大部屋に近い4人部屋でも差額ベッド代がかかることがある

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医療保険を検討する動機の一つが差額ベッド代に備えることです。

私も初めて医療保険を真剣に検討したときは、差額ベッド代について一生懸命調べました。

差額ベットは豪華なものばかりでもないですし、仮に素晴らしいものであっても、病気の時にそれを堪能することなんて難しいです。

医療保険は差額ベッドを使わない前提で考えておいた方がいいと思います。

差額ベッド代とは「特別な療養環境」に対する料金

厚生労働省の定義によれば、差額ベッド代は特別な療養環境を備えた病室(特別療養環境室)に対する料金という意味です。「差額ベッド料」「差額室料」「室料差額」などと言われることもあります。

健康保険が効きませんので高額療養費の対象外です。

差額ベッド代は入院費用を膨張させる元凶のようなものです。

差額ベッドはそこまで豪華な部屋ばかりではない

ウェブシュフ妻
差額ベッドって、お金持ちが使うすごく豪華な部屋だよね

と考えている人も多いですが、そんな部屋ばかりではありません。

厚生労働省の文書によると、「特別な療養環境」の条件は…

  • 1部屋のベッド数が4つ以下
  • 部屋の広さは(病室の定員)×6.4㎡以上
  • プライバシー確保(カーテンにより仕切りなど)
  • 個人用収納、照明、小机、椅子完備

これだけです。

カーテンで仕切られた4人部屋でも差額ベッドとすることは可能

ですから、

  • 4人部屋
  • 部屋の広さが14畳(≒26㎡)
  • カーテンでプライバシー確保
  • 収納、照明、小机、椅子はあるけど、テレビもネットも使えない

という、大部屋に毛が生えたレベルの部屋でも、差額ベッド代を徴収することは可能です。

ちなみに、下の写真はカーテンを閉めた状態で大部屋のベッドから撮られた写真です。

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By Leechieglawou (Own work) [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

これと比べて少し広いだけの部屋でも差額ベッド代がかかる可能性があるのですから、

ウェブシュフ妻
えっ、こんな部屋で差額ベッド代がかかっちゃうの?

ということも多くなります。

差額ベッドの約2/3は個室ですが4人部屋も1割以上あり

実際、厚生労働省の「主な選定療養に係る報告状況」で、差額ベッド(特別療養環境室)の定員を調べると…
2016-11-25-capacity-of-special-recuperation-room-5

差額ベッドの約2/3は個室ですが残りは相部屋です。4人部屋が13%もありますね。

とは言え、一般病室と比べて特別な環境が整えられているという建前があるので、それ相応の料金(差額ベッド代)が必要です。

差額ベッドは不要では?

差額ベッドと言っても、その環境はそれぞれで、とても差が大きいという話をしてきました。

ところで、入院中に差額ベットを使って環境を良くすることは、それほど重要なのでしょうか 。

私は2回入院したことがありますが、入院して思ったことは

ウェブシュフ
入院するような病気ではどうせ差額ベッドの良さを味わえないし、大部屋でもさほど不快ではない。

ということです。

差額ベッドを使っても病気ではその良さを味わえない


1回目は1泊2日の検査入院でした。夜入院して朝には退院しました。

入院した部屋は、本来差額ベッド料のかかる個室のようでしたが、差額ベッド代は請求されませんでした。

本来差額ベットの代金がかかる部屋に入院したわけですから、確かに快適だったはずです。

しかし、体中に検査機器をつけて横たわっているので、差額ベッドの良さなど実感できませんでした。

大部屋でも耳栓があればそこそこ快適


2回目は盲腸による救急患者でしたので、差額ベッドのお誘いなどありませんでした。大部屋に担ぎ込まれました。

最初の日は自分自身の虫垂炎の痛みがひどすぎて、周囲の環境は全く気になりませんでした。

次の日に手術を受けたのですが、今度は手術の傷口の痛みがかなりあったので、やはり周囲は気になりませんでした。

3日目には傷口の痛みが少し治まってきて、それとともに多少周囲のことも気になり始めました。

確かに周りの患者さんの中には、いびきが大きい人、咳き込む人、おならをする人がいらっしゃいます。

私もそれらの音が多少気になるようになりました 。

ここで私が取った作戦が、ノートパソコンとWi-Fiルーター、それから耳栓を準備することでした。

日中はなるべく大部屋を出て待合室等に出かけ、そこでノートパソコンとWi-Fiルーターを使って、ネット閲覧やブログ書きなどをするようにしました。

余談ですが、その時書いたエントリがその年一番のはてぶを獲得しました。

多分お腹が痛くてみんなの癇に障ることを書いてしまったのでしょう。(笑)

少々脱線しました。

残った問題は回診時間や就寝時刻後などです。大部屋を出るわけにいきません。

そこで、大部屋では、ほぼ耳栓をして寝て過ごしました。

いびきや咳やおならは耳栓をしていれば全く気になりませんでしたし、眠ってしまえばこっちのもの。

この過ごし方で大部屋生活でも特にストレスは感じませんでした。

差額ベッドはなるべく利用しないようにしたい

医療保険に入るかどうかを検討するには、差額ベッドを使うかどうかを決めなければいけません。

差額ベッドを使うかどうかは人それぞれと言うしかありませんが、私としては使わない方向で検討することをお勧めします。

差額ベッドは、個室から4人部屋まで環境的にもピンキリ、料金水準的にも当然ピンキリです。

そのため、差額ベッドを使うことにすると、入院した場合の資金計画がとても立てにくいんです。

差額ベットを使う前提で医療保険に加入されている方は、その前提を差額ベッドを使わない方向に変えて、今一度医療保険を見直してみてはいかがでしょうか。

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