医療保険って本当に必要ですか? 我が家は「良い医療保険が無いので今は不要」と考えています。

更新

2016-09-16-%e4%bf%9d%e9%99%ba%e4%b8%8d%e8%a6%81%e8%ab%96

医療保険について考えるなら、まずは「自分にとって医療保険が必要なのか不要なのか」を判断しなければなりません。

医療保険の選び方について調べたり、医療保険ランキングを見たりするのは、その後の話です。

我が家では「長期入院や先進医療を十分に補償してくれる医療保険が欲しいけど、良いものがないので、今のところ我が家に医療保険は不要。」という結論を出しました。

常に「良い医療保険は無いのかな?」とは思っていますが…

我が家の結論は絶対的な正解ではありませんが、皆さんが医療保険に対して後悔のない決断をする助けになれば幸いです。

※当サイトで単に「医療保険」という場合は、民間保険会社の医療保険を指します。健康保険などの公営の医療保険については「公的医療保険」と呼ぶことにします。

長期入院や先進医療を考慮しなければ、一般的な医療保険は必要ない

医療保険の保障の代表的なものは入院給付金です。1入院あたりの支払限度日数が60日となっているものが一般的ですよね。

そこで、私や妻が入院した場合のシミュレーションを行って、入院給付金の一入院支払限度日数が60日である一般的な医療保険の必要性を考えました。

まずは妻が公務員(公立学校教師)で夫が主夫(自営業)という我が家の状況に合わせてシミュレーションしてみました。

シミュレーションの結果

ウェブシュフ妻
保険診療しか受けないなら我が家には医療保険はいらないね。

と結論が出ました。

しかしこの状況はずっと続くわけではありません。今の状況だけを想定して医療保険が必要かどうかを決めるわけには行きません。

我が家の今後に関係ありそうなケースについても、医療保険の必要性を考えてみました。

その他、我が家に生じる可能性の薄そうなケースについても考えてみました。

結局、入院給付金の一入院支払限度日数が60日である一般的な医療保険に対する我が家のスタンスは、

ウェブシュフ
保険診療しか受けないなら医療保険はいらない。

というところに落ち着きました。

その理由は以下の3つです。

  • 保険診療しか受けないなら、医療費の自己負担はさほど大きくない
  • 医療保険は入院時に頼りにならない
  • そもそも保険に入ると大損する

一つずつ見ていきましょう。

医療費の自己負担はさほど大きくない

民間保険会社の医療保険は、健康保険などの公的医療保険の保障では足りない部分を補うものです。

民間の医療保険への加入を検討するなら、公的医療保険の保障内容を頭に入れておかなければなりません。

公的医療保険の保障内容についてはかなり調べました。

その結果、保険診療しか受けない場合、医療費の自己負担はさほど大きく膨らまないことが分かりました。

特に高額療養費制度のおかげで自己負担はとても少なくて済む

健康保険や国民健康保険の保障内容で特に重要なのが高額療養費制度です。

医療費の自己負担額が際限なく膨らまないようにしてくれるありがたい制度です。

この制度があるため、日本国民である限り、民間保険会社の医療保険に入る必要性は大幅に下がります。

特に、公務員や恵まれたサラリーマンの場合、医療保険に入ると大損するといっても過言ではありません。

残念ながら高額療養費制度は自己負担額の上限を引き上げる方向で改正されますが、それでもまだまだ十分にパワフルです。

医療保険の検討は、健康保険などの公的医療保険や福利厚生についてよく調べてから

高額療養費をはじめ、健康保険などの公的医療保険の保障は、職業や勤務先によって大きく異なります。

勤務先によっては、勤務先・職場の互助会・労働組合などが、福利厚生として上乗せ保障をしてくれる場合があります。

医療保険を検討するなら

ウェブシュフ
公的医療保険や福利厚生からの保障が自分の場合にはどうなっているのか。

ということをよく調べないといけません。

保険相談サービス等でプロのアドバイスを受けるのもいいかもしれませんね。

そもそも保険に入ると大損する

医療保険に限りませんが、そもそも保険というものは、加入者全体としては大損するようになっています。

我が家としては、医療費の自己負担はさほど大きくないし、医療保険は入院時に頼りにならないから、医療保険は不要だと判断しています。

わざわざ大損をしてまで医療保険に加入する必要はないわけです。

老後の医療費が心配で終身医療保険に加入すると、さらに大損するかも‥

医療保険加入による損失は、終身医療保険に加入した場合、特に大きくなります。

終身医療保険は一生涯保障が続くので魅力的かもしれませんが、その裏側にはデメリットがあります。

長期入院を十分に保障するような医療保険が登場して、我が家が医療保険を利用することになるなら、終身タイプではなく定期タイプにすると決めています。

3年以上の長期入院を十分に保障してくれる医療保険はない

医療保険は入院医療費に備えるための保険です。

医療保険の必要性を検討するなら、入院費用について知らないと始まりません。いろいろ調べました。

入院に関して調べるうちに、

ウェブシュフ
何年も入院したらさすがに医療費が心配だ。

ウェブシュフ妻
長期入院を保障してくれる医療保険があればいいなあ

と夫婦して思いましたが、3年を超える長期入院を保障してくれる医療保険は、どこを探してもありませんでした。

一入院支払限度日数のせいで、医療保険は長期入院をほとんど補償してくれない

医療保険の入院給付金には、一入院支払限度日数という給付制限の仕組みがあります。これがくせ者なんです。

長期入院や入退院の繰り返しを余儀なくされて本当に助けてほしいときには、医療保険は助けてくれないようになっています。

我が家としては、3年以上の長期入院をしっかり保障してくれる医療保険があるのなら、是非とも加入したいのです。

しかし、今はそのような医療保険がありません。

だから我が家は「医療保険は不要」と判断しているのです。

長期入院をしっかり保障してくれる医療保険の登場を望みます。

医療保険は差額ベッドの対策としても不十分

さて、入院すると心配なのが、差額ベッドです。

差額ベッドへの対処で入院費用が大きく違ってきます。

差額ベッド料金は病院ごとに水準が違いすぎます。

医療保険に入っていても、差額ベッド代を賄えるとは限りません。

我が家では、医療保険で差額ベッドに備えるようなことはせず、いっそのこと差額ベッドを利用しないことにしました。

差額ベッドの利用を勧められても断固拒否です。

先進医療が高額化した場合に十分な補償を提供してくれる医療保険もない

我が家は、家族が難病にかかった時には、先進医療を使いたいと考えています。先進医療に対する補償が手厚い医療保険があれば、是非とも入りたいです。

先進医療の費用は全額自己負担ですが、今のところ、最も高額な治療でも約300万円で済みます。これなら自己負担でも対応可能で医療保険はいりません。

しかし、 先進医療費が高額化すると、保険で備える必要性は高まります。

保険診療の対象となっている医療の中にも、一月の医療費が1億円を超えているものがあるのです。

1カ月で1億円を超えた治療も2件あった。(医療費月1000万円以上、最多 1人あたり、昨年度484件 :日本経済新聞

これが先進医療であったなら全額自己負担です。我が家の経済状況でこんな出費を強いられると確実に破たんします。

我が家は、このような事態に備えられる医療保険を求めているのですが、今のところどこを見回しても存在しません。

このような葛藤は、以下の2記事によくまとまっています。

その他、医療保険について調べたことのまとめ

その他、医療保険の加入を検討するにあたっては、いろいろと調べました。皆さんが医療保険について検討する一助になれば幸いです。

我が家は、けがや病気に対して、就業不能保険で備えています。

我が家は、十分に魅力的な医療保険がないので、今のところ医療保険への加入を見送っています。

では、けがや病気に備えるための保険に全く加入していないのかというと、そんなことはありません。

就業不能保険に加入しています。

現役世代が入院することによる家計へのダメージの大半は、医療費によるものではなく、働けないことによる収入減によるものです。

我が家のような現役世代がけがや病気に備えるなら、医療保険ではなく就業不能保険が適していると思います。