ネットで信頼性の高い医療情報を効率よく検索する方法

更新

2016-11-04_credible

大手企業運営のメディアが信頼性の低い医療情報を濫発し始めたことがきっかけになり、

正確な医療情報をどのようにして検索するか

がネット上で話題になっています。

当サイトは老後準備をテーマにしていますので、医療情報とも無縁ではありません。

最近は医療保険について書くことが多いですが、リスクマネジメントとしては、病気になった後の資金手当の手段に過ぎない保険の話をする前に、病気が重くならないよう予防することが大事です。

その観点からすれば、ネット上でなるべく正確な医療情報を得ることは、医療保険についてあれこれ研究するよりよほど大事かもしれません。

そこで、

ウェブシュフ
正確で信頼度の高い医療情報を効率よく検索するにはどうしたらいいか

について書くことにしました。皆様の参考になれば幸いです。

「インターネット上の医療情報の利用の手引き」の指針は正論だけど素人が実行するのは困難

上記の朽木さんの記事でも引用されていますが、正確な医療情報を上手に利用するためには、特定非営利活動法人日本インターネット医療協議会(JIMA)のインターネット上の医療情報の利用の手引きがとても役立ちます。

ここにはインターネット上の医療情報の利用について10の指針が示されています。

  1. 情報提供の主体が明確なサイトの情報を利用する
  2. 営利性のない情報を利用する
  3. 客観的な裏付けがある科学的な情報を利用する
  4. 公共の医療機関、公的研究機関により提供される医療情報を主に利用する
  5. 常に新しい情報を利用する
  6. 複数の情報源を比較検討する
  7. 情報の利用は自己責任が原則
  8. 疑問があれば、専門家のアドバイスを求める
  9. 情報利用の結果を冷静に評価する
  10. トラブルに遭った時は、専門家に相談する

これらの指針は医療に限らず広くネット上で情報を検索する際に応用できる素晴らしいものです。

しかし、私のようなド文系の医療素人にとって、これらの指針を全て守るのは結構ハードルが高いです…。

素人は公共の医療機関や公的研究機関に限定した検索をするといい

そこで面倒くさがりの私は、「10個の指針のうち 4 さえ守れば、1、2、3、6、8、9、10 の全てを公共の医療機関や公的研究機関にやってもらえた形になるのではないか」と考えました。。

自分が素人であることを自覚して、複数の専門家によって厳しくふるいに掛けられた情報だけを利用するわけです。

自分では5、7 だけを心がければ、先程の10の指針を守ったことになるという算段です。

言い換えると、

ウェブシュフ
自己責任で公共の医療機関・公的研究機関の発信した情報に限って検索を行い、その中で複数の情報源を比較して常に新しい情報を利用することを心がける。

ということになります。

大学、政府、地方自治体、医療法人のドメインには特徴がある

公共の医療機関や公的研究機関の発信者情報に限って検索を行うにはドメインについて検索するといいです。

実は、大学、政府、地方自治体、医療法人のドメインには特徴があるんです。

ドメイン名の種類 – JPNICの「JPドメイン名の分類」によると、.jp ドメインには、次のような属性ドメイン(組織の種別ごとに区別されたドメイン名)が用意されています。

  • ac.jp…日本の大学など
  • go.jp…日本政府など
  • lg.jp…日本の地方自治体など
  • or.jp…医療法人などの一部法人。会社は使えないが宗教法人は使える…

ただ、 ac.jpは日本の大学しか使えませんが、逆に日本の大学は ac.jpしか使ってはいけないというものではありません。

そのため、大学の運営するサイトでも、.comなどac.jp以外のドメインで運営されるサイトもあります。

google検索で検索演算子site: を使うとドメイン指定検索ができる

公共の医療機関や公的研究機関の発信した情報に限定して検索をすると言っても

ウェブシュフ妻
実際どうすればいいの?

と思われる方も多いと思います。

確かに、公共の医療機関や公的研究機関の発信した情報を全て拾い上げるのは難しいです。

しかし、全てではなく、大部分を拾うことはさほど難しくありません。

google 先生が便利な検索コマンドを用意しているんです(^^♪

それが、site: 検索です。

site: 特定のサイトまたはドメインの結果を取得します。 例: オリンピック site:nbc.com、オリンピック site:.gov(検索演算子 – ウェブ検索 ヘルプ

通常の検索キーワードの後ろに「site:○○」と付け足すと、ドメインを限定した検索が可能なのです。

  • site:ac.jp…日本の大学が運営するサイトに限定した検索
  • site:go.jp…日本政府が運営するサイトに限定した検索
  • site:lg.jp…日本の地方自治体が運営するサイトに限定した検索
  • site:or.jp…医療法人などの法人(会社は co.jp)が運営するサイトに限定した検索

大学、政府、地方自治体、医療法人の運営するサイトであっても、.comなど一般的なドメインで運営されるものもあります。

そのため、site: 検索で信頼性の高い情報のすべてを拾い上げることはできませんが、ノイズはかなり排除できると思います。

実際の検索結果をご覧ください。

大腸がんの初期症状について検索してみましたが、一般のグーグル検索に比べれば余計な情報は排除されていると思います。

調べたい医療情報があるときに、上記4つの検索を行えば、信頼度の高い情報にある程度限定して検索することができます。

しかし調べたい医療情報があるときにサイト検索を4回も繰り返すのはめんどくさいですよね。

検索演算子ORの利用でさらに便利に

ここで使えるのが google 先生が用意してくれている別の検索演算子 OR です。「または」という意味になります。

私は、検索を1回で終わらせるべく、ORを使って次のような検索コマンドを作って利用しています。

(site:go.jp OR site:ac.jp OR site:lg.jp OR site:or.jp) – Google 検索

意味は「site:go.jp または site:ac.jp または site:lg.jp または site:or.jp」すなわち、政府または大学又は地方自治体または医療法人などの法人が運営するサイトに限定して検索するという意味になります

(site:go.jp OR site:ac.jp OR site:lg.jp OR site:or.jp) と()を付けているのは見やすくするためです。括弧がなくても動きます。実際の検索結果がこちらです。

大腸がん 初期症状 (site:go.jp OR site:ac.jp OR site:lg.jp OR site:or.jp) – Google 検索

ただ、気を付けなければいけないこともあります。それは、or.jp ドメインに関しては、医療法人以外の法人も混じっているということです。

医療に関しては信頼度が低い法人もありますのでそこは慎重に判断しましょう。

その他医学を修めた人が「役立つ」と言っているサイト

キーワードに(site:go.jp OR site:ac.jp OR site:lg.jp OR site:or.jp)を付けた検索では検索結果から漏れてしまうサイトにも、役立つサイトはあります。

その中で、医学を修めた人が「役立つ」と言っているものを、列記します。

現役内科医の方のブログ病気や治療の信憑性の高い情報をインターネットで検索する方法をまとめてみたによると、

冒頭で紹介した朽木さんの記事からは

マネーメディアも役立つと思う

あと、医療素人の私の感想にとどまりますが、マネーメディアは医療情報の検索にも役立ちます。

キーワードに (site:nikkeibp.co.jp OR site:nikkei.com OR site:diamond.jp OR site:toyokeizai.net OR site:president.jp )を付けた検索を行うと、以下のメディアに限定した検索を行うことが可能です。

  • 日経運営の諸メディア
  • 週刊ダイヤモンド
  • 東洋経済
  • プレジデント

参考になれば幸いです。

とは言え、検索するより、医師に診断してもらうべき

医療情報についてはネットで検索をするより大事なことがあります。

医療についてはネットで検索するよりも早くお医者さんと話をした方がいいです 。当たり前のことですが。先ほど挙げた10の指針の中にも「専門家」が2回出てきましたよね。

他のことならともかく、医療情報については、自分の体の現状を把握するには、お医者さんに診てもらう以外に方法がありません。

自分の体の状態を頭に入れずにネットで検索した情報を眺めても、それが役に立つかどうかすらわからないわけです。

検索はほどほどにして、気になることがあったら早くお医者さんに話さないといけません。

それも一人だけではなく重要なことではあればセカンドオピニオンももらうことが大事です。

実は、かくいうわたし自身が、失敗したことがあるのです。

ネット検索に基づく自己判断で、腹痛時に様子見を決め込んでいたら、それが実は虫垂炎で、様子見しているうちに内服薬で治療できる段階ではなくなっていたんです。

自分の状態を診断できないできない素人がネット上の情報で判断するよりも、専門家に病状をしっかり把握してもらった上で判断してもらう方が、いい方向に運ぶのは当然ですよね 。

検索はほどほどにして、早目に医師のアドバイスを仰ぐのが王道だと思います。

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