賃貸アパートへの引越し初期費用の内訳・相場・目安を知って、安く抑える

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2014-05-07_1000アパートやマンションへの引越し時の初期費用は、一般に家賃の6か月分程度が相場と言われます。しかし実際はもっと必要です。どうしてそんなに必要なのか、その内訳を見つつ、安く抑える方法を紹介します。

初期費用の内訳はどうなってるの?

初期費用を安く抑える方法を考える前に、初期費用にどんなものがあるか見てみましょう。初期費用は大きく分けて以下の3つです。

  • アパートの賃貸契約支出
  • 引越し業者への支払
  • 家具・家電購入費用

アパートの賃貸契約支出

アパートやマンションなど民間の不動産の賃貸借契約をするときに必要な支出の内訳は、

です。これらを合計すると賃貸契約の初期費用は家賃半年分程度必要となります。一つずつ詳しく見ていきましょう。

敷金・礼金・仲介手数料

まず必要なのが、敷金・礼金・仲介手数料です。

国土交通省の平成27年度住宅市場動向調査のデータに基づいて、敷金・礼金・仲介手数料がそれぞれ家賃の何か月分に相当するかの全国平均値を算出すると、以下のようになります。

年度 敷金 礼金 仲介手数料 合計
H25 1.13 0.64 0.46 2.23
H26 1.04 0.55 0.49 2.08
H27 0.99 0.58 0.47 2.05

敷金・礼金・仲介手数料はいずれも減少傾向ですが、それでもあわせて家賃の2ヵ月分はかかるのが平均的です。

私が今のアパート(家賃6万円/月)に入居したときは以下の通りでした。

内訳 金額(家賃比)
敷金 60,000円
(家賃1月分)
礼金 60,000円
(家賃1月分)
仲介手数料 30,000円
(家賃0.5月分)
合計 150,000円
(家賃2.5月分)

保証料・消毒料・鍵交換料・火災保険料

火災保険はどうあっても必須ですが、大家さんや不動産業者に勧められるままに入るのではなく、自分でリーズナブルなものを探せば、保険料は大幅に下がります。最近は保証人を立てた上でさらに保証会社の利用をも強制されることが多いです。以下私の場合ですが

内訳 金額
保証会社への保証料 40,000円
消毒・クリーニング料 16,000円
入居サービス 16,000円
鍵交換代 8,000円
火災保険 46,830円
合計 126,830円
(家賃2.1月分)

入居後1~2ヶ月分の前家賃・共益費等

家賃や共益費などの毎月の支払いについても契約時に支払いが求められます。いわゆる前家賃です。

引き落とし手続きに時間がかかるなどの理由で2か月分の前払いを求められることも多いのではないでしょうか。以下私の場合です。

内訳 金額
前家賃(初月分) 60,000円
前家賃(2ヶ月目分) 60,000円
共益費(初月分) 3,000円
共益費(2ヶ月目分) 3,000円
町会費等(初月分) 1,000円
町会費等(2ヶ月目分) 1,000円
合計 128,000円
(家賃2.13月分)

賃貸契約の初期費用は家賃半年分程度必要

自分が今のアパートに入居したとき、賃貸契約絡みの初期費用は、結局404,830円(家賃6.73月分)かかりました。

やはり賃貸契約関係の初期費用は、最低でも家賃6か月分くらいは見ておいたほうがいいと思います。

引越し業者への支払

引越し業者への支払いは基本的に新居への入居日です。これも引越し初期費用に含まれます。

引越し見積サイトのSUUMOによると、近距離の引越し料金の相場は、概ね以下のような感じです。

世帯人数 料金
単身 40,000円
夫婦2人 70,000円
夫婦2人子供2人 120,000円

うちの場合は、夫婦二人とも実家から今のアパートに越して、新婚生活を始めました。確かに二人合わせて約10万円の引越し代がかかりました。

家具・家電など家財の購入・買い替え費用

引越しを機に家具や電化製品を買い換えたり新規購入する場合は、その出費も引越し時期に重なります。これも引越し初期費用に含まれます。

学生さんが実家から出てはじめて一人暮らしをする場合は、100,000円から200,000円ほどかかります。

結婚や同棲などで二人暮らしをはじめる場合は、一人暮らしのときの倍程度、300,000円から500,000円くらい見ておいたほうがいいです。

ちなみに、結婚を機に今のアパートに入居したウチの場合、家具・家電購入費用は

品目 金額(円・約) コメント
洗濯機 70,000円 二人分だとこれくらいは必要
炊飯器 20,000円 五合炊き。来客等に備えて。
電子レンジ 70,000円 炊事を楽にするため思い切った。
トースター 5,000円 特にコメントなし
食器乾燥機 5,000円 特にコメントなし
テレビ 40,000円 これは安かった。
エアコン 50,000円 備付けはLDKのみ。寝室用として
コタツ 0 独身時代愛用品流用。
PC 0 同上
事務机 0 同上
食器棚 0 妹の嫁ぎ先からゲット
食卓・イス 0 同上
レンジ台 0 同上
食器類 0 実家からもゲット。
布団 10,000円 特にコメントなし
合計 270,000円 かなり節約してこの金額かよ…

値が張りそうな食器棚・食卓をもらい物で済ましても30万円程度かかりました。

初期費用の相場・目安は?

このように見てみると、引越し時の初期費用は、家賃6ヵ月分では済まないことが分かります。

場合によっては家賃1年分程度は覚悟しないといけません。

一人暮らしを始める場合は50万円

実家から出てはじめて家賃5万円の部屋で一人暮らしをする場合、初期費用の予算は全てあわせて50万円前後と考えておくのが無難です。

既にひとり暮らしをしている場合は、家財の買い替え費用はかなり抑えることが出来ますが、それでも初期費用は30万円程度必要です。

結婚や同棲などで二人暮らしを始める場合は100万円

結婚を機に家賃6万円の部屋で二人暮らしを始めたウチの場合、初期費用は

種類 金額(約)
賃貸契約時の支払 413,000円
引越し業者への支払 100,000円
家具・家電類購入 270,000円
合計 約80万円

ウチの場合は食器棚や食卓をもらい物で済ましたのにこの金額。

普通に購入していれば100万円かかるところです。結構きついです。

初期費用を削減するにはどうすればいいの?

ここからいよいよ初期費用を削減していきます。

賃貸契約支出を減らす

まず賃貸契約絡みの支出を減らしましょう。そのための方法として

などが考えられます。以下一つずつ見ていきましょう。

敷金ゼロ・礼金ゼロ・仲介手数料ゼロなどの物件を探す

初期費用減額の第一歩は、最初から敷金・礼金・仲介手数料などが小額な物件を探すことです。

一般の賃貸検索サイトで「敷金・礼金・仲介手数料がゼロ」という条件で検索するのもいいです。

公営住宅やUR賃貸なども見逃せません。

フリーレント物件を探す

フリーレント物件に入居すれば、最初の何か月分かは家賃がただになるので初期費用を抑えることが出来ます。

詳細は下記ページで。

カードで分割ローン・後払いにする

敷金礼金などの賃貸契約に伴う支出は、契約時に支払わなければならないことが多いです。しかし、カード払いが出来る賃貸物件なら、分割・ローン・後払いにすることが出来ます。

そういう賃貸物件を探すのに便利なのが「クレジットカードで支払い可能な物件特集|賃貸・住宅情報ホームアドパーク」です。

  • クレジットカードで支払い可能な物件特集
  • 敷金礼金なしの賃貸物件特集
  • 礼金ゼロの賃貸物件特集

があって初期費用を何とかしたい人のニーズに応えてくれる賃貸物件検索サイトです。

カード払い可の物件については、下記サイトでも探しやすくなっています。

カード払いはポイントがつくのでうれしいですが、借金は借金なのでその点は注意が必要です。

値下げ交渉で礼金を下げる

値下げ交渉は意外な盲点です。面倒くさがったり最初から諦めたりして、交渉を持ちかけない人が多いですがそれはもったいないです。

大家さんからすれば敷金・礼金のうち妥協しやすいのは礼金。借りるほうも初期費用を高くするうえ、返ってくることがない礼金は減らしたいところ。

数万円程度の交渉は思い切ってやってみる価値ありです。

しかし、敷金・家賃・仲介手数料の減額は厳しいです。

敷金は大家さんにとって保険のようなものなので妥協しにくいです。

他の入居者とのバランスを気にする大家さんにとっては、家賃も妥協しにくいです。

仲介手数料の減額交渉は、目の前にいる仲介不動産会社の収入を減らせという話なので、とてもやりにくいです。

そういうわけで、礼金だけにターゲットを絞って数万円程度の減額交渉をしてみましょう。

キャッシュバック賃貸を使う

「キャッシュバック賃貸」という不動産物件情報サイトでお部屋の契約まで行くと、必ず1万円以上のキャッシュバックがあります。

キャッシュバックの原資は、「キャッシュバック賃貸」が各不動産会社から受け取る広告費で、賃料や礼金等が高い物件ほどキャッシュバックが高くなる傾向があります。

ワケあり物件に住む

前に住んでいた人が部屋で自殺していたって気にしない、そんな勇気あるあなたにオススメなのが、ワケあり物件をあえて探す方法です。

敷金・礼金・仲介手数料などの初期費用だけでなく、家賃も安くなりますよ。

私には無理ですが。

引越し業者への支払を抑える

初期費用を抑えるためには引越し作業そのものにかかるコストを削減することも大事です。

荷量を減らす

引越し作業の料金は荷量に比例する部分があるので荷量を減らすのは効果的です。

引越し時期をずらす

可能であれば繁忙期といわれる3月と4月上旬は避けたほうがいいです。また、休日よりも平日が有利です。

相見積もりを取る

引越しに限らず作業などを外注するときには、相見積もりでコストを下げるのが当然です。

家具・家電の購入額を減らす

初期費用を引き下げるには、新居に引っ越すときに購入する家電や家具をなるべく少なくするのも有効です。

最初は「冷蔵庫」「洗濯機」「電子レンジ」「寝具」「カーテン」だけでいいと思います。

残りは、財布と時間の余裕と相談しながら、少しずつそろえましょう。

家電は借りられる

ひとり暮らしを始めるときなど、必要な家電は全て買わなければいけないと思い込みがちですが、実はレンタルで調達可能です。

家具や家電のレンタルを行っている会社は沢山あります。

ひとり暮らしの期間が限られる場合などにはとても有効だと思いますよ。

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