等しくなるので楽です。

しかし、振込手数料をアフィリエイターが負担することになるASPがあれば、話は難しくなります。

売上金額=振り込まれた金額+振込手数料

となるので、仕訳の際に足し算をしないといけません。面倒ですね。

仕訳が終わったら、銀行取引明細のフィルターをオフにしてください。

最後に、銀行取引にかけていた自動フィルターをオフにしておいてください。

この取引明細は、まだまだ利用するので、大事にしておいてください。

売上入金時の仕訳は後回し

売上が入金された時の仕訳は後回しです。

入出金取引の仕訳は、売上に関係するものもしないものも含めて、銀行取引明細を加工することによって、一気に作り上げます。


次回は

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