月間所得30万円の自営業者にも一般的な医療保険はほぼ要らない~入院ダメージも試算してみました

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妻は公務員で自分は自営業の@web_shufuです。

先日は、サラリーマンにとって、一般的な医療保険(一入院支払限度日数が60日のもの)が必要かどうか考えました。

今回は、自分のような自営業者が医療保険に入る必要があるかどうかを考えてみました。

保険のプロ
自営業者には傷病手当金がないから、医療保険に入った方がいい。

と言う方もいますが、我が家で出した結論は

ウェブシュフ
自営業者でも一般的な医療保険の必要性はあまり高くないですね。

です。


60日の入院で家計が受ける金銭的な打撃の内訳

一入院支払限度日数60日の医療保険の必要性を判断するなら、60日の入院で家計が受ける打撃がどれくらいの金額になるかを計算する必要があります。

その結果、入院で家計が破滅する可能性があるなら「一般的な医療保険」への加入を検討すべきで、その可能性がないなら「一般的な医療保険」は不要です。

①医療費

自営業者にも高額療養費制度はあります。

しかしサラリーマンの場合と違って付加給付はありません。

月間の事業所得が30万円の自営業者の場合、一カ月の医療費自己負担額の上限は約9万円になります。

区分 年間所得 自己負担限度額
901万円超 約26万円
年間所得600万~901万円 約17万円
年間所得210万~600万円 約9万円
210万円以下 約57,600円
住民税非課税 約35,400円

60日間(足掛け3か月)入院した場合、医療費自己負担額の上限は約9万円×3=約27万円となりますね。

付加給付に恵まれた一部サラリーマンのように、60日間(足掛け3か月)入院した場合の医療費の上限が数万円程度で済むということはありません。

②入院中の食費

入院中の食費は、サラリーマンと変わりありません。

病院食は2018年以降は一食当たり460円ですから、60日間の入院中にかかる食費は460円×3食×60日=82,800円となります。

③差額ベッド料金

差額ベッド代は自ら希望しない限り支払う必要はありません。

入院による家計へのダメージを計算する際は、差額ベッドはもちろん、保険証が効かないサービスは一切受けない前提で計算します。

④60日入院した時の収入減

自営業者とサラリーマンを比較して、最も違いが大きいのが入院による収入減です。

サラリーマンには傷病手当金が出るので、60日間の入院中も普段の2/3に当たる収入が確保されます。

しかし自営業者には傷病手当金がありません。

そのため、自営業者が入院した時の収入減は、一般にはサラリーマンより大きいです。

入院中に仕事が全くできない場合は、一切の収入を失うので、入院による収入減は月収2か月分となります。

月収30万円の自営業者が60日間(2か月)の入院中に一切の収入を失うなら、入院による収入減は60万円となります。

ウェブシュフ妻
それは結構痛いわね。

しかし、事業内容によっては、入院中も仕事をすることができます。

もし入院中も通常と同じように仕事ができれば、短期入院による収入減は0円となります。

かく言う私も個人事業主です。ウェブサイトの運営が主な事業内容ですので入院中も仕事が可能です。

2016年2月に盲腸で入院し、差額ベッドを拒否して大部屋に入ったのですが、入院中もPCを使って仕事をすることが出来ました。

私の場合は入院してもほとんど収入が減りませんでした。

⑤自営業者が60日入院した時の支出減

サラリーマンが60日間入院した場合と同様、自営業者が入院した場合も、入院で8万円程度は支出減が計算できます。

  • お小遣いが月2万円
  • ガソリン代が月1万円
  • 家での食費が月1万円

…という自営業者が60日(2か月)入院すると、(2+1+1)×2=8万円の支出がカットできます。

自営業者が60日入院した時の家計への打撃は約27万円~約87万円

月間所得が30万円の自営業者が60日間入院した時の家計への打撃は、以下の通りです(単位万円)。

費目 仕事可能 仕事不可
+①入院中の医療費 27 27
+②入院中の食費 8.24 8.24
+③差額ベッド 0 0
+④収入減少 0 60
-⑤入院による支出減 8 8
入院による打撃 27.24 87.24

入院によるダメージは、入院中も普段通り仕事が可能な場合は約27万円、入院中に全く仕事ができない場合は約87万円です。

2つの両極端な場合について計算しましたから、実際に入院した時のダメージは、両者の間のどこかに落ち着くことになるでしょう。

いずれにしても60日間の入院による家計へのダメージは100万円未満です。

一般には貯蓄で何とかできるレベルですね。

自営業でも一般的な医療保険が必要な方はあまりいない

保険を売る方の中には、

保険のプロ
自営業者には傷病手当金がないから、医療保険に入った方がいい。

という方もいますがこの言葉は鵜呑みにしてはいけません。

保険が必要かどうかは、あくまで自分が入院した場合シミュレーションに基づいて判断するべきです。

一般的な医療保険が補償してくれる程度の短期入院なら、人並みに貯蓄があれば大した打撃ではありません。

長期入院に備えて保険に入りたいところですが、長期入院を満足に保障する医療保険は残念ながら見当たりません。

ウェブシュフ
医療保険は原則として入らない。

と考えるくらいでちょうどいいです。

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