浜松日体高校バレー部顧問体罰事件の個人的まとめ

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桜宮高校バスケ部と浜松日体高校バレー部などで起きた体罰が話題になっています。いつも通り色々な識者が色々な持論を展開するのですがずれた話が多いです。それで個人的にまとめてみました。

体罰=犯罪

今年最も話題になっている体罰事件といえば桜宮高校の事件でしょう。

体罰は暴行・傷害・強要のどれかの罪に該当することがほとんどです。

文部省でも体罰は違法だとしつこく通達を出しています。

桜宮高校のバスケ部元顧問は暴行・傷害で起訴されています。

犯罪なのに起訴されない体罰

ところが、桜宮高校の事例のように体罰で起訴されるケースはこれまで稀でした。

その理由は元顧問体罰「起訴」、迷う検察幹部を絶句させた“ビデオの中身”- MSN産経westに書かれています。

起訴が回避される傾向が強い背景には、「教育現場に捜査当局が介入するのは好ましくない。刑罰は最後の手段であるべきだ」(検察幹部)という考えがある。さらに、けがを負った生徒や保護者側が処罰を望まないことも多いという。

わたしは、教育現場だからこそ、暴力には公権力の介入が必要だと思いますがねえ…。

ただとにかくこれまでは体罰が露見しても見逃されることが多かったのです。

以前の未成年の飲酒に対する扱いと似てます。

いくら体罰が犯罪だといっても、露見した時に見逃されるのでは、罪の意識など持てません。

体罰頻発の理由は罪の意識の欠如

罪の意識とか良心の呵責がないので、体罰はごく普通の指導法としてまかり通ってしまいます。

先ほど引用した参詣の記事にて、弁護士の辻口先生が体罰防止について核心を突いたコメントをしています。

公開の法廷で経緯や背景が明らかになれば、体罰撲滅に向けて非常に意義がある」と評価したのは、柔道女子日本代表の暴力指導問題で、告発した選手の代理人を務めた辻口信良弁護士(大阪弁護士会)。

辻口氏は、体罰の構図は柔道の問題でも同じで「体罰をする側に悪いことをしているという自覚がないことが一番の問題点」と指摘。「これを機に、暴力をふるえば罰を受けるということが周知され、指導者の意識も変わるのではないか」と期待する。

きっちり罰することが一番の対策

そういうわけで、体罰画明るみに出たなら必ず刑事事件として処理される、というムードを作ることが必要です。

本来なら間近で見ている生徒に通報して欲しいところですが、

弱い立場の彼らにそこまで要求するのは酷です。

まずは明るみに出ている体罰事件だけでも機械的に刑事処分するべきだと思います。

浜松日体の件は?

まず体罰動画

もうこれだけで立派な暴行じゃないですか。

当然責任者の校長先生は断腸の思いで顧問教師を告発してるのかと思いきや…

告発などはさらさら考えていないようです。

再発防止をするなら告発して「体罰は犯罪だ」という罪の意識を植え付けなければならないはずですが。

校長だけではなく関係者の中にも顧問をかばいたくて仕方がない人がいます。

気持ちは分かるけど「あかんもんはあかん」と思います。顧問をかばう関係者は犯罪者をかくまっているのと同じです。

警察の出番です。

学校関係者は基本的にこの事件を穏便に済まそうとしている感じです。告発する雰囲気がありません。

でも、「暴力などあってはならない教育現場で体罰が起こっている」という明白な証拠動画がある現状は、告発が無くても警察が捜査しないといけないレベルじゃないでしょうか。

体罰の効率を論じるのはずれている

ところで、体罰の問題が出たときに@web_shufuがいつも辟易するのは、体罰肯定論者に対して「体罰は効率が悪い」ことを説得しようとする人が多いことです。

はっきり言って大いなるムダです。

最近もお一方この問題を取り上げていらっしゃいました。

大変いい記事かと思いますが、ビジュアル的にも文体的にも、もう少し読みやすいと有り難いです。

体罰の効率は科学的に図れない

まず、人間を対象に体罰の効果を客観的・科学的に検証するための方法がありません。

つまり、競技力向上に対する体罰の効率を論じても、それは個人の主観を披露するだけとなり、いつまでも科学的な結論は出ません。

そういうわけで、体罰肯定派の人に対して、体罰が効率ではないことを証明しようとしてもムダです。

効率抜きで違法だからダメ

体罰を行うことは、覚せい剤を打つことと同様、違法行為です。

覚せい剤は集中力を高めることや疲労回復に効果があるという証言は山ほどありますが、いくら効能があったって覚せい剤に手を出すことは駄目です。

違法なんですから。

体罰も同じです。仮にいくら効能があったとしても手を出すのは違法です。

したがって体罰の効能を検証すること自体がムダな作業です。

違法性を知らしめることが体罰根絶への道

そういうわけで体罰を根絶するには「違法だからダメ」を徹底する必要があります。

そういう意味で、今回の浜松日体高校のバレー部顧問教師は、何らかの刑事罰の対象となるべく起訴されるべきだと思います。

全国津々浦々の体罰肯定派のスポーツ指導者や教師たちに対する「一罰百戒」的な効果が期待できると思います。

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